マメ科
マメ科の最新ニュースをまとめて検索!
| マメ科 Fabaceae |
|||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ベニバナツメクサ Trifolium incarnatum |
|||||||||||||||
| 分類 | |||||||||||||||
|
|||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||
| Fabaceae Lindl. | |||||||||||||||
| 属 | |||||||||||||||
|
マメ科は、双子葉類綱離弁花類バラ目(新エングラー体系)またはマメ目に属する植物の分類の一つ。独特の花の形を持ち、豆状の果実と種子をつくることを特徴とする。
目次 |
[編集] 特徴
マメ科の植物は、葉が羽状複葉になるものが多い。また「就眠運動」をするものもある(これは夜になると葉柄や小葉の根元(葉枕)で折れ曲がり葉が閉じる性質である)。オジギソウでは触れただけで同じような運動を起こす。托葉があり、葉と同様に大きくなるもの(エンドウ)、蜜腺になるもの(ヤハズエンドウ)、とげになるもの(ハリエンジュ)などもある。蔓植物になるものも多く、茎が巻き付くものと葉先に巻きひげを発達させるものがある。
花は左右対称になる傾向がある。よく発達したものは、ごく独特の形を持っており、蝶形花という。1枚の花びらがカヌーのような形になり、この中に雄しべと雌しべがおさまる。この花びらを竜骨弁という。その他、この型の花に独特な花弁の呼称がある。雌しべは平らで、熟すると2つに割れ、中に1列におさまる種子を放出するものが多い。いわゆる「まめ」の形である。種子には胚乳はなく巨大な子葉が栄養分を蓄えている。
一部のマメ科植物は根に根粒もしくは茎に茎粒を持ち、根粒菌という細菌が共生している。根粒菌は植物からリンゴ酸などの効率のいい栄養分をもらって生活の場を提供して貰う代わりに、大気中の窒素を植物にとって使いやすい硝酸塩に転換(窒素固定)する。窒素は植物にとって必須元素であるが、自然界では一部の細菌と雷などでしか使用可能形態に転換できない。特に根粒ではその能力が高いため、自ら肥料を作ることのできるマメ科の植物はやせている土地でもよく育つものが多い。これを利用して緑肥植物としても使われている。
[編集] 分類と主な種類
広義のマメ科(新エングラー体系、APG植物分類体系など)は、花の形態により次の3亜科に分類さする。なお、クロンキスト体系ではこれらを独立の科としている。ただしそれらを別系統のものと見なしているのではない。
- マメ亜科 Faboideae
- 大部分の種を含み、上記のような特徴的な花の形態を有する。
- ジャケツイバラ亜科 Caesalpinioideae(ジャケツイバラ科 Caesalpiniaceae)
- 花は左右相称であるがマメ亜科のように特殊化していない。ハナズオウ、バウヒニアなど。
- ネムノキ亜科 Mimosoideae(ネムノキ科 Mimosaceae)
- 花は放射相称、花弁は小さく(雄しべが目立つ)、多数の花からなる花序を作る。ネムノキ、オジギソウ、アカシア(ミモザ)など。
[編集] Faboideae マメ亜科
- Aeschynomeneae ラッカセイ連
- Cicereae ヒヨコマメ連
- Crotalarieae タヌキマメ連
- Aspalathus アスパラトゥス属
- A. linearis ルイボス
- Aspalathus アスパラトゥス属
- Dalbergieae ダルベルギア連
- Dalbergia ツルサイカチ属
- D. cearensis キングウッド
- D. cochinchinensis ケランジィ(シタン)
- D. frutescens ブラジリアン・チューリップウッド
- D. melanoxylon アフリカン・ブラックウッド(グラナディラ)
- D. nigra ブラジリアン・ローズウッド
- D. oliveri 手違い紫檀(チャンタン)
- Pterocarpus シタン属
- P. indicus カリン
- Dalbergia ツルサイカチ属
- Desmodieae ヌスビトハギ連
- Galegeae ゲンゲ連
- Astragalus ゲンゲ属
- Glycyrrhiza カンゾウ属
- Oxytropis オヤマノエンドウ属
- O. japonica オヤマノエンドウ
- O. megalantha レブンソウ
- Genisteae エニシダ連
- Hedysareae イワオウギ連
- Indigofereae コマツナギ連
- Cyamopsis クアスタマメ属
- Cyamopsis tetragonoloba クアスタマメ(グアールマメ、グアー)
- Indigofera コマツナギ属
- I. decora ニワフジ
- I. pseudo-tinctoria コマツナギ
- I. suffruticosa インドアイ
- I. tinctoria タイワンコマツナギ
- Cyamopsis クアスタマメ属
- Loteae ミヤコグサ連
- Luppineae ルピナス連
- Millettieae フジ連
- Phaseoleae インゲン連
- Cajanusキマメ属
- C. cajan キマメ
- Canavalia ナタマメ属
- C. gladiata ナタマメ
- Erythrina デイゴ属
- Glycine ダイズ属
- G. max ダイズ
- G. soja ツルマメ
- Hardenbergia ハーデンベルギア属
- H. violacea コマチフジ(ハーデンベルギア)
- Lablab フジマメ属
- L. purpureusフジマメ
- Mucuna トビカズラ属
- M. sempervirens アイラトビカズラ
- Phaseolus インゲン属
- P. coccineusベニバナインゲン
- P. lunatus ライマメ
- P. vulgaris インゲンマメ
- Psophocarpus シカクマメ属
- P. tetragonolobus シカクマメ
- Pueraria クズ属
- Vigna ササゲ属
- Cajanusキマメ属
- Robinieae ハリエンジュ連
- Sophoreae クララ連
- Castanospermum カスタノスペルマム属(一属一種)
- C. australe オーストラリアビーンズ
- Maackia イヌエンジュ属
- M. amurensis イヌエンジュ
- Ormosia オルモシア属
- O. coccinea ワイルーロ
- Sophora クララ属
- S. flavescens クララ
- Styphnolobium エンジュ属
- S. japonicum エンジュ
- Castanospermum カスタノスペルマム属(一属一種)
- Trifolieae シャジクソウ連
- Medicago ウマゴヤシ属
- Trigonella フェヌグリーク属
- T. foenum-graecum フェヌグリーク(コロハ)
- Trifolium シャジクソウ属(クローバー)
- T. burchellianum カトレアクローバー
- T. dubium コメツブツメクサ
- T. incarnatum ベニバナツメクサ
- T. pratense アカツメクサ(ムラサキツメクサ)
- T. repens シロツメクサ
- Vicieae ソラマメ連
[編集] Mimosoideae ネムノキ亜科
- Acacieae アカシア連
- Acacia アカシア属
- Acacia spp. アカシア
- A. baileyana ギンヨウアカシア
- A. dealbata フサアカシア
- A. farnesiana キンゴウカン(キンネム)
- A. senegal アラビアゴムノキ
- Acacia アカシア属
- Mimoseae オジギソウ連
- Ingeae ネムノキ連
- Albizia ネムノキ属
- A. julibrissin ネムノキ
- Calliandra ベニゴウカン属
- C. eriophylla ベニゴウカン
- Samanea サマネア属
- S. saman モンキーポッド
- Albizia ネムノキ属
[編集] Caesalpinioideae ジャケツイバラ亜科
- Caesalpinieae ジャケツイバラ連
- Caesalpinia ジャケツイバラ属
- C. decapetala var. japonica ジャケツイバラ
- C. echinata ブラジルボク
- C. sappan スオウ
- Gleditsia サイカチ属
- G. japonica サイカチ
- Caesalpinia ジャケツイバラ属
- Cassieae カワラケツメイ連
- Cercideae ハナズオウ連
- Bauhinia ハカマカズラ属
- B. blakeana バウヒニア
- Bauhinia japonica ハカマカズラ
- Cercis ハナズオウ属
- Bauhinia ハカマカズラ属
- Detarieae デタリウム連
- Tamarindus タマリンド属(一属一種)
- T. indica タマリンド
- Tamarindus タマリンド属(一属一種)



