ユニフォーム
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ユニフォーム(uniform)は、スポーツ、特に団体競技においてチームとして統一性を持った服装のことである。
ユニフォームには、チーム名、選手名、背番号のほか、スポンサー企業のロゴなどがプリントされている。国際試合では国旗などがプリントされる。
団体競技では必須であるが、オリンピックなどの選手団のそろいの服装も「ユニフォーム」と呼ばれる。そのデザインには、有名な服飾デザイナーが起用されることが多い。また水泳や器械体操など個人競技であっても、選手団を形成するときはそろいのものを着用する。これは、選手団でまとめて購入したり、スポンサーがまとめて提供するからである。
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[編集] 基本的特徴
ユニフォームの特徴として、判別の容易化があげられる。特に団体競技となる球技の場合、敵・味方及び審判を一瞬にして判断できる材料として重宝する。そのため球技によっては、対戦相手同士で色が被らないようにする措置が行われる。またユニフォームには、広告塔として使用及び一般人への販売によって、運営団体への重要な収入源になる。
またスポーツ時に常に着ることから、そのスポーツに特化したものとなっている場合が多い。それは素材の通気性、吸汗性、フィット感による着やすさから、身体の保護まで様々な施しを受けている。特にモータースポーツでこれが顕著に表されている。モータースポーツは火災の危険性を常に伴なうため、難燃性素材のユニフォームが欠かせない。
[編集] 野球
同一チームの選手は同色、同型、同意匠のユニフォームを着用すること、ホームチームは白色の生地を使用すること、6インチ(15.2cm)以上の背番号を付けることなどが、公認野球規則で定められている。しかし、規則はそれほど厳しく適用されているわけではなく、袖が他の人より長い選手や、ズボンをパンタロンタイプにする選手もいる。また、アンダーシャツに対して色は規制されているが、材質・形状は選手間で異なる場合が多い(もっとも2006年4月30日、北海道日本ハムファイターズの新庄剛志が、一人だけ襟付きアンダーシャツを着ていたことが問題となった。デザインは全員で統一されていなければならないとされる)。
監督やコーチも選手と同じユニフォームを着用することが多い。ただし、公認野球規則においてはコーチにのみユニフォーム着用が義務付けられている。監督はこの限りではない。20世紀前半のMLBの名監督コニー・マックはスーツ姿で指揮をしたことがよく知られている。
プロ野球においては、各チーム、ホームカラーとビジターカラーの最低2種類のデザインがある。また、練習用ユニフォーム(オルタネート)など公式戦では使用しないユニフォームを用意しているチームもある。シアトル・マリナーズなど一部のチームではホーム用ユニフォームを数種類用意し、試合ごとに選手の希望(大抵はその日の先発投手が選ぶ)で好きなデザインを選んで試合することもある。あるいは、特定の曜日のみ、特定の期間のみに着用するユニフォームを用意しているチームもある(例:千葉ロッテマリーンズや読売ジャイアンツの日曜日限定ユニフォーム、横浜ベイスターズの夏季限定ユニフォームなど)。
メジャーリーグでは、公式戦の期間中に限定ユニフォームで試合を行うことが日本に比べて多い。例えば、「オールド・タイマーズ・デー」「ターン・クロック・デー」などと題して、旧デザインのユニフォームを着たり、あるいは、同じ街をフランチャイズにしていたチームに敬意を表してそのチームの復刻ユニフォームを着用して試合を行うことがある(詳細はen:Throwback uniformを参照)。復刻されるのは必ずしもメジャーリーグのチームとは限らず独立リーグやニグロ・リーグのチームの場合もある。日本プロ野球では2005年より始まった交流戦において阪神タイガースが旧デザインのユニフォームを着用し好評であったことから、交流戦を中心に限定ユニフォームで試合を行うチームが増えている。特に2008年は各球団で周年記念が重なったことから復刻版ユニフォームが一気に広まった。
[編集] 特徴的なユニフォーム
- 1968年5月15日から、中日ドラゴンズがノースリーブのユニフォームを使用。しかし最下位に終わったため、この年限りでお蔵入りとなった。ちなみに中日は1998年にも日曜日のナゴヤドームでの試合限定で、また千葉ロッテマリーンズが夏休み時のホーム用としてノースリーブのユニフォームを導入している。メジャーリーグでは、ピッツバーグ・パイレーツ、シンシナティ・レッズなどがノースリーブ・ユニフォームを採用している。なお、2002年~2008年に使用していた広島東洋カープのビジター用ユニフォームは一見ノースリーブに見えるが、実際は赤い袖が付いているものである。
- 1973年後期、日拓ホームフライヤーズは7色のユニフォームを日替わりで使用した。しかしその年のオフに日本ハムに身売りしたため、この年限りでお蔵入りとなった。
- 1976年前期、太平洋クラブライオンズが、前面が背番号しか入っていないアメリカンフットボール型のユニフォームを採用。しかし「企業名を外したのは身売りのための布石ではないか」という声があがったため、後期からは球団ロゴを復活させた。
- 1998年の中日ドラゴンズ、2002年以降の千葉ロッテマリーンズなどが、日曜日限定のサンデーユニフォームを使用している。2006年~2007年は読売ジャイアンツが休日の主催試合でホリデーユニフォームを使用している。
- 2009年の千葉ロッテマリーンズのビジターや埼玉西武ライオンズのホームなど、パ・リーグで胸に背番号を付けないチームが多い。
[編集] プロ野球交流戦用ユニフォーム
- 阪神タイガースが、2005年から始まった交流戦で旧デザインを復刻したユニフォーム(ホームのみ)を使用。これを皮切りに、多くの他球団も交流戦専用ユニフォームを使用するようになった。翌2006年も同デザインでビジター用とともに使用(ただし、ホームとビジターが逆)。2007年はファッションデザイナーのコシノヒロコがデザインしたユニフォームを使用。2008年のユニフォームは本物の虎をイメージし、伝統のタテジマの胸部分の色に濃淡をつけ、場所によってシマの濃さが変わるグラデーションが施されている。また、プロ野球界で初めて、従来はアップリケだった胸のロゴ、袖のマークなどをすべてプリントにしたことで、約100グラム軽くなった。
- 横浜ベイスターズも、2005年から交流戦で期間限定のユニフォームを使用している。なお、2年ごとにデザインが変更されている。
- 東北楽天ゴールデンイーグルスは、2006年から、ホームゲームのみで交流戦用ユニフォームを使用している。
- 埼玉西武ライオンズは、2008年の交流戦で、所沢移転30周年を記念して、ホームゲームのみで交流戦用ユニフォームを使用した。
- 読売ジャイアンツは、2008年に期間限定ビジター用の「サマービジターユニフォーム」を使用した。清涼感を出す薄いグレーが基調で、背中の全面と脇の部分にメッシュ素材を採用し通気性がよく、軽量化されている。交流戦が開幕する5月20日から8月末まで着用する予定だったが、後に正式なビジターユニフォームとなった。
[編集] 復刻ユニフォーム(日本)
- 2005年の交流戦で、1979年 - 1981年にホームゲームで使用されていた復刻版ユニフォームを使用した。
- 2006年の交流戦では、同時期(1979年 - 1983年)にビジター用として使用されていた水色のユニフォーム(いわゆる「青虎」)をホームゲームで、前年使用した復刻ユニフォームをビジター用として使用した。
- 2009年の交流戦では、球団史上初めて日本一に輝いた1985年当時のユニホームを復刻。ホーム用は帽子にも白地にタテジマ。ビジターもグレー地に同じく黒のストライプが入ったシンプルなデザイン。
- 2007年6月8日から11日まで、球団通算5000勝記念企画として、V9時代のホーム用・ビジター用ユニフォームを期間限定で使用した。
- 2009年、球団創立75周年記念事業の一環として、1936年に米国遠征した時のユニホームを復刻し、7月7日からの横浜3連戦(東京ドーム)で着用すると発表。
- 2007年、1979年 - 1996年に使用されていた、いわゆるライオンズブルーのビジターユニフォームを復刻。7月10日から8月30日の試合で使用した。
- 2008年、球団創設30周年および西日本鉄道創業100周年協賛事業として「ライオンズ・クラシック」と銘打ち、前身の西鉄ライオンズが1954年-1959年に使用していたユニフォームを復刻。6月28日 - 8月21日までの主催試合のうち12試合と7月15、16日のソフトバンク戦(ヤフードーム)2試合で使用した。
- 2009年、引き続き「ライオンズ・クラシック2009」のイベントを開催することを発表。「多くのスター選手を輩出した最強ライオンズがよみがえる」をコンセプトに5度の日本一に輝き黄金時代を築いた1980年代に使用していたユニホームを復刻した。
- 西武は後述のソフトバンクと異なり、2008年まで前身球団の歴史を継承しない方針を採っていただけに、方針転換と受け止められて注目された(事実、その年のオフに西鉄の継承球団であることを公式に表明した)。
- 2008年、福岡移転20周年および球団創設70周年事業として、「福岡ダイエーホークス復刻モデル」と「南海ホークス復刻モデル」のユニフォームを製作。ダイエーモデルは5月24日の阪神戦・6月12日の中日戦(共にヤフードーム)、南海モデルは6月6日の阪神戦(甲子園)・8月2日、3日のオリックス戦(京セラドーム)で使用した。
- なお、対戦相手の阪神と中日は、ホークスが1964年・1999年・2003年の日本シリーズで対戦して日本一となった球団である。
- 2008年、手塚治虫生誕80周年記念として、左袖に「鉄腕アトム」のイラストが入った1969年のアトムズ時代のビジターユニフォームを復刻。5月3日から15日の9試合(神宮球場)と21、22日の西武戦(西武ドーム)の計11試合で着用した。西武戦については、手塚キャラをシンボルマークとしていたもの同志ということで着用するもの。
- 2009年、球団創立60周年を記念し、1951年当時(球団創設2年目)の国鉄スワローズが着用したユニフォームを再現。日本生命セ・パ交流戦期間中に開催する主催6試合で着用。
- 2008年、ロッテ球団40周年記念として、1973 - 1991年に使用されていたオリオンズ時代のホームユニフォームを復刻。8月13日から16日のソフトバンク、楽天戦(千葉マリンスタジアム)で使用した。
- 2009年、球団創設40周年を記念し8月18日から20日に、1969 - 1972年のオリオンズ時代のユニホームを着る。
- 2008年、広島市民球場のラストイヤーを記念し、1977 - 1988年に使用されていたデザインのユニフォームを復刻。9月23日から25日の巨人戦(広島市民球場)で使用した。これは、いわゆる「赤ヘル軍団」黄金時代のユニフォームである。
[編集] その他
- 2005年に近鉄とオリックスの合併で誕生したオリックス・バファローズの新ユニフォームは、オリックスの「BlueWave」を「Buffaloes」に変更しただけであった。それを見た旧近鉄選手やファンなどからの批判もあり、急遽大阪ドーム用のユニフォームを作成。大阪ドーム用ユニフォームは帽子と胸の左側部分に、従来とは異なるデザインの紺に黄色の縁取りがある「Bs」マークを使用。ロゴは水牛の角をモチーフにデザイン。前立てにはブルーウェーブ時代のユニフォームと同様に紺のラインが入っている。また紺のラグランスリーブと袖口の赤いラインに近鉄のイメージが残るように配慮されている。ラグランスリーブは1974年から1996年までの近鉄のユニフォームに使用され、赤は近鉄のチームカラーだった。
- 横浜ベイスターズは、2004年から毎年夏季限定ユニフォームを使用している。
- 福岡ソフトバンクホークスは、2006年から毎年「鷹の祭典」と題して、3日間のみ着用する限定ユニフォームを使用している。
- 東北楽天ゴールデンイーグルスは、2007年から毎年、一般公募で募集したユニフォームを期間限定で使用している。
- 西武ライオンズは、2007年7月10日から8月30日まで期間限定ユニフォームを使用した。背面にライオンの牙をイメージしたデザインが入ったユニフォームであり、上記のライオンズブルーを復刻したユニフォームと併用した。
- 北海道日本ハムファイターズは、2007年8月17日からの3連戦を「We Love HOKKAIDOシリーズ」と題して、胸に「HOKKAIDO(北海道)」の文字が入った青色のユニフォームを3試合限定で使用。また、翌2008年も連戦限定ユニフォームが登場。ユニフォームの胸の部分に「HOKKAIDO」の文字が入るのは前年と同じだが、ユニフォームの生地の色は黒、袖が青で前年とカラーリングが逆転している。
- 2008年、マツダオールスターゲーム2008の練習中、試合前イベント時に限りセ・パそれぞれのイメージカラー(セリーグ・緑、パリーグ・水色)に合わせたプラクティスユニフォーム(ミズノ株式会社提供)を着用。
[編集] サッカー
サッカーでは大きく分けて選手と審判の2つにわけられる。試合ではこの2つが確実に区別できるようなデザインを選ばなければならない。これに加えて、チーム同士でデザインが被ってはいけない。これらは後述するゴールキーパーのユニフォームも例外ではない。そのためチームには、ホームカラーとアウェーカラーの2種類が存在しており、時前の協議でこれらの問題を決めておく。
チーム内では、ゴールキーパーとそれ以外の選手ではユニフォームのデザインが異なっている。これはゴールキーパーというポジションが他の選手とは異質でありまた特別のルールが存在するため、他の選手との判別の容易化を促している。また自チーム・相手チーム・相手チームのGKとは異なる色のユニフォームを着用しなければならない。そのためキーパーに限りユニフォームを3色用意しているチームもある。
素材は汗が付きにくいメッシュのものが多い。シャツの裾をズボンに入れることがルールで定められている。試合終了後にはお互いのユニフォームを交換する姿が見られる。これは互いの健闘を称え合う意味合いでサッカー(また、ルーツが同じ球技であるラグビー)独自の光景である。特にワールドカップ、UEFAチャンピオンズリーグなど大きな大会でこの光景は見られる。
現在のサッカーでは、両チームのユニフォームの色合いはかなり厳格に違いがわかるようにするのが通常であるが、初期のJリーグでは比較的アバウトで、清水エスパルスとジェフ市原がともに第一ユニフォーム(橙と黄)着用したりすることがあった。
[編集] 特徴的なユニフォーム
- イタリアのセリエAでは、優勝10回のクラブにはユニフォームにラ・ステッラ(イタリア語で「星」)と呼ばれる金色の星の刺繍が付いている。ユヴェントスが2個、ACミランとインテルがそれぞれ1個付けている。
- スペインのFCバルセロナは、ユニフォームに企業ロゴを一切付けていない数少ないチームであったが、2006年FCバルセロナはユニセフのロゴを付けた。
- 浦和レッズは日本で唯一、紐付きユニフォームを着用しており、その頃のユニフォームはオークション等で高値で取引されている。
[編集] バレーボール
リベロとそれ以外の選手ではユニフォームのデザインが異なっている。
[編集] 1990年代までの女子のユニフォーム
- 白の長袖ユニフォームシャツに赤のバレーブルマー(シャツ入れ)。膝サポーター、白のハイソックスに白の運動靴(中国、韓国も同じ)。
- Vリーグの前身である日本バレーボールリーグ時代に、日立がレオタード型ユニフォームで試合を行ったことがある。
- 体操服。白のハイソックスに白のバレーシューズ。(紅白ハチマキ・青色のスクールジャージ)
- 4月、5月、10月から3月までは青色のスクールジャージ上下姿。6月から9月までは白無地の丸首体操服に青色のジャージのズボン姿で練習。
[編集] チアリーダー
競技やイベント(市民祭り、区民祭り、海女フェスティバルも含めて)、学園祭はもちろん、高校野球や大学駅伝などのスポーツ応援では応援団員と一緒に応援する姿もかなり見られる。
[編集] 競技専門チーム
服装
- 上半身はボディスーツ(ボディライナー)または長袖インナーシャツを着てシェルトップ(ベスト)を着る。
- 下半身はミニスカート(スコート)またはプリーツスカート。ブルマー(アンダースコート)またはコスチュームパンツスパッツに白のハイソックス、白の運動靴(チアリーディング専用靴)を履く。
- 最近では、斬新なデザインで、肌の露出が見られ「ヘソ出し」のコスチュームが多く見られる。
[編集] 応援指導部
服装、使用道具
- 上半身はボディスーツ(ボディライナー)または長袖インナーシャツを着てシェルトップ(ベスト)。その上にセーターを着込む。白の手袋を着用する。
- 下半身はミニスカート(スコート)またはプリーツスカート。ベージュのパンティーストッキングを履いてからブルマー(アンダースコート)またはコスチュームパンツを穿く。パンストの上から白のハイソックスをきちんと履き、白の運動靴を履く。
- ポンポン、バトンなどのチアグッズを持参する。
- 学校によっては帽子、サンバイザーをかぶるところもあれば、応援団員の服装である学ランに襷、頭に鉢巻、白の手袋をしているのに対し、チアリーダーはチアユニフォーム姿に頭には鉢巻を締め、セーターの上から背中の部分に斜め十文字(×のような形)に交わさせて肩に結ぶ襷をして応援するところもある。
備考
- 応援指導部の中でのチアリーダーが着るチアユニフォームは、チアリーディングの競技用コスチュームとしてではなく応援団の制服として着用し、団によって生脚を禁止してるところもあれば年中セーター着用もある。
- 時にはチアユニフォームが水着になることもあり、高校野球では「拝み節」というリードされている8回裏に団長が逆転を祈りながら水をかぶるという伝統がある。応援団員だけでなくチアリーダーもバケツ一杯の水をかぶり、気合を入れて応援するのもある。
- 大学駅伝など大雨の中の応援では、雨合羽の着用は禁止されている。学ランに襷、鉢巻き姿の応援団員に対し、チアリーダーはチアユニフォームのまま。長時間土砂降りが続く中の応援になると、セーターは水の重みで動きづらくなり、長袖インナーシャツやシェルトップ、下着までびしょ濡れになる。スコートは水の重みでへばり付くようになりブルマーやショーツだけでなく、パンストに包まれた美脚までもびしょ濡れになり、白のハイソックス、白の運動靴までびしょ濡れになる。髪も濡れて乱れることもあり、濡れた手袋で直しながら一生懸命応援しなければならない。
[編集] その他
- 「U」を正確に伝達するための、国際的な頭文字の規則の通称(フォネティックコード)
- 「ユニフォームを脱ぐ」という言葉は引退する、という意味で使われることが多い。
最終更新 2009年11月15日 (日) 19:27 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【ユニフォーム】変更履歴

