ヤ行エ

ヤ行エの最新ニュースをまとめて検索!

平仮名
文字
字源 江の草書
JIS X 0213
Unicode
片仮名
文字
字源 江の旁
JIS X 0213 1-5-8
Unicode U+30A8
言語
言語 ja
ローマ字
ヘボン式
訓令式
JIS X 4063
アイヌ語
発音
IPA
種別
清音
平仮名
片仮名
拡張仮名

ヤ行エ(ヤぎょうエ)は、五十音図で、ヤ行エ段に位置すべき仮名文字とその音荷である。

現在その位置は空白にするかア行エの繰り返しで埋められるが、本来は別の仮名と音があった。

目次

[編集] 文字の表記

万葉仮名の時代にはア行エとヤ行エの区別はあった。しかし、上代特殊仮名遣の消失からまもなく(より早く)、10世紀ごろには混同され始める。

仮名文字の誕生初期にはまだ区別があり、ア行エとヤ行エには別の仮名文字が存在した。しかし、仮名文字が完成し歴史的仮名遣が確立する頃には区別がなくなり、それぞれのかな文字は同じ音を表す複数の仮名文字という扱いになった(複数の仮名文字を持つ音は珍しくなかった)。

明治になると、仮名文字は1音に対し平仮名・片仮名それぞれ1字ずつとなり、他は変体仮名という扱いになった。エについては、採用されたのは、本来もア行エの平仮名だった文字と、本来はヤ行エの片仮名だった文字である。

ア行エ [e] ヤ行エ [je]
漢字
平仮名 衣の草書(え) 江の草書
片仮名 衣の省画 江の(エ)

明治期、50音図の隙間を埋めるべく、ヤ行イ、ヤ行エ、ワ行ウの片仮名(片仮名のみ)が作られた。ヤ行エは、イとエの合字が使われた。

[編集] 音荷

本来の音荷は、ア行エは[e]、ヤ行エは[je]だった。

戦国安土桃山江戸時代初期には、西洋人による文献などから、ア行エとヤ行エは統合され[je]であることがわかる。つまり、ア行エがヤ行エに統合されたことになる。

江戸中期から幕末にかけ、 統合されたエは、[je]から[e]に変化した。つまり、ヤ行エからア行エに変化したことになる。

現代では通常はどちらも[e]の発音がされるが、前の母音が[e]になるときは[e]の発音だと前の母音との組み合わせで長音[eː]になるため、区別するために[je]の発音をすることもある。

[編集] 使用例

天地の歌」は、「いろは歌」同様、全ての仮名を1文字ずつ使ったであるが、いろは歌より古くア行エとヤ行エの区別をしているため、いろは歌より1文字多い48文字からなる。広辞苑ではこの詩は、ヤ行エの平仮名を使って引用されている。

[編集] 文字コード

2009年6月現在、平仮名のヤ行エはUnicodeには存在しないが、追加多言語面であるU+1B000 - U+1B0FFのHistoric Kanaブロック(新設される予定である)に昔の片仮名ア行エ(衣に由来する文字)と共に追加提案中である。名称はそれぞれ、"HIRAGANA LETTER ARCHAIC YE" と "KATAKANA LETTER ARCHAIC E" である[1]。現状では、字形が似ており元になった漢字でもある「江」でしばしば代用される。

なお、片仮名のヤ行エは、現代のエと同一の字形のため統合されている。

[編集] 脚注 

  1. ^ Proposed New Characters -- Pipeline Table(英語)

最終更新 2009年10月14日 (水) 17:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【ヤ行エ】変更履歴

ご利用上の注意

もっと調べる!