ヨギ・ベラ

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ヨギ・ベラ
Yogi Berra
ヨギ・ベラ(2007年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 ミズーリ州セントルイス
生年月日 1925年5月12日(84歳)
身長
体重
5' 8" =約172.7cm
194 lb =約88kg
選手情報
投球・打席 右投左打
守備位置 捕手
プロ入り 1943年 (ドラフト制度なし)
初出場 1946年9月22日
最終出場 1965年5月9日
経歴(括弧内は在籍年)
殿堂表彰者
選出年 1972年
得票率 85.61%
選出方法 BBWAA投票による選出

ヨギ・ベラ(Lawrence Peter "Yogi" Berra、1925年5月12日 - )はアメリカメジャーリーグで活躍した捕手である。のちに監督

目次

[編集] 人物・来歴

はじめマイナーリーグでプレーした後、1946年ニューヨーク・ヤンキースと契約、最初はキャッチャーとしては今一つだったためヨギの前にヤンキースの正捕手を務めていたビル・ディッキーに1年間、徹底的に仕込まれた逸話がある。

本名はローレンス・ピーター・ベラだが、子供の頃に友人のボビー・ホフマン(後のニューヨーク・ジャイアンツでプレー)が映画で見たインドヘビ使いに歩き方がそっくりだった事から同じインドのつながりで「ヨギ」と呼び始めたのが言の始まりという。彼の発言は独特の言い回しから、「ヨギイズム」と呼ばれた(下記参照)。

有名な漫画『ヨギ・ベア』は彼の名にならって、のちに名付けられた(1958年)。

ヨギの現役時代のヤンキースは主力にジョー・ディマジオミッキー・マントルらの強力スラッガー、エースにはホワイティ・フォードを擁しており、正に黄金時代であった。自身も「悪球打ち」と呼ばれる巧打者として活躍し、「ヘリコプター・スイング」と呼ばれた独特の打撃スタイルから引退までに打った358本塁打は、当時キャッチャーとして最多の本塁打だった。またヨギは13回ワールドシリーズ出場を果たしワールドシリーズ優勝の証であるチャンピオンリングを10個獲得しているが、これはメジャー史上最多出場である。アメリカンリーグMVPも3度受賞した。

引退後はヤンキースのコーチ・監督のほか、ニューヨーク・メッツのコーチ・監督などを歴任。監督として、ヤンキースでは1964年に、メッツでは1973年にワールドシリーズ進出を果たした(いずれも敗退)。1985年シーズン途中にヤンキースのオーナーであるジョージ・スタインブレナーと大喧嘩を起こし、監督を退任。「もう二度とヤンキー・スタジアムには来ない」と長らく球界から身を引いたが、ディマジオらの尽力で1998年にスタインブレナーと和解。1999年にディマジオが没した後、彼が務めていたヤンキー・スタジアムでの始球式をヨギが引き継いだ。2004年のヤンキース日本開幕戦にも来日し、読売ジャイアンツとのオープン戦では始球式で金田正一の球を受けるキャッチャーも務めた。現在はアメリカで放映中の保険会社・Aflacの広告で、ヨギイズムを披露している("They give you cash, which is just as good as money"など)。

1972年アメリカ野球殿堂入り。背番号8はヤンキースの永久欠番(先輩のディッキーとともに、2人の永久欠番となっている)。

息子のデール・ベラ(英語版)もメジャーリーガー(内野手)で、1977年1987年にわたってピッツバーグ・パイレーツ(1977年~1984年)、ヤンキース(1985年1986年)、ヒューストン・アストロズ(1987年)でプレイし通算853試合に出場し、打率.236、本塁打49を記録。1985年にはヨギが監督をつとめていたヤンキースに移籍したが、開幕からしばらくでヨギが解任(前述)。親子が同一チームにいたのはわずかな期間のみであった。

[編集] 年度別打撃成績
































O
P
S
1946 NYY 7 22 3 8 1 0 2 4 0 0 1 1 .364 .391 .682 15 0 - - 0 0 1.073
1947 NYY 83 293 41 82 15 3 11 54 0 1 13 12 .280 .310 .464 136 0 - - 0 8 0.774
1948 NYY 125 469 70 143 24 10 14 98 3 3 25 24 .305 .341 .488 229 2 - - 1 9 0.829
1949 NYY 116 415 59 115 20 2 20 91 2 1 22 25 .277 .323 .480 199 0 - - 6 6 0.803
1950 NYY 151 597 116 192 30 6 28 124 4 2 55 12 .322 .383 .533 318 0 - - 4 11 0.916
1951 NYY 141 547 92 161 19 4 27 88 5 4 44 20 .294 .350 .492 269 0 - - 3 16 0.842
1952 NYY 142 534 97 146 17 1 30 98 2 3 66 24 .273 .358 .478 255 1 - - 4 8 0.836
1953 NYY 137 503 80 149 23 5 27 108 0 3 50 32 .296 .363 .523 263 1 - - 3 7 0.886
1954 NYY 151 584 88 179 28 6 22 125 0 1 56 29 .307 .367 .488 285 1 7 - 4 9 0.855
1955 NYY 147 541 84 147 20 3 27 108 1 0 60 20 .272 .349 .470 254 2 5 6 7 13 0.819
1956 NYY 140 521 93 155 29 2 30 105 3 2 65 29 .298 .378 .534 278 1 5 7 5 8 0.912
1957 NYY 134 482 74 121 14 2 24 82 1 2 57 24 .251 .329 .438 211 1 4 10 1 11 0.767
1958 NYY 122 433 60 115 17 3 22 90 3 0 35 35 .266 .319 .471 204 0 6 5 2 6 0.790
1959 NYY 131 472 64 134 25 1 19 69 1 2 43 38 .284 .347 .462 218 0 2 5 4 6 0.809
1960 NYY 120 359 46 99 14 1 15 62 2 1 38 23 .276 .347 .446 160 0 4 6 3 11 0.793
1961 NYY 119 395 62 107 11 0 22 61 2 0 35 28 .271 .330 .466 184 0 5 4 2 7 0.796
1962 NYY 86 232 25 52 8 0 10 35 0 1 24 18 .224 .297 .388 90 0 5 4 2 7 0.685
1963 NYY 64 147 20 43 6 0 8 28 1 0 15 17 .293 .360 .497 73 0 1 2 1 4 0.857
1964 試合出場なし
1965 NYM 4 9 1 2 0 0 0 0 0 0 0 3 .222 .222 .222 2 0 0 0 0 0 0.444
通算 19年 2120 7555 1175 2150 321 49 358 1430 30 26 704 414 .285 .348 .482 3643 9 44 49 52 146 0.830

[編集] 獲得タイトル・記録

[編集] ヨギイズム

ヨギは含蓄のある発言をすることで有名で、それらの言葉(と彼独特の思想)は"Yogiisms (ヨギイズム)"と呼ばれている。一見諺のようなウイットに富んだ言葉が多いが、よく考えれば意味をなさないものや単に同じ事を繰り返し述べているだけのものが多い。ユーモアがあるそれらの発言は野球に興味のない人々にも親しまれている。

"When you come to a fork in the road, take it.":「分かれ道に来たらとにかく進め」

  • 「決断をためらって立ち止まるより行動あるのみ」(即断即決、巧遅は拙速に如かず)という意味のとしてしばしば演説などで引用されるが、元来は自宅への道順を友人に説明した際のヨギの言葉。なおこの「分かれ道」はいずれ合流するため、どちらに進んでもベラの家に辿りつけたという。

"Baseball is 90 % mental, the other half is physical.":「野球の90%はメンタル、残りの半分がフィジカル」

"It ain't over 'til it's over.":「(ゲームは)終わるまで終わらない」

"Pitching always beats batting -- and vice-versa.":「ピッチングはいつもバッティングを打ち負かす。逆もまた真なり」

"Think? How the hell are you gonna think and hit at the same time?":「考えろだと?考えるのと打つのを同時にできるわけないだろう?」(もっと考えてバッティングをしろという批判に対して)

"Slump? I ain't in no slump! I just ain't hitting." :「俺がスランプだって?そうじゃない。当たってないだけだ」

"I didn't say everything I said.":「言った事の全部を言ったわけじゃない」

"You observe a lot by watching.":「よく見ればたくさん観察できる」

"This is the earliest I've ever been late.":「今まで遅れた中では一番早かったよ」

"Nobody goes there no more, it's too crowded.":「あんなに混雑する店には誰も行かん」(ミネアポリスにある有名レストランに行かなくなったのは何故かと質問されて)

"Half the lies they tell about me aren't true.":「奴らが俺について言っているデタラメの半分は嘘だ」

"It's like déjà vu all over again.":「これはまるでデジャヴの繰り返しだ」

"90 percent of putts that fall short don't go in." 「(ゴルフで)ショートしたパットの九割はカップに入らない」

"We made too many wrong mistakes.":「我々はあまりに多くの間違った失敗をしてしまった」(1960年のワールドシリーズパイレーツに敗れた理由を聞かれて)

"I usually take a two hour nap from 1 to 4." :「いつも2時間昼寝をするんだ。1時から4時まで」

"They give you cash, which is just as good as money.":「現金を貰うっていうのはお金を貰う位にいいことだ」(アメリカンファミリー生命保険会社のTVコマーシャルより)

"Always go to other peoples' funerals, otherwise they won't come to yours.":「他の人の葬式には必ず出席すること。でないと彼らは君の葬式に来てくれないよ」

"I'd like to thank all those who made this night necessary.":「今晩(の授賞式)を出席しなければならないものにしてくれた皆様に感謝いたします」

  • "... who made this night possible."と言うべき所でpossibleをnecessaryと言い誤ったもの。「皆様のお蔭で今晩の授賞式がある」と感謝するはずが、「皆様のせいで今晩の授賞式に出席しなければならない羽目となった」という、迷惑がるような意味になってしまっている。

"Even Napoleon had his Watergate.":「ナポレオンにもウォーターゲートがあった」

  • "Even Napoleon had his Waterloo."という諺(「人には誰でも失敗がある」というような意味)の"Waterloo"(ワーテルロー、ウォータールー)を"Watergate"(ウォーターゲート)と言い誤ったもの。ウォーターゲート事件はナポレオンではなくニクソンである。

"Never answer an anonymous letter.":「匿名の手紙には返事を出すな」

"The future ain't what it used to be.":「未来は、かつてのような未来ではない」

  • ヨギイズムの一つとして広まっているがベラの発言ではなく、ポール・ヴァレリーの"The trouble with our times is that the future is not what it used to be."(現代が抱えている問題とは、未来がかつてのような未来ではないことだ)という文章がオリジナル。

"It's tough to make predictions, especially about the future.":「予測をするのは難しい。未来についてはなおさらだ」

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月26日 (木) 13:29 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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