リック・ルービン
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リック・ルービン(Rick Rubin、1963年3月10日 - )は、アメリカ・ニューヨーク州ロングアイランド出身の音楽プロデューサー、DJ、アメリカン・レコード、コロムビア・レコードのオーナー。主にロックバンドのアルバム・プロデュースで知られているが、キャリアの最初期においてはヒップホップ(ラップ)系のアーティストのプロデュースを務めており、『Def Jam』の創設者の一人としても知られている。
1980年代後半からは攻撃的な音楽性を特徴とするスラッシュメタルバンドのスレイヤーのプロデュースで代表作『レイン・イン・ブラッド』等を手がけており、以降スレイヤーに対する思い入れは強く現在もプロデュースを続けている。
ロックとラップの融合を進めた事でも有名な人物で、エアロスミスとRun-D.M.C.によるコラボレーション『Walk This Way』等で見られるように、ヒップホップ系サウンドとヘヴィメタルサウンドを高次元で融合させた。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、リンプ・ビズキット、スリップノット、リンキン・パークの作品等を手がけ、アメリカを中心とした音楽シーンに大きな影響を与える存在となっている。
その一方で、ジョニー・キャッシュ、ウィリー・ネルソン、ニール・ダイアモンド、ドノヴァン等、主に60~70年代にヒットしたフォーク、カントリーのアーティストのプロデュースにも意欲的である。
パンクバンドであったビースティ・ボーイズをヒップホップ・グループに転向させたのも彼であり、ビースティのオリジナルDJでもある。
2000年のレイジ・アゲインスト・ザ・マシーン来日公演に同行しライヴのプロデュースを行った。
[編集] プロデューサーとして
プロデューサーとしてのリック・ルービンの仕事は、アーティストの魅力を最大限に引き出すために、バンドや楽曲に対し一人の音楽ファンとしてアドバイスを与えることである。一般的な音楽プロデューサーとは大きく異なり、音づくりやミックスに関するスタジオでの作業にはほとんど関与しない。アルバムを制作する際には収録される楽曲へのクオリティに異常なこだわりをみせ、アーティストが10曲を持ち込んでも容赦なく2,3曲のみを採用して残りすべてをボツにしてしまうこともある。そのため、メタリカの『Death Magnetic』のように、いい曲が出揃い正しい方向性を見つけるまでに数年を費やしてしまうケースもザラである。また、彼は音楽の専門的・技術的な知識をほとんど持ち合わせておらず、直感のみに頼って楽曲の良し悪しを判断するため、反りのあわないアーティストからは批判されることも多く、リンプ・ビズキットやヴェルヴェット・リヴォルヴァー、U2などはアルバムの制作途中で彼との仕事を打ち切っている。一方で、知識などのしがらみに一切縛られない彼のスタンスがジャンルを越えた幅広いアーティストのプロデュースを可能にしているのも事実であり、きわめて徹底的なプロセスを経て世に送り出されるアルバムは、いずれもアーティストのポテンシャルが最大限に発揮された楽曲を取り揃えた傑作となる。こうした助言者としての役割ゆえに、その仕事ぶりを称して〈グル〉と呼ばれることも少なくない。
[編集] プロデュース作品
- LL・クール・J - 『Radio』(1985年)
- ビースティ・ボーイズ - 『Lisenced To Ill』(1986年)
- Run-D.M.C. - 『Raising Hell』(1986年)、『Tougher Than Leather』(1988年)
- スレイヤー - 『Reign In Blood』(1986年)、『South Of Heaven』(1988年)、『Seasons In The Abyss』(1990年)、『Decade Of Aggression』(1991年)
- ザ・カルト - 『Electric』(1987年)
- ダンジグ - 『Danzig』(1988年)、『Danzig II: Lucifuge』(1990年)、『Danzig III: How The Gods Kill』(1992年)、『Thrall: Demonsweatlive』(1993年)、『Danzig 4』(1994年)
- マスターズ・オブ・リアリティー - 『Masters Of Reality』(1988年)
- アンドリュー・ダイス・クレイ - 『Dice』(1989年)
- ウルフズベイン - 『Live Fast, Die Fast』(1989年)
- トラブル - 『Trouble』(1990年)、『Manic Frustration』(1991年)
- ザ・フォーホースメン - 『Nobody Said It Was Easy』(1991年)
- レッド・ホット・チリ・ペッパーズ - 『Blood Sugar Sex Magik』(1991年)
- レッド・デビルズ - 『King King』(1992年)
- ミック・ジャガー - 『Wandering Spirit』(1993年)
- メサイア - 『21st Century Jesus』(1993年)
- ジョニー・キャッシュ - 『American Recordings』(1994年)、『Unchained』(1996年)、『American III: Solitary Man』(2000年)、『American IV: The Man Comes Around』(2002年)、『Unearthed』(2003年)、『American V: A Hundred Highways』(2006年)、『American VI』(2007年)
- トム・ペティ - 『Wildflowers』(1994年)
- AC/DC - 『Ballbreaker』(1995年)
- レッド・ホット・チリ・ペッパーズ - 『One Hot Minute』(1995年)
- ゴッド・リヴス・アンダーウォーター - 『God Lives Underwater』(1995年)、『Empty』(1995年)
- トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ - 『Songs And Music From "She's The One"』(1996年)、『Echo』(1999年)
- ドノヴァン - 『Sutras』(1996年)
- メラニー・C - 『Northern Star』(1998年)
- ジョニー・キャッシュ&ウィリー・ネルソン - 『VH1 Storytellers』(1998年)
- システム・オブ・ア・ダウン - 『System Of A Down』(1998年)、『Toxicity』(2001年)、『Steal This Album!』(2002年)、『Mezmerize』(2005年)、『Hypnotize』(2005年)
- サウス・パーク - 『Chef Aid』(1998年)
- レッド・ホット・チリ・ペッパーズ - 『Californication』(1999年)
- イーグル・アイ・チェリー - 『Living In The Present Future』 (2000年)
- パロアルト - 『Paloalto』(2000年)、『Heroes And Villains』(2003年)
- レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン - 『Renegades』(2000年)、『Live At The Grand Olympic Auditorium』(2003年)
- サール・ウィリアムス - 『Amethyst Rock Star』(2001年)
- アメリカン・ヘッド・チャージ - 『The War Of Art』(2001年)
- クリシュナ・ダス - 『Breath Of The Heart』(2001年)、『Door Of Faith』(2003年)
- ナスラット・フェイター・アリ・カーン - 『The Final Studio Recordings』(2001年)
- レッド・ホット・チリ・ペッパーズ - 『By The Way』(2002年)
- オーディオスレイヴ - 『Audioslave』(2002年)、『Out Of Exile』(2005年)
- リンプ・ビズキット - 『Results May Vary』(2003年)
- マーズ・ヴォルタ - 『De-Loused In The Comatorium』(2003年)
- スリップノット - 『Vol.3 (The Subliminal Verses)』(2004年)
- ウィーザー - 『Make Believe』(2005年)、『Weezer(The Red Album)』(2008年)
- シャキーラ - 『Fijación Oral Vol. 1』(2005年)、『Oral Fixation Vol. 2』(2005年)
- ニール・ダイアモンド - 『12 Songs』(2005年)、『Home Before Dark』(2008年)
- ディクシー・チックス - 『Taking The Long Way』(2006年)
- レッド・ホット・チリ・ペッパーズ - 『Stadium Arcadium』(2006年)
- U2 & グリーン・デイ - 「The Saints Are Coming」(2006年、シングル)
- リンキン・パーク - 『Minutes to Midnight』(2007年)
- アワーズ - 『Dancing for the Death of an Imaginary Enemy』(2007年)
- キッド・ロック - 『Rock And Roll Jesus』(2007年)
- ジェイコブ・ディラン - 『Seeing Things』(2008年)
- メタリカ - 『Death Magnetic』(2008年)
- スレイヤー - 『World Painted Blood』(2009年)
- ZZトップ - 『タイトル未定』(2009年)
- The Avett Brothers - 『タイトル未定』(2009年)
最終更新 2009年11月24日 (火) 16:22 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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