リリー・マルレーン
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『リリー・マルレーン』(Lili Marleen)は、第二次世界大戦中に流行したドイツの歌謡曲。
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[編集] 概要
1915年にロシアへの出征を前にドイツの詩人ハンス・ライプ (Hans Leip) がベルリンのある兵営の営門に歩哨に立った時に創作した詩集 "Das Lied eines jungen Soldaten auf der Wacht" に収録されていた詩をもとに、第二次世界大戦直前の1938年に、作曲家ノルベルト・シュルツェ (Norbert Schultze) が曲をつけ、歌手のララ・アンデルセンが歌った。
歌詞は、兵営の大門の前に街灯が立っている。そこで恋人と再会したいと熱い思いを歌ったものである。男性の気持ちを歌った詩であるが、女性歌手によって歌われることが多い。
[編集] 大戦下での流行
第二次世界大戦下では、21時57分にベオグラードのドイツ軍放送局から流れるこの歌に、多くのドイツ兵が、戦場で耳を傾け故郷を懐かしみ、涙を流したといわれている。また、ドイツ兵のみならずイギリス兵の間にも流行したため、北アフリカ戦線のイギリス軍司令部は同放送を聞くことを禁じた。
日本ではベルリン出身のハリウッド女優、マレーネ・ディートリッヒの持ち歌として知られている。第二次世界大戦当時、ナチス政権下のドイツを離れ、アメリカの市民権を得ていたディートリヒは進んで連合軍兵士を慰問、この歌を歌った。このためにドイツでは彼女は敵側の人間(反逆者)と見なされ、戦後も不人気であった。
[編集] 映画
- 『リリー・マルレーン』監督:ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、主演女優:ハンナ・シグラ、主演男優:ジャンカルロ・ジャンニーニ、ドイツ映画、1981年公開
[編集] 日本語曲
1975年に発表した二人の歌手、梓みちよと加藤登紀子が特に有名な日本語曲の歌い手と言える。
日本語歌詞は、梓みちよが歌った片桐和子による訳詞のほうがドイツ語歌詞に近い。加藤登紀子が歌ったものは、加藤本人による「日本語詞」であり、ドイツ語歌詞とは異なる詞になっている。なお、佐良直美も自身のアルバムに収録している。
その後も数多の歌手によりカバーされており、近年も途絶えることなく歌い継がれている(1992年鮫島有美子、2005年麻実れい等。他にも安井かずみ訳詞で木の実ナナが歌唱している)。
珍しい例では2008年のアニメ「ストライクウィッチーズ」の挿入歌として、声優の田中理恵が歌ったアレンジカバー曲がある。
[編集] 参考文献
- 鈴木明 『リリー・マルレーンを聴いたことがありますか』文藝春秋、1975年。
- ララ・アンデルセン 『リリー・マルレーン:歌手ララの愛と人生(上下二巻)』辻優子訳、中央公論社、1981年。
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月8日 (日) 11:50 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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