メカニズムデザイン
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メカニズムデザイン(Mechanism design) とは経済学の一分野。ゲームにおいてある特定の目的を達成するために、ルールを設計することである。そのために、設計者は個々のプレイヤーが設計者自身が意図したように行動する誘因を持つようゲームを設計する。その結果ゲームは要求された目的を達成する。この結果の強力さはゲームにおける社会決定と大きな関係がある。契約経済学なども参照。
メカニズムは一般的に次のような基本的な性質を持つよう設計される。
より進んだメカニズムでは、プレイヤーの談合も排除するよう設計される。
メカニズムデザインの分野での功績のほとんどは経済学によってもたらされてきたが、近年では数学、計算機科学、電気工学もこの分野で活躍している。
メカニズムデザインの一分野として、市場やオークション, 組み合わせオークションの設計がある。その他にも、医学部生のインターンシップ配属に利用される安定結婚問題がある。更なる応用として、公共財の供給や最適な税率の設計などについても研究されている。
メカニズムデザインのモデル化
メカニズムデザインにおいてはまず、環境とメカニズムという2つによって表される。
①環境
表記:(N、Ω、Θ)
N:{1,2,…,n}参加者の集合 ただし設計者自身を含むときは設計者を0として加える
Ω:{ξ、…}実現可能な結果の集合
Θ:{t、…}参加者タイプの集合 ただしt=(t1,t2,…,tn) (ある参加者iのタイプの集合Θiとして(Θ=Θ1×Θ2×…×Θn))
タイプっていうのは参加者の信念や価値観のこと
②メカニズム
表記:(S,ω)
S:{σ,…}戦略の集合 ただしσ=(σ1(t1),σ2(t2),…,σn(tn)) (ある参加者iの戦略をSiとして(S=S1×S2×…×Sn))
ω:{ω(σ),…}結果の集合 (ω:S→Ωの写像)
ギバード・サタースウェイトの定理では、支配戦略で誘導可能な結果は独裁だけであるということが示されている。これに対し、ナッシュ均衡を社会に適用する際は可能なものがいくつかある。
2007年のノーベル経済学賞は「メカニズムデザインの基礎を作り上げた」としてレオニード・ハーヴィッツ, エリック・マスキン、ロジャー・マイヤーソン の三人に与えられた。また、この分野での著名な日本人研究者に松島斉、西條辰義、芹澤成弘らが存在する。
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最終更新 2009年1月6日 (火) 02:42 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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