ヨーロッパイチイ

ヨーロッパイチイの最新ニュースをまとめて検索!

ヨーロッパイチイ

ヨーロッパイチイの枝と実
保全状態評価
LOWER RISK - Least Concern
(IUCN Red List Ver.2.3 (1994))
ファイル:Status iucn2.3 LC.svg
分類
: 植物界 Plantae
: 裸子植物門 Gymnospermae
: イチイ綱 Taxopsida
: イチイ目 Taxales
: イチイ科 Taxaceae
: イチイ属 Taxus
: ヨーロッパイチイ T. baccata
学名
Taxus baccata L.
和名
ヨーロッパイチイ(欧羅巴一位)
セイヨウイチイ(西洋一位)
英名
European Yew, Common Yew

ヨーロッパイチイ(欧羅巴一位)は、イチイ科イチイ属の1針葉潅木

セイヨウイチイ(西洋一位)とも言うが、同じ北米太平洋地域に自生するタイヘイヨウイチイ (Taxus brevifolia、英名 Pacific Yew or Western Yew) もセイヨウイチイと言うことがある。ただし、こちらの英名のWesternは西洋ではなくアメリカ西部の意味である。

ヨーロッパに唯一自生するイチイ属であり、英語では本来は単にユー (Yew) と呼ぶ。西洋文学でイチイとあるのは原則としてヨーロッパイチイである。同属他種と区別するために European Yew, Common Yew という。

[編集] 分布

西欧中欧南欧北東アフリカ南西アジアに自生する。

[編集] 利用

Irish Yew (Taxus baccata ‘Fastigiata’) を初めとする多数の栽培品種がある。

果実は食用になる。

イチイ同様、種子にはがあり、瀉下薬鎮咳薬などに使う。

欧米では庭園樹や街路樹などに植えられる。イギリスアイルランドでは教会などによく植えられ、樹齢千年以上になった古木もある。

[編集] タキソールの原料

パクリタキセル(タキソール)

樹皮などに含まれる10-デアセチルバッカシンIIIは抗癌剤パクリタキセル商品名タキソール)の半合成原料になる。葉などから抽出するほか、樹木を利用せずに培養細胞から抽出することもできる。

パクリタキセルは当初タイヘイヨウイチイから発見された化合物だが、ごく微量であり利用はできなかった。そのため、似た化合物を十分な量含む種を探した結果、同属のヨーロッパイチイから10-デアセチルバッカシンIIIが発見された。

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月23日 (月) 06:15 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【ヨーロッパイチイ】変更履歴

ご利用上の注意