リヒャルト・デーデキント
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ユリウス・ヴィルヘルム・リヒャルト・デーデキント(デデキント、Julius Wilhelm Richard Dedekind、1831年10月6日 - 1916年2月12日)は、ドイツのブラウンシュヴァイク出身の数学者。代数学・数論が専門分野。彼の名前にちなんだ数学用語としては、デデキント環、デデキント切断などがある。
[編集] 概要
デデキントは、基礎解析の算術化、および現代の代数的整数論を構築した主要な数学者の一人で、環、加群、イデアル、体、ベクトル空間といった概念を生み出した。また、彼はガウス、ディリクレ、リーマンの著作の編集者としても活躍した。実数の概念を明確化するという哲学的な作業の中で、切断という概念を導入した事が特筆される。
デデキントは自分の編集したディリクレの『整数論講義』の第二版の補遺の中で、イデアルの基礎づけを与えた。『連続性と無理数』(1872年)の中では「デデキント切断(Schnitt)」によって、実数論の基礎づけを与えた。『数とは何か、何であるべきか?』(1888年)の中では「鎖(Kette)」によって、自然数論の基礎づけを与えた。これは自然数論を公理論的に記述しようとした先駆けである。また、ガロア理論に関する最初の講義を行ったことでも知られている。
彼は、多くの優れた数学者たちとの交流の中で、独自の理論を発展させた。リーマンの友人として、死後にリーマンについての伝記を執筆した。デデキントとカントールとの交流は、初期集合論の発展のきっかけとなった。
[編集] 参考文献
- デデキント『数について――連続性と数の本質――』河野伊三郎訳、岩波書店〈岩波文庫〉、1961年 ISBN 4003392418
- ディリクレ、デデキント『整数論講義』酒井孝一訳、共立出版〈現代数学の系譜5〉、1970年。ISBN 4320011589
- E・T・ベル『数学をつくった人びと』第Ⅲ巻、田中勇・銀林浩訳、早川書房〈ハヤカワ文庫 NF 285〉、2003年。ISBN 4150502854
- 原著:Eric Temple Bell, Men of Mathematics, Simon and Schuster, New York, 1986. (Hardcover) ISBN 0671464000/(Paperback) ISBN 0671628186
[編集] 外部リンク
- O'Connor, John J; Edmund F. Robertson "Richard Dedekind". MacTutor History of Mathematics archive.(英語)
- デーデキント作品集(プロジェクト・グーテンベルク)
最終更新 2009年9月5日 (土) 10:58 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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