リュウグウノツカイ

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リュウグウノツカイ

リュウグウノツカイ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: アカマンボウ目 Lampridiformes
: リュウグウノツカイ科 Regalecidae
: リュウグウノツカイ属 Regalecus
: リュウグウノツカイ R. glesne
学名
Regalecus glesne Ascanius1772
シノニム
Regalecus russelii Cuvier1816
他多数
和名
リュウグウノツカイ(竜宮の使い)
英名
Oarfish, King Herring
スケッチ
ラオスで捕れた個体

リュウグウノツカイ(竜宮の使い、学名 Regalecus glesne syn. Regalecus russelii)は、魚類アカマンボウ目リュウグウノツカイ科の唯一の種である。

目次

[編集] 特徴

全長は5.5mほどだが、10mほどになるものもいる。リュウグウノツカイおよびその近縁種は、硬骨魚類の中では世界最長である。

体は左右から押しつぶされたように平たく、タチウオのように細長い。頭の部分が最も体高が高く、あとは尾に向かって細くなる。下あごが前方に突き出ており、口は斜め上に向かって開く。はない。

背びれは長く、頭のすぐ後ろから始まって尾びれまで繋がっているが、前端の6つの軟条は糸のように長く発達する。2つの腹びれも糸のように長く発達し、先端が木の葉のようになっている。尾びれも糸状で、尻びれはない。体色は全身が銀白色で、灰色の薄いまだら模様が上下と互い違いに並んでいる。各ひれは赤い。まさに和名「竜宮の使い」にふさわしい外見をしている。死ぬと色みが消える。

[編集] 生態

外洋の中層で、群れを作らず単独で生息する深海魚である。人前に姿を現すことは滅多にないが、特徴的な姿は図鑑などでよく知られている。

生態は、ほとんど不明だが、インド洋から太平洋にかけての深海に分布するとみられる。泳ぐ時は体をまっすぐ伸ばし、背びれを波打たせて泳ぐ。食性は肉食性でエビオキアミクラゲイカなどを捕食する。敵は外洋性のサメ類と考えられている。

は浮性卵で、海中を浮遊しながら発生し、生まれた稚魚や若魚は外洋の海面近くでプランクトンを捕食しながら成長する。成長するにつれ水深20-1000mほどの、海洋の中層へ移動していくとみられる。

傷ついた個体や波浪に巻き上げられた個体がたまに海岸に姿を現し、沿岸の住民を大いに驚かせるが、そのインパクトの強い外見から日本龍宮人魚、西洋諸国のシーサーペントなど、多くの伝説が生まれたと考えられている。

[編集] 旧分類

かつてはリュウグウノツカイ科は数種に分類され、日本近海に住む1種 Regalecus russelii をリュウグウノツカイと呼んでいた。しかし近年はリュウグウノツカイ科は1種 Regalecus glesne だけとすることが多い。

最も細かく分けた場合の分類は次のとおり。

  • Regalecus
    • Regalecus glesne - Oarfish, King Herring
    • Regalecus russelii - リュウグウノツカイ
    • Regalecus kinoi
    • Regalecus pacificus - 細かく分ける場合も R. glesne に含めることが多い
  • Argosichthys
    • Argosichthys parkeri

[編集] 展示施設

[編集] 関連図書

  • ジーン・K・ハンソン, ディーン・モリソン『生物千一夜物語 - 奇想天外な生き残り戦略』澄川精吾, 池田比佐子訳, 心交社 (地球物語双書 5), 1993, 379p
  • 柴田哲孝『日本怪魚伝』角川グループパブリッシング(角川地球人books) , 2007, 259p

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月24日 (火) 15:00 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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