ヤマノイモ

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ヤマノイモ
ヤマノイモ
ヤマノイモ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 単子葉植物綱 Liliopsida
: ユリ目 Liliales
: ヤマノイモ科 Dioscoreaceae
: ヤマノイモ属 Dioscorea
: ヤマノイモ D. japonica
学名
Dioscorea japonica Thunb. (1784)
和名
ヤマノイモ
英名
Japanese yam, glutinous yam
山芋畑
ムカゴ
果実

ヤマノイモ(山の芋、学名:Dioscorea japonica)は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草。または、この植物のとして発達した担根体のこと。ヤマイモ(山芋)、ジネンジョ(自然生、自然薯)とも呼ぶ。

また、中国原産で17世紀に日本に移入されたナガイモD. batatas)やダイショD. alata)のことをヤマノイモ、ヤマイモと呼ぶことがある。古くは薯蕷と書いてヤマノイモと読んだが、これも本来はナガイモのことである。また、ヤマノイモ属の食用種の総称ヤム(yam)をヤマノイモ、ヤマイモと訳すことがある。

目次

[編集] 特徴

本州から四国九州および、朝鮮半島中国に分布する雌雄異株のつる植物で、細長いハート形のを持ち、には葉腋から穂状の花序を付ける。果実は大きな三つの陵があり、それぞれの陵が中に種子を含んでいる。種子のほかに、葉腋に発生するむかごによって栄養生殖する。地下には一本のがある。芋は地下深くへとまっすぐに伸び、1メートルを超えることもある。地上部の成長にしたがって芋は縮小し、秋には新たな一本の芋と置き換えられる。赤土土壌で採れたものが、風味がよいとされる。

[編集] 採取・栽培

元来は野生の植物であり、かつては山へ行って掘ってくるものだった。ただし、たいていの場合はイノシシとの取り合いになり、先を越されれば掘り返された跡を見るばかりだった。

になって地上部が枯れる頃が芋の収穫時期である。枯れ残った蔓を目当てにして山芋を探す。芋を掘るには深いを掘らねばならないので、なるべく斜面の所を探す。掘る道具は掘り棒・芋掘り鍬と呼ばれる大人の背丈ほどので、先端が平らになったようなものを使う。蔓が地面に入り込んだところを特定し、その周辺を深く掘り下げて芋を掘り出す。先端まで掘り出すにはかなりの注意と忍耐が必要になる。うまく掘り出せた場合、蔓の先端に当たる芋の端を残して、穴を埋めるときに一緒に埋めておけば翌年も芋が生育し、再び収穫することができる。

現在ではむかごの状態から畑で栽培されており、流通しているのは栽培ものが多い。収穫しやすいように、長いパイプの中で栽培している。

[編集] 分類

小売店などではヤマノイモ(自然薯)とナガイモを混同して販売している例を見掛けるが、ナガイモはヤマノイモ(自然薯)と異なり日本原産の野菜ではなく、また山野に野生化することも無い。また、染色体の数も異なる。

[編集] 利用法

基本的に、ナガイモと同じような食べ方をする。このため、混同して売られていてもさほど問題がないともいえるが、風味にはやはり違いがある。

長く伸びるを食用にする。この芋に含まれるデンプンは非加熱状態でアルファ化しているため生食でき、すりおろしてとろろにする調理法が代表的。ナガイモと比較すると遥かに粘り気が強く、普通にすりおろしただけだと餅や団子のようになり食べづらいため、出汁などを加えてのばす方法が一般的である。薯蕷、きんとんなど、和菓子の材料にもなる。むかごは主に加熱調理して食用にするが、生食も可。

“山薬(さんやく)”は本来はナガイモの漢名だが、を剥いたヤマノイモまたはナガイモの根茎を乾燥させた生薬もこう呼ぶ。これは日本薬局方に収録されており、滋養強壮、止瀉、止渇作用があり、八味地黄丸(はちみじおうがん)、六味丸(ろくみがん)などの漢方方剤に使われる。

[編集] 類似している植物

ヤマノイモ科の植物はトコロ種など野生種が数種あり、いずれもよく似ている。むかごを作るものもあるが、食用にならないものもある。

近年、高知県(2006年)や静岡県(2007年)で、ユリ科の鑑賞用植物のグロリオサ球根をヤマイモと間違えて食べ、死亡する事故が起こっている。葉の形は似ていないが、球根の形状が似ている。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年4月12日 (日) 17:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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