ライチョウ
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夏羽のライチョウ |
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| 保全状態評価 | ||||||||||||||||||||||||
| LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) |
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| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Lagopus muta Montin, 1781 |
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| ライチョウ | ||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Ptarmigan |
ライチョウ(雷鳥、学名:Lagopus mutus)とはキジ目ライチョウ科の鳥。
日本では特別天然記念物であり、長野県・岐阜県・富山県の県鳥。ライチョウは冬でも高山で暮らす日本で唯一の鳥である。
目次 |
[編集] 分布
ユーラシア大陸北部と北米大陸北部に生息し、日本では亜種とされるニホンライチョウ (Lagopus mutus japonicus) が本州中部の高山地帯のみに生息する。日本は生息地のうち、最も南に位置する。日本では2005年の調査によれば、新潟県頸城山塊の火打山と焼山に約25羽、北アルプス朝日岳から穂高岳にかけて約2000羽、乗鞍岳に約100羽、御嶽山に約100羽、南アルプス甲斐駒ヶ岳から光岳にかけて約700羽生息しているとみられる。日本国内では合わせて約3000羽程度が生息していると推測されている。2007年には南アルプス北岳で絶滅したとの報告があったが、2008年には生息が再確認されていることから多くの野生生物の個体数調査同様、調査精度はかなり低いと見られる。
そのメタ個体群構造、遺伝的交流の範囲、死亡率、出生率等は調べられておらず、絶滅危惧種II類であるものの種として安定しているのか、絶滅に向かっているのか判断は難しい(個体数の問題については個体群生態学および人口統計学を参照)。
かつては生息していたが、絶滅してしまった山塊もある。岐阜・石川県境に位置する白山は大正初期を最後に確認が途絶え、絶滅したとされていたが、2009年6月2日に石川県白山自然保護センターが雌1羽を確認した[1]。中央アルプスも1960年代まで生息が確認されていたが、駒ヶ岳ロープウェイの開通後数年で絶滅したとみられている(因果関係は不明)。八ヶ岳や蓼科山にもかつて生息していた記録がある。なお、1960年頃に生息地拡大のため富士山に7羽のライチョウが運ばれ、一時期は繁殖に成功するものの1968年に絶滅した。
ライチョウが日本にやってきたのはおよそ2万年前の氷河期の遺存種で、その後、温暖になり大半のライチョウは寒い北へ戻ったが、ごく一部が日本の高山に残った。現在は北極周辺が主な生息地域である。日本のライチョウは一番南の端ということになる。
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[編集] 生態・形態
イヌワシなどの天敵を避けるため、朝夕のほかに雷の鳴るような空模様で活発に活動することが名前の由来と言われているが、実際のところははっきりしていない。古くは「らいの鳥」と呼ばれており、江戸時代より火難、雷難よけの信仰があったが「らい」がはじめから「雷」を指していたかは不明である。一般的に登山者の間では「ガスの出ているような天候の時に見ることが多い」と言われている。もともと寒冷な地域に居た鳥であるため、夏場の快晴時には暑さのためにハイマツ群落内、岩の隙間、雪洞の中などに退避しているという可能性、天敵から身を隠しているという二つの可能性から、このようなことが言われていると考えられるが、この点について詳しく調査した事例はない。標高 2,000メートル以上の高山帯で1年中暮している。
飛ぶことはあまり得意ではないといわれており、基本的には地上を徘徊する。春は黒い羽毛が混じりはじめる。おまけに目の上には真っ赤な飾り。これはオスの特徴で興奮しているサインである。ハイマツ周辺に集まり、採食する。鳴き声はカエルに似ている。ハイマツ周辺ではオス同士の縄張り争いが行われ、5月~6月のハイマツの縄張り形成期に、縄張りに侵入してくるオスと激しい空中戦を行うことがある。メスは背中が茶色になる。オスは黒い尾羽を広げるときは求愛のポーズである。
ヒナは背丈およそ6センチメートルほどで、足は体と比較して大きい。生まれて半日も経たないうちに巣を離れ、自分の足で歩き出し、菜食も始める。柔らかい新芽が好物である。他の鳥は親鳥がヒナに餌を巣にもって帰り与えるが、ライチョウは地上で暮すため、キツネやチョウゲンボウなどの天敵に襲われやすく、ヒナは親と一緒行動するほうが安全なのである。しかも高山では冬が早くやってくるので、自分で急いで採食し、成長する必要がある。
寒さが得意なライチョウは、逆に夏の暑さが苦手で、気温が26℃以上になると呼吸が激しくなり、体調を崩したという報告もある。
夏は褐色・冬は純白と季節によって羽毛の色が変化するのが特徴である。冬は羽毛の中に空気をたっぷり蓄えて体温を逃さないようにしている。羽毛は軸が2つに分かれ、その軸に突いた細かい密度がとても高いため、空気をたくさん含むことができる。冬のライチョウはめったに飛ばない。ゆっくり歩いて雪の中で体力を温存する。夜、休む時には雪を掘り、首だけ出して休む。また、脚に羽毛を持つのは他のキジ類にない特徴である。
採食物は主に木本の高山植物の冬芽、葉、果実、草本の高山植物の葉、花、種子、蘚苔類、昆虫など多種多様な採食物が報告されている。
[編集] Sibley分類体系上の位置
| シブリー・アールキスト鳥類分類 |
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キジ小目 Phasianida
キジ上科 Phasianoidea
ライチョウ亜科 Tetraoninae
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[編集] 種の保全状態評価
(全世界)
- LEAST CONCERN(IUCN Red List Ver.3.1(2001)) [2]
(日本国内)
- 石川県 - 絶滅
- 新潟県・富山県・山梨県・岐阜県 - 絶滅危惧I類
- 長野県・静岡県 - 絶滅危惧II類
[編集] 地方公共団体の鳥に指定している自治体
[編集] ギャラリー
[編集] 脚注
- ^ [[1]]. 読売新聞Yomiuri Online 2009-06-07 閲覧。
- ^ BirdLife International(2004). Lagopus muta. 2006 IUCN Red List of Threatened Species. IUCN 2006. Retrieved on 11 May 2006. Database entry includes justification for why this species is of least concern
- ^ RDB種情報(動物)種の詳細情報 - ライチョウ
[編集] 関連項目
- 雷鳥 (列車)
- 親不知
- 飛騨山脈(北アルプス)
- 矢澤米三郎(生物学者)
- 奥飛騨慕情 - 竜鉄也が歌う演歌。歌詞の中にライチョウが登場する。
- 松本山雅FC(サッカー北信越フットボールリーグ1部、将来のJリーグ加入を目指す)
- 富山グラウジーズ
- 富山サンダーバーズ
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月16日 (月) 05:47 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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