ヤマガラ
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ヤマガラ Parus varius |
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| 保全状態評価 | |||||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) |
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Parus varius Temminck & Schlegel, 1848 |
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| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| ヤマガラ | |||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Varied tit |
ヤマガラ(山雀、Parus varius)は、動物界脊索動物門鳥綱スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属に分類される鳥類。
目次 |
[編集] 分布
- P. v. castaneoventris タイワンヤマガラ
台湾なお、外見上中国のGuangdong(南中国)の個体群もこれに類似するとされるが、羽毛のパッチなどが異なっており詳細は不明である。
- P. v. namiyei ナミエヤマガラ
- P. v. olivaceus オリイヤマガラ
日本(西表島)固有亜種
- P. v. owstoni オーストンヤマガラ
- P. v. varius ヤマガラ
大韓民国、朝鮮民主主義人民共和国、日本(北海道、本州、四国、九州、伊豆大島、佐渡島、五島列島)
[編集] 形態
全長13-15cm。背中や下面はオレンジがかった褐色の羽毛で被われる。頭部は黒い羽毛で被われ、額から後頸部にかけて明色の斑紋が入る。下嘴基部(腮)から胸部にかけて黒い帯模様が入る。尾羽の色彩は黒褐色。初列風切や次列風切の色彩は黒褐色で、羽毛の外縁(羽縁)は青みがかった灰色。雨覆や三列風切の色彩は青みがかった灰色。
嘴の色彩は黒い。後肢の色彩は青みがかった灰色。
卵は白い殻で覆われ、淡褐色や青みがかった灰色の斑点が入る。
- P. v. owstoni オーストンヤマガラ
頭部の明色斑は細く、色彩は赤褐色。嘴が太い。
[編集] 分類
南部に分布する亜種ほど、色味が濃い傾向がある。
- Parus varius amamii アマミヤマガラ
- Parus varius castaneoventris タイワンヤマガラ
- Parus varius namiyei ナミエヤマガラ
- Parus varius olivaceus Kuroda, 1923 オリイヤマガラ
- Parus varius owstoni Ijima, 1893 オーストンヤマガラ
- Parus varius sunsunpi タネヤマガラ
- Parus varius varius Temminck & Schlegel, 1848 ヤマガラ
- Parus varius yakushimensis ヤクシマヤマガラ - など
[編集] 絶滅亜種
- Parus varius orii Kuroda, 1923 ダイトウヤマガラ
[編集] 生態
標高1,500m以下にある常緑広葉樹林や落葉広葉樹林に生息する。和名は山に生息する事に由来するが、山地から平地にかけて生息する。標高1,000m以上の場所に生息する個体は、冬季になると標高の低い場所へ移動する。同科他種と混群を形成する事もある。
食性は雑食で、昆虫、クモ、果実などを食べる。主に樹上で採食し夏季は主に動物質を、冬季は主に果実を食べる。堅い果実は後肢で挟み、嘴でこじ開けて中身を食べる。また樹皮などに果実を蓄える事(貯食)もある。
繁殖形態は卵生。樹洞にコケなどを組み合わせた内部に獣毛などを敷いた皿状の巣を作り、3-6月に5-8個の卵を産む。メスが抱卵し、抱卵期間は12-14日。雛は孵化してから18-20日で巣立つ。
[編集] 人間との関係
開発による生息地の破壊などにより生息数は減少している。
P. v. namiyei ナミエヤマガラ
絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)
P. v. olivaceus オリイヤマガラ
準絶滅危惧(NT)(環境省レッドリスト)
P. v. orii ダイトウヤマガラ
P. v. owstoni オーストンヤマガラ
絶滅危惧II類(VU)(環境省レッドリスト)
日本では文献から平安時代には飼育され、本種専用の「ヤマガラかご」もあった。学習能力が高く芸を仕込んで覚えさせ、披露される事もあった。芸の披露は江戸時代に盛んで、特におみくじを引かせる芸が多く1980年ごろまでは神社の境内などの日本各地で見られた。そのため年輩者には本種はおみくじを引く小鳥のイメージが強いがおみくじ芸自体は戦後になってから流行し発展してきたもので、曲芸は時代につれあれこれ変遷してきたことが記録から読み取ることができる。しかし鳥獣保護法制定による捕獲の禁止、自然保護運動の高まり、別の愛玩鳥の流通などにより次第に姿を消してゆき現在本種を用いた芸を見ることはできない。このような芸をさせるために種が特定され飼育されてきた歴史は日本のヤマガラ以外、世界に類例を見ない[1]。
なお、ヤマガラの芸には近年まで代表的だったおみくじ引き以外に以下のようなものがあった。
- つるべ上げ
- 鐘つき
- かるたとり
- 那須の与一
- 輪ぬけ
[編集] 関連項目
- シジュウカラ科
- シジュウカラ属
- 鳥類レッドリスト (環境省)
[編集] 脚注
- ^ 小山幸子 (1999). "ヤマガラの芸". ISBN 4-588-30203-5
[編集] 参考文献
- 安部直哉 『山渓名前図鑑 野鳥の名前』、山と渓谷社、2008年、327頁。
- 五百沢日丸 『日本の鳥550 山野の鳥 増補改訂版』、文一総合出版、2004年、263頁。
- 環境庁 『日本産鳥類の繁殖分布』、大蔵省印刷局、1981年。
- 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥類I』、平凡社、1986年、158頁。
- 高野伸二 『フィールドガイド 日本の野鳥 増補改訂版』、日本野鳥の会、2007年、262-263頁。
- 中村登流監修 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社、1984年、138、202頁。
- 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、535頁。
- 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館、2002年、18頁。
[編集] 外部リンク
- IUCN Red List - Home Page -
- BirdLife International 2008. Parus varius. In: IUCN 2009. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2009.1.
- 環境省 自然環境局 生物多様性センター
最終更新 2009年10月31日 (土) 16:41 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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