マルサの女 (ゲーム)
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| ジャンル | アドベンチャーゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | ファミリーコンピュータ |
| 開発元 | カプコン |
| 発売元 | カプコン |
| 人数 | 1人 |
| 発売日 | 1989年9月19日 |
| 価格 | 5900円(税抜) |
| その他 | 監修:伊丹十三 スペシャルサンクス:黒沢清 |
マルサの女(―おんな)は、映画『マルサの女』を原作とし、1989年9月19日にカプコンから発売されたファミリーコンピュータ用ゲームソフト。映画において監督を務めた伊丹十三が監修を行い、同じく映画監督である黒沢清がスペシャルサンクスとして制作に関わっている。
目次 |
[編集] 概要
映画『マルサの女』を舞台としたアドベンチャーゲーム。映画のシナリオを元に、映画ではあまり詳しく描かれていない伏線を重視した作りになっている。映画版と同じ登場人物も多く出てくるが、細かい部分で設定が異なる。
[編集] ストーリー
港町税務署のやり手の調査員、板倉亮子は、いつものように上司である露口の指示を受け、パチンコ屋・港ホールの税務調査に出掛ける。隠し預金の調査で発覚する港ホール社長工藤の脱税。そして、発覚したのはそれだけではなかった。なんと、脱税マニュアルなるものが出回っていることが分かったのだ。数珠繋ぎに明るみにでてくる脱税マニュアルの流通ルート、そして、背後に潜む暴力団や巨大脱税組織の陰。部下の吉野と共に、おとり捜査を試みるが、強制調査権限のない税務署の限界もあり、巧妙に仕組まれた脱税を暴くことができない。
そんなある日、亮子は強制調査権限を持つ国税局査察官(通称「マルサ」)に抜擢され、異動となる。最初に任された仕事は、ゲーム喫茶の社長宅のガサ入れ。そのゲーム喫茶の実質的なオーナーは権藤英樹、税務署時代にも調査を試みたものの暴力団蜷川組の介入により証拠を掴めなかった人物であった。権藤の名前を再び聞いた板倉は、俄然、やる気を出し、権藤の愛人の調査に乗り出す。証拠も集まり、ついに、強制調査が始まる。板倉は、上司の花村とコンビを組み、権藤の裏銀行、平和銀行へと突入する・・・・・・。
[編集] キャラクター
- 板倉亮子
- プレイヤーキャラ。港町税務署の調査員。後に東京国税局査察部に異動。離婚歴有り、一児の母親。頭の良さと度胸の良さによる絶大な行動力でキャリアウーマンぶりを遺憾なく発揮し社会悪―脱税―を摘発していく。
- 露口
- 港町税務署の統括官。板倉の上司。板倉の仕事の報告に対し、判断を下す。時にはアドバイスもしてくれる仕事に情熱的ではあるが温厚で柔和な性格の持ち主。
- 吉野
- 港町税務署の若手調査員。板倉の部下として板倉の手助をする。まじめで意欲的に仕事をするがおっちょこちょいで時々調子にのりすぎる時がある。だが板倉の強力なサポーター。
- 工藤義昭
- 赤山にあるパチンコ屋、港ホールの社長。大胆に脱税をやっているにもかかわらず小心者であり、また大変な恐妻家でもある。彼から事件の発端である『脱税マニュアル』を入手する。ちなみに、映画版においても、伊東四朗演ずる「パチンコ屋社長」が登場するが、ゲーム版の設定上、同一人物であるかどうかは不明。
- 橋爪
- 東亜信用金庫の取引課長。物腰は柔らかいが、裏表のある性格。ねちっこい、しゃべり方が鼻につく。
- 山下
- ヤマト建設の社長。『脱税マニュアル』の読者の一人。当然脱税者であり、脱税手口を披露してくれる。一見やくざ風、かっこもすべてガラが悪い。だが意外と普通。
- 横山
- 四菱オートの社長。ヤマト建設の山下とは旧知の仲であり、脱税の手助けをしている。
- 西川
- 港リースの社長。脱税はやっていないが、山下の脱税をあばくのに必要な人物。
- 丸尾
- サン不動産の社長。成り上がりそのままの性格が趣味にでておりとにかく、高価な貴金属を好む。態度はかなりとぼけている。
- 権藤英樹
- カット雅の社長の元夫。不動産事業と多数のラブホテルの経営を行なっている。元妻への慰謝料の額が3億円という余りにも莫大な額であるため、脱税の疑いがもたれる。
- 根本
- 謎の多い人物。脱税マニュアルを多くの経営者に販売している疑いがもたれる。
- エルザ
- ファッションマッサージ「パフパフ」で指名ナンバーワンの女性。
- 青川次郎
- 推理小説作家。名前のモデルは、実在する小説家赤川次郎。
- 大石健一
- 大石企画の社長。
- 蜷川喜八郎
- 暴力団関東蜷川組の組長。
- 課長
- 東京国税局査察部管理課長。
- 花村
- マルサにおける板倉の直属の上司。統括官。
- くみ(鳥飼久美)
- 権藤の愛人。印鑑を隠し権藤の脱税の手助けをする。
- 漆原
- 代議士。ゲーム中では、最後の課長のセリフに名前のみが登場する。蜷川の調査の後の子分との会話や、権藤摘発後の他の脱税者(映画「マルサの女2」の鬼沢鉄平だと思われる)との会話から、本当の黒幕は権藤ではなく漆原であることがプレイヤーに明かされる。ゲームでは、国税局に直接電話をかけ圧力を加えようとするが、課長は、マスコミもかぎつけていることを理由に、真面目にとりあおうとはしなかった。
- 通常の子ども向けのゲームソフトでは、ボスキャラクターを倒した後はハッピーエンドで終わるのが普通であるが、このゲームのように最後のボスと思われる人物(権藤)を倒した後に、さらにその先に黒幕がいることを暗示して終わるというのは非常に珍しい。ゲームとしては、少し後味の悪い終わり方になってしまっている感はある。なお、映画「マルサの女2」では、漆原の周辺にも捜査の手が及ぶが、次々と関係者が暗殺され真相が闇に葬り去られるという、これまた後味の悪い終わり方をしている。
[編集] 場所
- 港町
- 港町税務署
- 権藤商事
- 赤山
- 港ホール
- 東亜信金
- ヤマト建設
- サン不動産
- 青芝
- 四菱オート
- 港リース
- 黒金台
- カット雅
- 神宮浦
- 権藤家
- 八本木
- ファッションマッサージパフパフ
- 喫茶店イーグル
- 青川家
- 寿司屋大亀ずし
- レンタルビデオトレーシー
- 締縄町
- 大石企画
- 関東にながわ組
- 古橋
- ビックサプライ
- 飯倉町
- 東京国税局・・・板倉の新たな配属先。現実世界における東京国税局については「東京国税局」の項目を参照。
- ホテルキッス
- 平和銀行
[編集] 映画版との設定の違い
- 映画版では、権藤の別れた妻は登場しない(映画内での権藤自身のセリフでは死別したことになっている)が、ゲームでは登場している。
- 映画版では、権藤が単なる悪者ではなく、息子への愛情や自身の足の障害による裏返しとも取れる表現がなされているが、ゲーム版では、権藤が単なる悪者であるかのように描かれている。また、ゲーム中では、権藤が障害者であるという設定は出てこない。
- 権藤の息子の名前が映画版では「太郎」であるが、ゲーム版では「秀一」となっている。なお、ゲーム版では、権藤の息子は、直接には登場しない。
- 権藤の脱税の密告を行った人物が、映画版とゲーム版で異なる。映画版では、権藤の元愛人である剣持和江が密告を行うが、ゲーム版では、パチンコ屋社長の工藤義昭が密告をしている。
- 映画版では、税務署時代の板倉の部下として秋山と山田が登場するが、ゲーム版では吉野に変更になっている。吉野のデザインや性格は、「マルサの女2」に登場する三島(マルサでの板倉の部下)に似ている。
[編集] 外部リンク
[編集] 関連項目
最終更新 2009年10月17日 (土) 10:43 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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