モルモン宣教師
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モルモン宣教師(-せんきょうし)とは末日聖徒イエス・キリスト教会(LDS教会)の宣教師のこと。全世界に5万6000人のフルタイム宣教師がLDS教会に籍を置き、活発な伝道活動を行っている。
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[編集] 伝道の準備
教会の標準にふさわしいと認められた19歳から25歳までの男性は2年間、専任宣教師になって伝道に出るように奨められている。宣教師になりたいという希望する21歳以上の女性は18ヶ月間の伝道に出ることが出来る。退職し、子育てを終えた年配の夫婦も伝道するように奨められているが、その期間に設定していないで、3~36ヶ月の期間が可能。
宣教師を希望する者は、教会の大管長会に申請書を提出する。十二使徒定員会の会員が誰が何処で伝道するか、啓示によって決め、大管長からその場所を教え、伝道するようにという召しをもらう。
宣教師になる前に、男性はメルキゼデク神権の長老の職に聖任される。全ての宣教師は神権の祝福によって福音を宣べ伝えるために任命される。また男、女ともに神殿に行きエンダウメントを受ける。
そして宣教師としての任期を終え、自分の所属していた教会に戻ると彼らは「帰還宣教師」として一目置かれる。志願しない教会員に比べ、一般的に模範的と思われるため、幹部の師弟ほど伝道に出ることを強く期待されたり、半ば周りの期待に応える形で出る若者も中にはいる。
[編集] 伝道資金
家族や友達の援助による場合もあるが、通例宣教師は自分自身で費用を賄う。過去は各宣教師は自分の生活費を負担していたが、各国の物価水準から生じる負担の格差を是正するため、1990年に負担を平等にするプログラムが始まった。2006年1月現在、宣教師は毎月400USドルを納める。
教会員は若い時から伝道資金を出来るだけ自分で貯金するように勧告されている。どうしても所定の金額に達しない場合、家族や親しい教会員、或いは教会の宣教師基金から援助される。この宣教師基金は、什分の一やその他の献金とは全く異なる。一方、夫婦の宣教師はみな自己負担となる。
教会が設立されて以来、教会員は地域内の宣教師を自分の家庭に招待し食事を提供する習慣がある。この食事会の数は、地域によって差がある。1990年に宣教師の生活費を出来るだけ安くするために、教会は会員の多い所で宣教師に昼食と夕食を提供するよう奨められた。しかし活発でない会員や新会員、または求道者がいない場合、宣教師は食事会の招待を断るべきだという所もある。
[編集] 訓練
宣教師は約20カ所ある宣教師訓練センターに通う。その中の一番大きいのはユタ州プロボ市のブリガムヤング大学の隣にある。外国語を習わない宣教師は、3週間福音を教える訓練を受け、すべき行動や聖典のことを学ぶ。
カトリックやプロテスタントでは、伝道に携わるには5年以上の信徒経験と、神学校などでの5年から8年の聖書学、心理学などの専門的な学びと実習などが課される。 それに比較すると聖書学等の知識は当然拙い。
外国語を習う宣教師は8週間から12週間のあいだ、訓練センターで勉強する。その期間自分の母国語を話さず、伝道先の言語を練習するように奨められる。 この宣教師訓練センターで宣教師たちが外国語を習得する速さには定評があり、なぜそれほど速く上手になるかを研究する組織も多い。中には8~12週間の期間が終えるとその言語を流暢に話せる宣教師もいる。
[編集] 外見と服装
専任宣教師は外見と服装に対する厳しい標準を守らなければならない。男性はスーツ、白いワイシャツ、ネクタイは決まり。女性もフォーマルドレス(ドレスかブラウスとスカート)の着用を義務づけられている。(但し例外として温暖な地域などでは、スーツを着なくてもよい。)
週に半日「準備の日」という、自分の洗濯や娯楽な活動をする時間を設け、この活動や他の人を手伝う場合は、カジュアルな服を着てもよいことになっている。
宣教師は、常に自分の名字と教会の名前が付いている名札を付ける。男性の名字には「長老」が付き、女性の名字には「姉妹」が付く。
[編集] 組織
教会は世界各地を伝道部に別ける。それは設定された地域の面積や人口ではなく、多くのステークを含める広い地方。
伝道部は伝道部長によってゾーンというより小さい地方に別けられる。また、ゾーンの中にいろいろなディストリクトがある。ディストリクトはほとんど2~4同僚組みがいて、一つのエリア以上を含める。同僚組みは二人の宣教師であり、伝道部の一番小さい一部。エリアは1つ以上の同僚組みがて伝道する地域。
各ゾーンとディストリクトはそこで宣教している宣教師の一人がゾーンリーダー(巡回宣教師)、あるいはディストリクトリーダー(監督長老)を務める。監督長老はディストリクト内の伝道活動の状況を把握し、宣教師の問題を助ける担当である。
その以外に伝道部長の補佐が二人いる。補佐は伝道部の管理や宣教師の手伝いをする責任がある。宣教師が補佐として働く期間が終わって普通の宣教活動を続ける場合も、2年間の終わりまで補佐をする場合もある。
同僚組みは一緒に住み、毎日一日中一緒にいて、互いの行動を知っていなければならない。同じ部屋に寝るが、夫婦以外に同じベッドには寝ない。二人の宣教師が同僚として一緒に働くのは数週間~数ヶ月の期間。一人か両方の宣教師が転勤するときに同僚が変わる。
宣教師はいつも同僚と一緒にいなければならないのだが、別の宣教師やメルキゼデク神権を持った会員と同僚交換がすることが出来る。それはほとんど数時間以下である。
[編集] 人間関係
独身の宣教師は伝道中にデートをしてはいけない。異性の人と接することが出来るけれど、握手以外に触ってはならない。そして、異性の人といれば同僚も必ず隣にいなければならない。
宣教師は地元に異性のガールフレンド・ボーイフレンドがいても良いが、会ったり電話したりするのが禁じられている。週に一回手紙を書くことが出来る。宣教師は伝道に出る前にそういう関係を切る方が良いと教会の指導者が言うこともあるが、連絡を続ける宣教師も少なくない。ボーイフレンドが伝道に出ているの場合、デートしないと言っておきながら別の男性と付き合う女性もいる。
教会の初期は年齢、家庭環境に関わらず、多くの男性が宣教師として伝道に召されたが、今日は伝道部長以外、結婚している男性は召されない。伝道部長の召しは3年間であり、夫婦が二人とも召される。
年配の夫婦は伝道に出るよう奨められているが、その期間は任意で、数ヶ月~3年間。また伝道が終えてから再び申請する夫婦が多い。その場合、宣教伝道、系図伝道、神殿伝道、奉仕伝道のいずれかを選択する。
最終更新 2009年8月26日 (水) 08:50 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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