モノノ怪

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モノノ怪
ジャンル ホラーアニメ
アニメ
監督 中村健治
脚本 ヨコテミチコ
小中千昭
高橋郁子
石川学
キャラクターデザイン 橋本敬史
アニメーション制作 東映アニメーション
放送局 フジテレビ系列
放送期間 2007年7月12日 - 9月27日
話数 全12話
コピーライト表記 ©モノノ怪製作委員会
漫画
原作・原案など 怪 〜ayakashi〜 製作委員会 アニメ「化猫」より
作画 蜷川ヤエコ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 ヤングガンガン
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表号 2007年17号 - 2008年16号
巻数 全2巻
話数 全19話
テンプレート使用方法 ノート

モノノ怪』(モノノけ、訳表題:Mononoke)は、2000年代後期の日本深夜系テレビアニメ番組として作られた、和製ホラーアニメ作品。

日本では、フジテレビ系列「ノイタミナ」枠の第8作目として、2007年7月12日から同年9月27日までの期間に放送された。5エピソード、12話からなる。

目次

[編集] 作品概要

本作は、ノイタミナ枠で以前に放送された『怪 〜ayakashi〜』のエピソード「化猫」の続編で、制作スタッフもほぼ同じである。

前作に続いて、謎の薬売り[1]を主人公とし、近世江戸時代)の日本を舞台に(ただし本作は、最後のエピソードのみ例外的に近代が舞台)、「座敷童子」「海坊主」「のっぺらぼう」「(ぬえ)」「化猫」という5つのエピソードがオムニバス形式で描かれる。

[編集] あらすじ


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


モノノ怪”を斬ることができる退魔携えて諸国を巡る薬売りの男がいる。

彼が呼ぶのか、剣が呼ぶのか、薬売りの前には次々と妖異が現れる。

“モノノ怪”を成すのは、人の因果(えにし)。人の情念や怨念があやかし[2]に取りついたとき、“モノノ怪”となる。 こうして彼の行く所、様々な“この世のあはれ”が浮かんで消える……。

[編集] 登場人物

薬売り
声 - 櫻井孝宏
本作の主人公である謎の行商人。本名・年齢・素性などは不明。本人曰く「ただの薬売り」。灰色の長い髪と青い眼を持ち、隈取のような化粧をしている。妖艶な雰囲気をまとった美青年で、思わず見惚れてしまう女性の登場人物も少なくない。もったいぶった喋り方をすることがある。本人は「人間だ」と主張するが、耳が長く尖っている、犬歯が牙のように尖っている、時代が変わってもほぼ同じ外見で現れる(ただし、同一個体であるかは不明)など、普通の人間とは明らかに異質なところがある。モノノ怪を斬る退魔の剣(声 - 竹本英史)を携えているが、使用するためには対象たるモノノ怪の(かたち)・(まこと)・(ことわり)の三つを知ることが必要。剣を鞘から抜く条件が揃い、それを「解き放つ」ときに「封印が解けた薬売り」に姿を変えるか入れ替わるような描写がある。ほかにも結界の要や障壁にもなる御札[3]やモノノ怪との霊的な距離を測る天秤等、不思議な道具を多数持ち歩いている。着物の柄はをモチーフにしていると公式の設定資料で明かされている。
封印が解けた薬売り(設定書準拠)
退魔の剣を「解き放つ」ことで、封印の解ける前の薬売りと入れ替わる、または、姿の変わるようなかたちで登場する。褐色のと灰白色の長髪、紅の瞳で全身に金の紋様を持つほか、首が太く胸板は厚く、普段の姿より戦闘向きの体形を成す。紋様は、薬売りの化粧と衣装の紋様が移動するかたちで金の帯線のようなものが全身に走る描写がある。紋様は膚の上でうごめいており、ときには体から離れ、宙に浮いて広がったりする。解き放たれた退魔の剣を駆使してモノノ怪を退治する。作中ではこのときの姿に固有の名前が出ることはなく、キャストも「薬売り」としてクレジットされている。トークイベントにおいて設定上の正式な名称はあるが、スタッフ間では「ハイパー」と呼ばれていると明かされた。

[編集] 「座敷童子」

雨の夜の旅籠を舞台とし、宿の主と一人の妊婦を取り巻いて、座敷童子が現れるエピソード。2話構成。

志乃(しの)
声 - 田中理恵
雨の降る夜に旅籠「萬屋」を訪れた金髪碧眼そばかすの女。使用人として働いていた家の若だんなとの間のややこ(赤子)を身篭っている。
久代(ひさよ)
声 - 藤田淑子
万屋の老女将。部屋は満室であったが、身重の志乃の頼みを聞き入れ、本来は客室でない最上階に彼女を泊める。
徳次(とくじ)
声 - 塩屋浩三
万屋の番頭。
直助(なおすけ)
声 - 竹本英史
志乃の働いていた家が差し向けた殺し屋。志乃を腹の赤子ともども亡き者にしようと狙う。
若だんな
声 - 沼田祐介
志乃が身篭っている子の父親。
座敷童子
声 - 日比愛子
赤ん坊
声 - 小松里歌
万屋に泊まった志乃の前に突然現れた子供達。

[編集] 「海坊主」

あやかしの海に迷う船を舞台とし、海坊主など海のあやかしどもが現れるエピソード。3話構成。

関連事象:虚舟補陀落渡海ドラゴントライアングル

加世(かよ)
声 - ゆかな
化猫騒動の件(前作のエピソード)で薬売りと知り合った娘。新しい奉公先を探すために江戸へ行こうと船に乗る。
源慧(げんけい)
声 - 中尾隆聖
を積んだ高僧。
菖源(そうげん)
声 - 浪川大輔
源慧の弟子。師を慕い、身の周りの世話をしている。
佐々木兵衛(ささき ひょうえ)
声 - 阪口大助
若い。薬売りが持つ「退魔の剣」に関心を抱き、それが鞘から抜かれることを望む。愛刀は九字兼定
柳幻殃斉(やなぎ げんようさい)
声 - 関智一
修験者。霊的なものに関する知識は深いが自信過剰気味で、お調子者。口調は講談じみている。
三國屋多門(みくにや たもん)
声 - 高戸靖広
廻船「そらりす丸」(cf.)の主。金の亡者。
五浪丸(ごろうまる)
声 - 竹本英史
「そらりす丸」の船長。
海座頭
声 - 若本規夫
魚の姿をした座頭のあやかし。琵琶を奏でつつ、「おまえが最も恐れるものは、何か」と問うてくる。
お庸(およう)
声 - 池澤春菜
源慧の妹。長い黒髪の少女。その昔、兄の身代わりとなって虚ろ舟(うつろぶね)に独り乗り込んだ。

[編集] 「のっぺらぼう」

とある藩士の下に嫁いだ女を取り巻き、のっぺらぼうが現れるエピソード。2話構成。

関連事象:敦盛

お蝶(おちょう)
声 - 桑島法子
日置藩藩士の家に嫁いだ女。母の期待に応えようとするあまり、幼子の頃よりずっと心を押し殺して生きてきた。
仮面の男
声 - 緑川光
お蝶の前に現れた謎の男。いつもは煙管を手に狐の仮面を被っているが、面の表はさまざまに変えることができる。
お蝶の実母
声 - 真山亜子
夫を失い、家の力が衰えてしまったことから、娘のお蝶を武家の名家に嫁がせることによる御家の再興を図る。娘が幼い頃から厳しく稽古事をさせていた。
お蝶の亭主(佐々木和正)
声 - 竹本英史
お蝶の嫁ぎ先の主。お蝶のことをぞんざいに扱っており、妻というよりもまるで飯盛女のごとくにあしらっている。
声 - 上村典子
お蝶の亭主の母。亭主同様、お蝶に対して良い感情は抱いていない。
義弟
声 - 岡本寛志
弟嫁
声 - 佐々木亜紀
夫婦ともども、お蝶をバカにしている。
奉行
声 - 福原耕平

[編集] 「鵺」

深々と雪が降り積もる京の都の公家屋敷を舞台に組香が催されるなか、鵺が現れるエピソード。2話構成。

関連事象:蘭奢待

大澤廬房(おおさわ ろぼう)
声 - 青野武
瑠璃姫の婿候補の1人。「おぢゃる」口調で話す公家香道嗜む
室町具慶(むろまち ともよし)
声 - 竹本英史
瑠璃姫の婿候補の1人。香道には疎い東侍。気性が荒く、直情的。
半井淡澄(なからい たんすい)
声 - 広瀬正志
瑠璃姫の婿候補の1人。付け鼻(鼻覆い)を着用している。廻船問屋を営んでいる。香道では知られた人物。瑠璃姫に好意を寄せている。
実尊寺惟勢(じっそんじ これなり)
声 - 内田直哉
瑠璃姫の婿候補の1人。素肌の上に(かみしも)とをまとっている。婿決めの組香の席に現れなかった。香道には自信あり。
瑠璃姫(るりひめ)
声 - 山崎和佳奈
香道・笛小路流の家元。4人の婿候補に、源氏香の勝負による婿決めを提案する。
老いた尼僧
声 - 小林由利
瑠璃姫に仕える女中。視力が弱い。
童女
声 - 鎌田梢
屋敷内に現れ消える謎の少女。
猿の顔、狸の胴体、虎の手足、蛇の尾を持つと伝えられている、見る角度によって異なる姿で現れるモノノ怪。

[編集] 「化猫」

地下鉄の開通式のさなか、化猫が現れるエピソード。3話構成。本作の中で唯一、近代化された日本を舞台としている。この時代にあっても余り変わらぬ薬売りの風体は、チンドン屋旅芸人に間違えられた。

森谷清(もりや きよし)
声 - 竹本英史
新聞社のデスク記者。開通した地下鉄の取材をする。
福田寿太郎(ふくだ じゅたろう)
声 - 岩崎ひろし
市長。地下鉄建設に関して黒い噂があるとされる。
門脇栄(かどわき さかえ)
声 - 稲葉実
刑事。地下鉄に乗り込む市長を警護するべく随行する。
木下文平(きのした ぶんぺい)
声 - 佐々木誠二
電車の運転士。開通された地下鉄の運転士でもある。
野本チヨ(のもと ちよ)
声 - ゆかな
駅前のカフェーの女給。女優志望であり、有名になることを望んでいる。前作エピソードの「化猫」および本作の「海坊主」に登場する加世と呼応するキャラクター。
山口ハル(やまぐち はる)
声 - 沢海陽子
未亡人。姑との生活に嫌気がさしており、密かに愛人の坂井と逢瀬を重ねている。
小林正男(こばやし まさお)
声 - 日比愛子
牛乳配達の仕事をしている少年。
市川節子(いちかわ せつこ)
声 - 折笠富美子
新聞記者で、森谷の部下。ある重大なスクープ記事を手がけていた。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 主要スタッフ

[編集] 主題歌

[編集] オープニングテーマ

下弦の月
作詞 - 香和文、作曲・編曲 - 小松亮太、歌 - 小松亮太×チャーリー・コーセイ

[編集] エンディングテーマ

ナツノハナ
作詞 - はしもとみゆき、作曲 - 谷口尚久、編曲 - CHOKKAKU、歌 - JUJU

[編集] 各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 座敷童子 前編 高橋郁子 中村健治 中村健治、羽多野浩平 橋本敬史
2 後編 渡辺純央 渡辺奈月
3 海坊主 序の幕 小中千昭 古橋一浩 内山まな 飯飼一幸
4 二の幕 まつもとよしひさ 曾我篤史
5 大詰め 羽多野浩平 窪秀巳、袴田裕二
6 のっぺらぼう 前編 石川学 うえだひでひと 岡辰也
7 後編 梅澤淳稔、渡辺純央 中尾幸彦 渡辺奈月、袴田裕二
8 前編 小中千昭 山﨑浩司 石原恵治、窪秀巳
9 後編 草間英興、工原しげき
羽山賢二、石原恵治
10 化猫 序の幕 高橋郁子 石黒育 羽多野浩平 桑原幹根、袴田裕二
11 二の幕 うえだひでひと 岡辰也
12 大詰め ヨコテミチコ 中村健治 橋本敬史

[編集] 放送局

全てフジテレビ系列局およびCS局の『ノイタミナ』レギュラーネット局にて放映。

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 フジテレビ 2007年7月12日 - 9月27日 木曜 24時45分 - 25時15分 フジテレビ系列 制作局
近畿広域圏 関西テレビ 2007年7月17日 - 10月2日 火曜 25時53分 - 26時23分
中京広域圏 東海テレビ 2007年7月19日 - 10月4日 木曜 26時05分 - 26時35分
福岡県 テレビ西日本 2007年7月25日 - 10月10日 水曜 26時10分 - 26時40分
新潟県 新潟総合テレビ 2007年7月26日 - 10月11日 木曜 26時00分 - 26時30分
北海道 北海道文化放送 2007年8月7日 - 10月30日 火曜 25時10分 - 25時40分
日本全域 フジテレビ721 2008年7月16日 - 8月20日 水曜 25時00分 - 25時50分 CS放送 リピートあり
アニマックス 2009年8月19日 - 11月4日 水曜 22時00分 - 22時30分 LEVEL22枠
リピートあり
フジテレビ ノイタミナ
前番組 番組名 次番組
モノノ怪

[編集] 漫画

モノノ怪 (ヤングガンガンコミックススクウェア・エニックス
作画 - 蜷川ヤエコ、原作 - 怪 〜ayakashi〜 製作委員会 アニメ「化猫」より
雑誌『ヤングガンガン』にて連載された。『モノノ怪』と冠してはいるが、内容は『怪 〜ayakashi〜「化猫」』の漫画版

[編集] 脚注

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  1. ^ 関連語:薬師行商人医薬品販売
  2. ^ 関連項目:あやかしアヤカシ (妖怪)。 関連表現:妖かし。
  3. ^ 関連語:神札護符

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月9日 (月) 02:44 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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