メタナイト
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メタナイト(Meta Knight) は、任天堂のゲームソフト『星のカービィシリーズ』、及び同名のテレビアニメなどに登場する架空のキャラクターである。
メタナイトの部下であるメタナイツ、及びメタナイトの写し身であるダークメタナイト、『ウルトラスーパーデラックス』の専用モードにおいて登場するギャラクティック・ナイトも本項にて記述する。
目次 |
[編集] 概要
『星のカービィ 夢の泉の物語』にて、道中でアイテムをくれるがボスとして戦う事にもなるという中立的な立場を取るキャラとして初登場。デデデ大王と共にカービィのライバル的存在で、カービィシリーズに登場するキャラとしては珍しい、騎士道精神あふれるクールな剣士[1]。専用の剣を持ち、蝙蝠の様な翼の形に変形可能なマントを羽織っている仮面の騎士である。因みに、この翼はかなりの高速飛行が可能で、『ウルトラスーパーデラックス』では宇宙空間をも飛行していた。
[編集] 特徴
慎重かつ俊敏に動きつつ超高速の剣筋(『大乱闘スマッシュブラザーズX』によると音速を超える速さ)で敵を斬る戦法や、衝撃波や竜巻、雷の球や火の玉を発生させる独特の剣技を得意とする。『夢の泉の物語』および『スーパーデラックス』でのカービィとの直接対決では、カービィのもとに剣を投げ、それを使って戦うように仕向ける(『スーパーデラックス』では取らないまましばらく放置していると、剣を取らずに戦うこともできる)。
シリーズを通し、「常にカービィとの間合いを一定に保ち、不規則に何らかの攻撃を放つ」という一貫した行動パターンを持つ(『参上!ドロッチェ団』のみ、間合いを保つといった従来の基本行動を取らない)。それ故、適当に攻撃を繰り出しているだけでは勝てない事が多く、作品によっては正面からの攻撃を剣で防いでしまう。他にもカービィが画面上方にいると、剣を真上に突き出したり回転切りを仕掛けるなど、確実な安全地帯を作らせない対空用の迎撃手段も備わっている。このように、一定のアルゴリズムに基づいて行動する他のボスと違って一筋縄では行かず、殆どの作品において「ゲーム終盤のボスキャラ」という立ち位置で登場することが多い。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 人物
性格は基本的に頑固で冷徹。何事においても自身の信念や正義に忠実であり、目的の為なら大胆不敵な行動にも迷わず出る程の純粋さを持つ。一人称は「私」。
『スーパーデラックス』の「メタナイトの逆襲」では、どんな事態に陥ろうとも即座に部下達へ的確な指示を与えるなど、常に冷静で機転の利く人物として描かれていた。また、終盤においてメタナイツ達に脱出を促すも、メタナイツ達がカービィに最後の抵抗を試みようとするのを聞き、「死にぞこないどもめ、勝手にするがよい」と吐き捨てるように言った後、内心で「(…すまない)」と呟く事から、一見無愛想だが、実際は人情に篤い性格である事が窺い知れる。
『メタナイトの逆襲』のラストシーンにて、私怨に駆られてカービィの脱出を阻止しようとした事や、ダークメタナイトの行動から、普段は(特にカービィに対しての言動は)強い自制心が働いていると思われる。
『夢の泉の物語』では本来デデデの部下に渡されるはずのスターロッドを預かっていたが、厳密にはデデデ大王の部下ではない。[2]『スーパーデラックス』における一件(後述)を引き起こした事から、彼に対する忠誠心そのものも疑わしい。
敵として登場する事が多かったが、『アニメ版 星のカービィ』の影響のためそれ以降は変化してきており(詳しくは後述)、アニメ放送中に発売された『夢の泉デラックス』では条件を満たすことで操作キャラとして使え、『鏡の大迷宮』ではカービィの味方と言える存在になっており、『カービィのエアライド』『タッチ!カービィ』でも条件を満たすと操作できることから、キャラクターとしてより重要な位置づけを占めるようになっている。
デデデ大王と違い、シリーズ全体における固有の戦闘曲を持たない。『夢の泉の物語』では通常ボスと同じBGMだが、大抵は作品ごとに専用のBGMが用意されている場合が多い(『スーパーデラックス』、『鏡の大迷宮』など)。
所有する戦艦ハルバードの艦首が自分の仮面を模している、『タッチ!カービィ』のエンディングでキザらしいポーズをとるなど、ナルシストと思われる節が見受けられる。
[編集] 素顔
作品によって多少の違いはあるものの、素顔はカービィを青くしたような外見。仮面の外からは黄色に見える瞳は白い。戦闘に勝利すると仮面が割れるので、素顔を見ることが出来る。見られるのはほんの一瞬で、仮面が割れるとすぐさま顔を隠し、何処かへと飛び去る。中には例外もあり、『きらきらきっず』では顔を隠そうとせずに、「またいつか、あおーぞ」という台詞を残して去っていった。近年の作品ではかなりはっきりと見え、その表情は正に青いカービィである。だが、カービィとメタナイト両者の関係は現在でも明らかにされていない。紫の靴を履いているが、素足は黒い。
[編集] メタナイトの剣について
当初のメタナイトの剣は、鍔の部分に赤い球がはめ込まれていて全体が光り輝いている以外は普通の両刃剣の外見でしかなく、特に決まった名前もなかった。しかし、『アニメ版 星のカービィ』以降は雷を模したような形状の3対の枝刃が付いた金色の剣(七枝刀のような形)となり、60話にて『宝剣ギャラクシア』という名前があることが判明した。(更にアニメ版では鞘にしまっている際は刀身がなく、取り出すと電撃のようなものを放ちながら刀身が形成されるという描写がある)
アニメ以降、原作におけるメタナイトの剣もこのギャラクシアに似たデザインとなっているが(2Dアクションゲームの場合、公式イラストのみギャラクシアの形状をしており、フィールド画面上では、刀身が普通の両刃となっている。ただし、イラストは枝刃は鯉口に近い小さな刃が省かれて2対になっていることが多い)、『鏡の大迷宮』ではメタナイトが剣をカービィに投げ渡すシーンがあり、その剣の名称は『マスターソード』となっている。ただし、これはエンディングの内容から彼が元々持っていた剣ではなく鏡の国にあったものをカービィに投げ渡した可能性がある。そのほかの作品では名称について公表されておらず詳しくは不明だが、『大乱闘スマッシュブラザーズX』では「ギャラクシアダークネス」という技が登場している(攻略本独自の可能性もあるが、公式の攻略本でも「宝剣ギャラクシア」と書かれている)。
[編集] 主な経歴
『星のカービィ 夢の泉の物語』で初登場。ステージ間でカービィに無敵キャンディを投げ渡す一方で、メタナイツ達をカービィに嗾けるという、敵か味方か分からない行動を見せる。メタナイト自身もスターロッドの破片をデデデ大王から預かっており、第6ステージのオレンジオーシャンでカービィに剣での決闘を強制した。ちなみにメタナイト撃破後のステージでも、メタナイトが無敵キャンディを投げ渡してくる場所が存在する。
『スーパーデラックス』の「メタナイトの逆襲」では、本人曰く堕落に満ちたプププランドを自らの手で変えることを決意し、プププランド征服に乗り出す(ちなみに、手始めに進攻に向かった場所は、夢の泉の物語でカービィとの決戦の地、オレンジオーシャン)。最終的にカービィによってその野望は打ち砕かれる事になるが、その後はそれといった行動をとっていない。また、『鏡の大迷宮』ではプププランドを守るためダークマインドの暴走を止めようとしており、一転してプププランドを守る立場になった。この背景は『アニメ版 星のカービィ』でカービィ寄り、つまり味方サイドの位置だったことが影響している。
『参上! ドロッチェ団』では、ドロッチェを追い詰めたカービィの前になぜか唐突に現われ、宝箱を奪い逃走した後、カービィに追い詰められて戦いを挑んだ。この行動を起こした理由についてはエンディングにてダークゼロの復活を食い止めるために起こした行動だと明かされている。
[編集] 登場作品
アニメ化に伴い知名度・人気が上昇した為か、『夢の泉デラックス』以降に発売された全ての作品で登場している。
- 星のカービィ 夢の泉の物語 (FC)
- 初登場作品。ボスとして戦う他、ステージの途中で無敵キャンディをくれるキャラとしても登場。ボスとして戦う時は投げられて地面に刺さった剣に触れると、自動的にソードの能力を得る。メタナイトの実力はこの頃から相当なもので、不規則な行動パターンでプレイヤーを苦しめる終盤の強敵として立ちはだかった。
- カービィのピンボール (GB)
- 敵として登場。2周目である条件を満たすと登場する。
- カービィボウル (SFC)
- ランキング画面で彼の絵柄が存在する。
- 星のカービィ スーパーデラックス (SFC)
- 『メタナイトの逆襲』に登場。『メタナイト軍団』を設立し、メタナイト曰く「堕落したプププランド」を世直しのつもりで征服するため戦艦ハルバードを発進。それを妨害しようとハルバードに潜入するカービィを攻撃する。メタナイト軍団には、ワドルディ、メタナイツ(メイスナイト、アックスナイト、トライデントナイト、ジャベリンナイトのグループなど)、ハルバード艦長(下記参照のウルトラスーパーデラックスではバル艦長と言う名前になっている)などがいる。
- 後のメタナイトの代名詞となった竜巻攻撃、ソードビームが初めて登場した。この作品でも他のボスとは違い、残り体力に比例して行動感覚が徐々に短くなる仕様だった。
- カービィのきらきらきっず (SFCのみ)
- 敵として登場。ステージ間のイベントシーンにおける言動は、今の彼とはややギャップがある。
- 星のカービィ 夢の泉デラックス (GBA)
- 『夢の泉の物語』と違い、無敵キャンディをくれないために完全な敵として登場するが、追加モード「メタナイトでGO!」では操作キャラクターとして使用可能(ライフは3)。ただしサブゲーム扱いなのでセーブは不可。
- カービィのエアライド (GC)
- 条件を満たすことで操作キャラとして使用可能。自動で敵を剣で切り裂く。常時剣が使える分、威力は低い。
- 星のカービィ 鏡の大迷宮 (GBA)
- プププランドを守るため鏡の国の暴走を止めに旅立つが、自分の心の闇「ダークメタナイト」によって「ディメンションミラー」に閉じ込められてしまう。カービィのマジックの能力で呼び出される他、「ダークマインド」との戦いの前に「マスターソード」をカービィに投げ渡す。
- ボスとしてのメタナイト(ダークメタナイト)は背中のウィングで2段ジャンプをするほか、攻撃と思わせバックステップで回避行動を取るといったトリッキーな動きを見せる。シリーズでは初めて剣を投げ渡してこないので、一部の攻撃でカービィが吸い込める星を出すようになっている(下突き、通常・3段切りなど)。が、レベル7ボス戦前の部屋にはソードのもとが用意されており、従来のように剣対剣の真剣勝負を挑むことも可能。
- タッチ!カービィ (NDS)
- メタナイトボールとして、条件を満たすことで操作キャラとして使用可能。他のキャラよりもスピードが速く、体力もライフ3と低いため上級者向け。
- 星のカービィ 参上! ドロッチェ団 (NDS)
- ボスとして登場。ダークゼロの復活を阻止する為、宝箱を奪った後レベル7の戦艦ハルバード内部で戦いを挑んでくる。今回は何故か剣を投げ渡してこないので、特定の攻撃を行った際に出現する星型弾か、ボス前の部屋などで事前に獲得したコピー能力を用いて戦う事になる。
- 本作では新たな技が追加され、周囲に電撃を発生させる、炎の衝撃波を飛ばすといった攻撃を会得している。また、通常の切りつけ攻撃に予備動作が全く存在せず、従来よりも攻撃頻度の多さ・繰り出す技のランダム性が際立っており、正面きっての戦いそのものが難しくなっている。ただ本作は珍しく空中に足場が設置されており、これを利用して上手く立ち回ることで、ある程度安定した戦法が取れる。
- 大乱闘スマッシュブラザーズX (Wii)
- プレイヤーキャラとして登場。彼の所有物である戦艦ハルバードも登場している。詳細については後述する。
- 星のカービィ ウルトラスーパーデラックス (NDS)
- 『スーパーデラックス』と同様に『メタナイトの逆襲』で敵として登場。ムービーでは通常時アニメ同様の格好をしている。一部の技は仕様変更によって相対的に弱体化した(吸い込める星を頻繁に出す、わざわざ定位置まで移動する、等)。
- 追加モード「メタナイトでゴーDX」にて2度目の主役を飾った。今作では画面下の剣型メーターが溜まる事でヘルパーを呼び出す「ナイトしょうかん」(-2ポイント消費)。ヘルパーはソードナイトかブレイドナイトの内どちらかランダム。アニメの影響とも考えられる。一定時間スピードが上がる「メタクイック」(-8ポイント消費)、体力を全回復する「ヒーリング」(-10ポイント消費)、必殺技「マッハトルネイド」(-30ポイント消費)などの技が発動する(カービィのクラッシュと効果が似ている)。
- 『メタナイトの逆襲』ではリアクターを倒した後クリアとなる。『夢の泉デラックス』と違い、セーブが可能。
- アニメ版星のカービィ
- カービィの良き理解者、メタナイト卿として登場。詳しくは『アニメ版「星のカービィ」におけるメタナイト』を参照。
[編集] メタナイツ
メタナイツ (Meta Knights) とは、『夢の泉の物語』『スーパーデラックス』『夢の泉デラックス』に登場するメタナイトの部下の総称である。「メタ・ナイツ」と呼ばれることもある。
ステージの途中に出現し、メタナイトの命でカービィの行く手をさえぎる中ボス的存在。だが、全員吸い込める。 その強さはザコ敵以上中ボス未満であり、個人差はあるが数回の攻撃に耐えられる。数人が束となってカービィを攻撃する。メイスナイト、アックスナイトは『スーパーデラックス』の「メタナイトの逆襲」ではセリフ付きキャラとなっており、アックスは艦のオペレーター的存在、メイスは語尾に「〜ダス」と付けるおとぼけキャラになっている。ハルバードのリアクターが破壊されメタナイトに脱出を促されても、最後までメタナイトに付き合おうとするなど忠誠心は非常に高い。
[編集] メンバー
ザコ敵としての出現ではあるが、後述のアニメ版のようにソードナイトとブレイドナイトをメタナイツの一員と考える場合もある。
そのような例とコピー能力の関係もあってか、『ウルトラスーパーデラックス』の『メタナイトでゴーDX』ではメタナイトのヘルパー役としてソードナイトかブレイドナイトを呼び出せ一緒に戦うことが出来る。なお、ブレイドナイトの技はコピー能力・ソードと同様だが、ソードナイトは『うえづき』という攻撃が加わっているという違いがある。
- アックスナイト
- 斧を使って攻撃する。基本は接近戦だが、斧をカッターよろしく投げることもある。
- メイスナイト
- トゲ付きの鎖鉄球を使って攻撃する。メタナイツの中で一番耐久力が高い。『スーパーデラックス』の一部資料では「メスナイト」とも書かれている。ちなみに、「メイス」とは主に棍棒に対して使う言葉で、本来このような鎖状の武器は「フレイル」と呼ぶのが正しいが、「メイス」は打撃武器の総称でもあるので、あながち間違いではない。
- トライデントナイト
- 電気を纏った三つ又槍(トライデント)を使って攻撃する。高台からの槍投げ、突進攻撃を得意とする。
- ジャベリンナイト
- 投げ槍(ジャベリン)を使って攻撃する。複雑な軌道で空中を動き回る為、攻撃を当て辛い。メタナイツの中では最も機械的な体の持ち主で、鎧を纏っていると言うよりもロボットの構造に近い。
[編集] 戦艦ハルバード
戦艦ハルバードはメタナイトが所有する戦艦。詳細は戦艦ハルバードを参照。
[編集] ダークメタナイト
ダークメタナイト(Dark Meta Knight) は、メタナイトが持つ僅かな邪悪の心が鏡の世界で実体化した者。『鏡の大迷宮』に登場。メタナイトと違い、仮面の左部分に傷が付いていて、目つきも違い、マントはボロボロ。
オープニング時点では仮面や剣も含め全身がどす黒い黒色だったが、ディメンションミラー内での戦闘の時はメタナイトの色を少々変えた程度のものに変わっていた(ボディの色が黒、剣の色が紫色(設定画では銀色)。その他はメタナイトと全く同じ色)。オープニングで自身の本体であるメタナイトを倒しディメンションミラーに閉じ込めている事から、実力は恐らくメタナイトより上だと思われる。
カービィの実力を試す為なのか、エリア8のRADISH RUINS(ラディッシュルインズ)では体色と宝剣の色を変え、メタナイトの姿に成りすましていた(ボス名には「???」と表示されている)。倒されるとメタナイトと同じく仮面が割れ、素顔を曝け出して逃げ出すが、素顔と同時に自身の本当の姿も一瞬だけだが曝け出していた。続いて、ディメンションミラー内での戦いで再度カービィと会った時にもメタナイトの姿で現れたが、上空に本物のメタナイトも登場する。それによってカービィに自身の正体を見破られてしまった為、変装を解いて正体を現した。圧倒的な力を以てカービィに襲い掛かるが敗北し、最後は宙に浮いたまま、鏡が割れるかの如く砕け散って消滅した(仮面は付いたままである)。
メタナイト同様素早い剣技を使い、ディメンションミラーでの戦いではエネルギーを溜めた剣から衝撃波や竜巻を放つ攻撃も使用する。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではメタナイトの色換えでこのダークメタナイト風のカラーを選択可能。ただ『鏡の大迷宮』そのままではなく、体色は黒というより濃紺で仮面は蒼灰色(実際、メタナイトの青カラーとして扱われる)、剣は金色のまま、目が赤く光っているなどの違いがある。
[編集] ギャラクティック・ナイト
ギャラクティック・ナイトは星のカービィシリーズのキャラクター。『ウルトラスーパーデラックス』のゲームの一つ『メタナイトでゴーDX』のラストボス。遠い古の時代に、あまりの力ゆえに恐れられ封印されていたという伝説の戦士。
容姿はカービィやメタナイトと同じ一頭身の体型(基本色は赤紫)に天使のような翼が生えた、重装備の騎士といった格好。メタナイトに似た仮面を着け、武器に右手にランスを、左手にバックラーのような小型の盾を装備している。メタナイトが「銀河最強の戦士と戦わせて欲しい」と、大彗星ノヴァへ願いをかけたため封印を解かれ、メタナイトと戦うこととなる。台詞が存在しない為、その人物像は不明だが、言い知れない威圧感を放っている。
攻撃方法は空中から急降下する下突きや、巨大な竜巻などメタナイトと同じ技を使用。とりわけランスによる高速の乱れ突き「ハイパーラッシュ」は、既存の同系統技「百列切り」をワンランク上回る攻撃力を誇る。オリジナルの技は地面から炎を噴出させる「フレイムスパイン」、ランスから回転波動を撃つ「レボリューションソード」、メタナイツのクローン召喚など。メタナイトを凌駕する豊富な体力、背中の翼による常時浮遊、全体的な火力の高さに加え、やはり間合いを保つことから容易には倒せない強敵として君臨する。
戦闘BGMも固有のもので、サウンドトラックCDでは『銀河最強の戦士』というタイトルがつけられている。また、同CDに収録されている『ボスのテーマメドレー』の一部にもこの曲のアレンジが含まれている。
『真 格闘王への道』ではカービィとも戦う。実質マルクソウルの前座という形だが、カービィとメタナイトでは操作感覚が大きく異なるため(当然だがナイト召喚やヒーリングも使えない)、相対的に難度が上がっている。
[編集] 大乱闘スマッシュブラザーズにおけるメタナイト
『大乱闘スマッシュブラザーズX』に登場するプレイヤーキャラで、最初から使用できる基本キャラクターの一人。声優はアニメ版と同じく私市淳。
[編集] 概要
原作どおり専用の剣を使った高速剣術による攻撃を主体とする。技の速射性が高く連続攻撃を仕掛けることが出来、5回連続の空中ジャンプと滑空移動、復帰に使える必殺ワザが多いなどから機動力も高い。さらに武器を使うため小型キャラクターでありながら攻撃判定や相殺判定も強く、投げ技の性能もそこそこ良いなど、これらの性質を生かした強襲戦法を得意としている。ただし、一発の威力が低い技が多く、身体の大きさに対して優秀とはいえ攻撃リーチは短めで飛び道具も持たないので常に接近戦に持ち込まなければいけない、重量が全キャラクター中でも最低クラスのため吹っ飛びやすいなど性質をそのまま反映した欠点を持つ。そのため扱いやすい一方で使いこなすにはそれなりの技量を必要とする。
ディレクターの桜井政博曰く、個性付けは「鋭く舞う剣質」で、原作とほぼ同様のデザインながら具足などはかなりシャープにアレンジが施されている[3]。
同じくカービィシリーズから参戦しているカービィとデデデとは異なり、勝利時のBGMがエレキギターのアレンジバージョンに変更されている(桜井曰く、カービィ・デデデと同じ曲にしようとしたら相当似合わなかったとの事)。
尚、この作品のメタナイトのみ、カービィが吸い込むことが可能である。コピーするとダミーの目(緑色)のついた仮面と小さいながら翼を装備する。
アドベンチャーモード『亜空の使者』におけるメタナイトについては、亜空軍を参照。
[編集] 必殺技
- マッハトルネイド
- 通常必殺ワザ。高速回転することで周囲に竜巻を発生させてそのまま突進攻撃をする。ボタン連打で攻撃時間が伸び、高度が増していく。その間はやや慣性が付くものの、長距離の移動が可能。出展は『スーパーデラックス』から。
- ドリルラッシュ
- 横必殺ワザ。剣を前方に突き立て回転しながら突進する。スティック(十字キー)で進む方向を上下に変えられる。『鏡の大迷宮』におけるコピー能力「マスター」の技、もしくは『スーパーデラックス』での突進技がモデルと思われる。
- シャトルループ
- 上必殺ワザ。剣で打ち上げながら上昇し、放物線を描くように宙返りした後、滑空状態に移行する。原作ではメタナイトの技ではなく、カービィのコピー能力「ウィング」の技の一つである。
- ディメンションマント
- 下必殺ワザ。マントで身を隠し一瞬消えた後、また出現する。消えている間は短距離だが移動が可能。攻撃ボタンを押していれば出現後に近接攻撃も出来る。また、発動中にとある事をする事でメタナイトが消え続ける裏技が存在する。
- ギャラクシアダークネス
- 最後の切りふだ。マントを翻し、それに触れた敵とその近辺の敵を、闇の中で一閃するかの如く斬りつける。攻撃範囲は狭いが、攻撃力が非常に高く発動も速い。バグか仕様かは不明だが、チーム戦の場合は何故か味方も斬りつけられてしまう。
[編集] アニメ『星のカービィ』におけるメタナイト卿
メタナイト卿(メタナイトきょう)として登場。
[編集] 概要
声優は私市淳。かつてナイトメア軍団と激戦を繰り広げた「銀河戦士団」に所属していた星の戦士の生き残り。部下はソードナイトとブレイドナイト。自身もデデデ大王の部下ではあるが、後述のように本心ではデデデに全く忠誠を誓っていない。劇中では基本的に、まだ赤ん坊程度の精神年齢しかないカービィと、彼をサポートしたりデデデの策略に立ち向かっていくフームを陰から助ける立場にある。
[編集] カービィとの関係
カービィがプププランドに現れてしばらくはデデデの家来としてわざと攻撃を加えることで彼を鍛えていたが、中盤以降はデデデ大王が魔獣を用いてカービィを倒そうとすることが多くなったため、メタナイトは自らは戦わず、カービィにアドバイスを送ることによって魔獣の倒し方を習得させようとしている。カービィに関する知識は豊富であり、吸い込みの影響を受けたことがないためカービィに吸い込まれない方法も分かっているようだが、具体的な理屈は明かしていない。
[編集] 人物
ゲーム版と同様にクールで真面目な人物である。しかしその一方で、やや天然ボケ気味の行動も多い。57話で「まずい」という言葉を聞くと怒るパイ魔獣パワーストマックの前で「まずいな、カワサキの言葉に反応したぞ」と、不本意ながら自らも「まずい」と言ってしまい、魔獣の投げたパイをかわしきれずにパイまみれになったことがある(パイまみれになった後も「本当に…不味い…」と合計2度言った)。
仮面で表情が分かず常に冷静な口調のため、普段何を思っているのか分かり辛く、傍から見ると真面目か皮肉か分からない言動が多い。「私は陛下の忠実なしもべです!」と言いながらカービィを襲おうとしたデデデの車を蹴押す(3話。ある意味彼の本心とも取れるし、カービィを助ける事が後々デデデの為に成る、という意味にも取れる)、マイクカービィの歌で崩壊する城から落下しながら「これぞ必殺技だ」と淡々とマイクカービィの解説をする(31話)、魔獣ボーキャックを追い出すためとはいえエスカルゴンを痛めつけ、それでも追い出せないため「もっともっと痛めつけなくては・・・」と、サディストめいた恐ろしいことを平気で呟く(39話)、などが例である。
デデデの悪事が罪も無い村の住民に及ぶことを内心快く思っていないが、酸性雨が引き起こす環境破壊に無関心な住民たちを憂えるフームに「愚か者たちは痛い思いをしないと理解できない」と語る(28話)など、冷徹になることもある。時には欲に駆られるデデデ達を利用して発明品をブンに強奪させ(65話)、72話でデデデ城からワドルディが全ていなくなった際に「見つかったらどんなにこき使われることか」と逃げるエスカルゴンに便乗してデデデから隠れるなど、薄情とも言える要領の良さも見せる。また、戦闘経験の皆無な一般市民からハルバードの搭乗員を募り、カービィとフームが逸れて5分以内に合流できる根拠もないのにも関わらず敵地の爆破を計画するなど、若干短慮な面もある。
[編集] その他特筆すべき点
性格上ストイックな人物と思われるが、意外にも面白い事好きの一面を持つ。6話でデデデが国民の洗脳目的で双方向テレビをププビレッジ中に配った際、最も良識的な人物までテレビを受け取っていたことに驚愕するフームを背に「一時の流行だ。それに、テレビ自体は悪いものではない」とテレビ観賞で盛り上がっていた。特にメタナイト卿のこうした一面を決定的付けた52話では、無断でチョコカプセルのレアフィギュアのモデルとして起用され、フームに「肖像権の侵害」で訴えるべきだと言われた時には「いよいよ私もレア物か」と笑いながら去っていき満更でもなさそうだった。ただし、流行に流されることは無く、村にオープンした回転寿司を食べに行こうとしたソードナイトとブレイドナイトを「愚かな民の仲間入りをするのか」と制止した。
自他共に認める実力者ゆえか、ゲームと同様にナルシストと思われる節がある。次回予告においても「(戦艦ハルバードを用意していたことに対して)賢い私」、最終回で最後の戦いに際して「私がいるから安心」と自信満々な発言をしている。
太古の昔に光の種族によって作られた宝剣ギャラクシアを持つことが許されている唯一の騎士でもある(後にカービィと、曲がりなりとは言えシリカも所有者として認められることになる)。また、銀河戦士団が開発していた宇宙戦艦ハルバード(前述)の設計図を持っており、ナイトメアとの決戦に備えてデデデ城の地下で密かに建造していた。デデデ大王曰く「現役を引退した老いぼれ爺」。なお、現役の星の戦士だった時代(作中の現在時間より数百年前)を考えると現在はかなり高齢と思われるが、年齢などの詳細は不明。
[編集] 経歴
詳しい生い立ちは劇中で明かされていない。ただ、銀河戦士団の一員として活躍していた頃から相当な実力を持っていたらしく、その力量は同僚であるナックルジョーの父親とも肩を並べるほど。宇宙征服を開始したホーリーナイトメア社との戦い「銀河大戦」に身を投じ、銀河戦士団に貢献した。
戦中、メタナイト卿は「宝剣ギャラクシア」をナイトメア側から奪還する任務を受け、同僚のガールードと共に闇の洞窟へ向かう。宝剣を守護する魔獣キリサキンとの死闘の末、ガールードが己の命を犠牲にしてメタナイトを助けた事により、任務は成功を収めた。これは自身の力不足を悟ったガールードが甘んじて受け入れた運命であったが、当のメタナイト卿は未だに罪悪感を引きずり続けているらしく、後に彼女の娘、シリカに「母を見捨てた卑怯な殺人者」と憎まれ命を狙われようとも、その誤解を決して自分から解こうとはしなかった。
その後もメタナイト卿は戦いを続けたが、ナイトメアの卑劣な作戦によって今度は洗脳されたナックルジョーの父親と剣を交えなければならず、最終的に彼の命を殺めた(劇中の回想シーンでは既にギャラクシアを装備していたので、ガールード殉死後の出来事と考えられる)。
以降、戦局が悪化するにつれ同胞は次々と倒れ、元銀河戦士団のヤミカゲにまで裏切られ、ついにはメタナイト卿一人だけが生き残るという残酷な結果となってしまった(第4話で当時の状況をこのように絶望視していたと語っていたが、最終回近辺ではオーサー卿といった重役の面々が生き残っていたことが判明した)。それでも僅かな希望を捨てることは無く、一団の切り札ともいえる宇宙戦艦『ハルバード』の設計図を隠し持ち、大戦中に自らを襲った山賊のソードナイトとブレイドナイトを魔獣チリドッグから救い、メタナイト卿の部下になりたいと申し出た2人を従者として連れていった。そして、戦後は宇宙を彷徨った末にポップスターの小さな国プププランドに身を落ち着かせ、ナイトメア社の魔獣を集めているデデデ大王の元にいつか次世代の星の戦士が現れることを期待し、本心とは逆の仮の身分としてデデデ大王に仕える事を選んだ。
[編集] その他
- フームやカービィのピンチ等、絶妙なタイミングで登場することが多く、特にカービィが新しいコピー能力を披露するときは必ず登場する。この際にはたいてい専用のBGMが流れる。また、殆どのシーンではマントで体(顔?)の下半分を隠したポーズで登場する。
- 気を失っているときや眠っているときは黄色の瞳の明度が下がる。怒りなどの感情表現は主に瞳の色の変化で見て取ることができる。
- ゲームでの登場シーンと同様に、さまざまなシーンで他のキャラクターたちよりも物理的に高い位置にいることが多い。
[編集] 漫画におけるメタナイト
- 星のカービィ デデデでプププなものがたり
- 2巻で初登場、当時は一応デデデに敬語を使っていた。カービィに礼儀を教えるつもりが逆にカービィに弟子入りし大食いの修行を受けることに。
- 原始時代のとき、メタナイト軍団でせめてきたことがあった。11巻ではデデデ大王をコショウ責めにしようと企んでいた。
- 決まった設定を持たず、登場のたびに容姿・性格・地位その他すべての設定がリメイクされており、同作におけるその他大勢の敵キャラクターと同等の扱いを受けているといえる。
- 星のカービィ カービィとデデデのプププ日記
- 第10話で初登場。デデデ大王に忠誠を誓っていて(影では馬鹿にすることもある)、つねにカービィをライバル視している。また、ドロッチェとも対立した。
- 実は栗ご飯が大好物で、ひどい花粉症持ちという意外な一面も。
- 星のカービィ! も〜れつプププアワー!
- 第6話に初登場。性格はゲームやアニメとはまるで別人である。女性からは人気がある一方、ドロッチェにかなり嫌われており、ドロッチェは彼に対して拒否反応を起こす。愛剣であるギャラクシアは2006年12月に落としてしまったらしい。
- カービィに敗北したためか、カービィを倒そうと現れる。
[編集] 脚注
- ^ 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』におけるメタナイトのフィギュアの解説文より。
- ^ ファミ通2008年1月18日発売号小冊子『スマブラ拳!!開眼の書』より。
- ^ 『ファミ通』の特集記事における桜井の解説、および同紙連載コラムの単行本化した『桜井政博のゲームについて思うこと DX Think about the Video Games』のおまけ記事「キャラクターを築く」より。
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最終更新 2009年11月3日 (火) 02:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【メタナイト】変更履歴

