ヤマドリタケ

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ヤマドリタケ
分類
: 菌界 Fungi
: 担子菌門 Basidiomycota
亜門 : 菌蕈亜門 Hymenomycotina
: 真正担子菌綱 Homobasidiomycetes
: ハラタケ目 Agaricales
: イグチ科 Boletaceae
: ヤマドリタケ属 Boletus
: ヤマドリタケ B. edulis
学名
Boletus edulis Bull.
和名
ヤマドリタケ

ヤマドリタケ(Boletus edulis)はハラタケ目イグチ科ヤマドリタケ属の食用キノコ。香りが良く、イタリア料理など、ヨーロッパでよく使われる。日本でふつうに発生するヤマドリタケモドキ(Boletus aestivalis (=B. reticulatus))と非常に似ており、しばらくは混同されていた。

[編集] 近縁種

近縁種には、ヤマドリタケモドキがある。ヤマドリタケとヤマドリタケモドキとの相違点は、

  1. ヤマドリタケは傘の表面に光沢があるのに対し、ヤマドリタケモドキの傘の表面はビロード状
  2. ヤマドリタケの茎には途中まで網目模様があるのに対し、ヤマドリタケモドキの茎には全体に網目模様がある
  3. ヤマドリタケは針葉樹林に生えるのに対し、ヤマドリタケモドキは広葉樹林に生える

などの点から区別できるとされる。しかしヤマドリタケ属ヤマドリタケ節の分類は困難で、日本産種の位置付けも必ずしも確定的ではなく、未記載種も存在すると思われる。ヨーロッパや北アメリカにも、限られた専門家にしか識別できないほど類似した近縁種が複数存在する。

これらはイタリア語ではまとめてポルチーノ porcino (複数形はポルチーニ)と呼ばれ、アンズタケトリュフと並び珍重されている。ヤマドリタケはフランス語でセップ cèpe (de Bordeaux)、ドイツ語でシュタインピルツ Steinpilz などと呼び、近縁種のヤマドリタケモドキやススケヤマドリタケなどとともにヨーロッパ各地で食材として珍重されている。 なお、近年になって本種とよく似たドクヤマドリという強毒のキノコが発見されているので、注意を要する。(後述)

日本に多いヤマドリタケモドキ。風味はヤマドリタケとほぼ同じ。


[編集] 類似の毒キノコ

ドクヤマドリ

類似の毒キノコには、ドクヤマドリ(Boletus venenatus)がある。詳細はドクヤマドリを参照

美味だというが下痢嘔吐などの激しい胃腸障害を長時間にわたって続き、場合によっては脱水症状などで生命の危険に陥る可能性も考えられるので要注意。そのほかイグチ科ではいくつかの激しい中毒を引き起こす種類の存在が報告されている。ドクヤマドリの特徴は以下の通り。

  • 軸は網目がなく大根のようにすべすべしてところどころにさび色のしみがある。
  • 肉は薄く黄色を帯びており、空気に触れると弱い青変性がある。
  • かさは黄土色から黄金色のビロード状で湿っても粘らない。
  • 管孔は鮮やかな濃黄色から黄褐色。

本種は亜高山性針葉樹林性と言われる(富士山に特に多いという)が、本種と思われるキノコを広葉樹林で見かけたという情報もある。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年9月30日 (水) 20:17 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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