マセラティ・ブーメラン

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マセラティ・ブーメラン
 
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ボディタイプ 2ドア クーペ
 
ハイブリッド
 
エンジン V8 4719cc 318hp/47kgm
 
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全長 4342mm
 
全幅 1860mm
 
全高 1070mm
 
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ホイールベース
 
車両重量 1400kg
 
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マセラティ・ブーメラン (Maserati Boomerang)は、マセラティ1971年トリノオートサロンで発表した、2ドアクーペのコンセプトカースタイリングジョルジェット・ジウジアーロで、シャーシをはじめとするメカニカルパートは、マセラティ・ボーラから流用された。

その名前は、オーストラリア先住民アボリジニの伝統的民具であるブーメランから付けられている。

目次

[編集] 解説

マセラティ・ブーメランは、ジウジアーロ(イタルデザイン社)が、2座ミッドシップクーペのエクスペリメンタルカーとして設計、製作したもの。1971年トリノショーで、モックアップが披露された。

1972年3月のジュネーブショーで、走行可能なプロトタイプとして、再度発表される。製作された台数は、このときの一台のみである。

ボディー製作はアルミパネルの手叩きでいかようにもなるが、実際にクルマとしての機能を満たすためには、きちんとしたシャーシが必要となる。そのため、フレームやパワートレイン、サスペンションなどの主要部品には、マセラティ・ボーラのものが流用された。この関係で、組み立ての実作業には、マセラティー側からメカニックが派遣された。レーシングカー譲りの4.7L、V8エンジンは、出力が310psまで高められた。1974年まで、パリロンドンバルセロナの各モーターショーをまわり、各地で衆目を釘付けにし、かつ、絶賛を受けた。

ブーメランはそのままスペインに残され、「黄金の三日月」と例えられるビーチを持つ、有数のリゾート地である、ベニドルム(Benidorm)のナイトクラブのオーナーに売却された。当時、カロッツェリアが、次の作品の制作費を得るためにショーカーを売却することは、まま見受けられた。

その後1980年にマセラティエンスージアストの手に渡り、慎重なレストレーションをうけ、1990年にパリで行われた、バガテル・コンクール・デレガンス(Bagatelle Concours d'Elégance)で再び衆目の前に姿を現した。そのコンクールで審査員を勤めていたジウジアーロ本人により、リアパネルの、本来ナンバープレートが付く位置にサインが書き入れられた。

約2万ポンドの費用と、18ヶ月の時間を費やし、機械部分と電装系のレストレーションが行われ、2003年初頭に完了した。

2005年2月、クリスティーズオークションに出品され、約1億840万円で落札された。

現在、ショーカー時代にフロントノーズに描かれていたイタルデザインのロゴと、フロントフードのトライデントは失われているが、ボディーとインテリアのカラーはオリジナル通りである。また、ナンバーを取得し、走行可能な状態にあり、各地のコンクールやイベントに参加する様子がメディアで報じられている。

[編集] 特徴

ブーメランには、スポーツカーに対する、ジウジアーロのアイデアが細部まで生かされており、強いウェッジシェイプ、どの角度から眺めても線が一点に集中するような鋭い輪郭、平面で構成された各面と窓、給排気の開口部の調和など、枚挙にいとまがない。また、サイドシル(車体すそ)に比べ、ショルダーが張り出した逆台形のプロポーションも、動感を増す効果を担っている。

平面ガラスを用いるアイディアは、同じくジウジアーロ(イタルデザイン)の作品である、ロータス・エスプリのシリーズ1、2やフィアット・パンダにも見られる。

さらに、ブーメランの最大の特徴となっているのは、すべてのメーターと、ライトコントロール、ターンシグナルのレバーをはじめとした主なスイッチが、ステアリングホイールの内側に集中配置されており、通常のインストゥルメントパネル(メーターナセル)を持たない点にある。中央にタコメーターを置き、その周囲の上半分には、左から燃料、油圧、水温、油温、電圧の小メーターがぐるりと囲み、下半分にはスイッチ類が並び、左右対称の美しさを見せる。このレイアウトのため、ダッシュボードはドライバーから遠く、ステアリングコラムは非常に太いものとなっている。やや近すぎるメーター盤面への目の焦点移動や、特殊なスポーク形状のステアリングホイールのため、停車中はステアリングのセンターが判りにくい(革の縫い目が一応の判断材料にはなるが)ことなど、取り扱いにはそれなりの習熟が必要と言われる。

[編集] スペック

  • エンジン形式 90° V型 8気筒 DOHC
  • 排気量 4719cc (チューニング以外はマセラティ・ボーラと共通)
  • 最大馬力 318 hp / 6000 rpm
  • 最大トルク 47 kg-m / 4200 rpm

この出力は、最高速度300 km / h を実現するためとアナウンスされたが、おそらくは設計値で、実際の最高速はボーラと同等か、多少勝る程度と推測される。

[編集] 関連項目


マセラティ S.p.A. ロードカータイムライン 1940-
タイプ 1940年代 1950年代 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
エントリー ビトゥルボシリーズ
4ドアGT ロイヤル
クアトロポルテ I II III IV V
GT A6 3500GT セブリング 228 ギブリII
ミストラル カリフ GT
5000GT ギブリ カムシン シャマル 3200GT クーペ
2+2 メキシコ キャラミ
インディ
ミッドシップ メラク
ボーラ
オーナー オルシ・ファミリー シトロエン P デ・トマソ FIAT フェラーリ FIAT
レーシングカー: 26M ・ 8C ・ V8RI ・ 6CM ・ 4CL/4CLT ・ 150S ・ ティーポ63 ・ ティーポ65 ・ 250F ・ 200S ・ 300S ・ 350S ・ 450S ・ ティーポ61(バードケージ) ・ ティーポ151 ・ ティーポ154 ・ MC12 GT1 ・ トロフェオ
ホモロゲーションモデル: バルケッタ ・ MC12
コンセプトカー: マセラティ・ブーメランバードケージ 75th
公式WEBサイト: MASERATI

最終更新 2009年6月18日 (木) 18:27 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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