リーク電流
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リーク電流(リークでんりゅう)とは、電子回路上で、絶縁されていて電流が本来流れないはずの場所・経路で電流が漏れだしてしまう現象を言う。
[編集] 原因
リーク電流の最も大きな要因は量子力学で言うトンネル効果である。電子のようなミクロな物体は、たとえ回路間が完全に絶縁されていたとしても(完全に閉じこめられていたとしても)、その存在確率はわずかながら外界へ染み出してしまう。この存在確率は回路から離れるにしたがって急激に減衰してゆくので、ある程度の大きさを持った素子ならば問題にはならないが、十分近距離に別の回路があった場合、電流はその回路へと漏れだして行ってしまう。これがリーク電流となる。電子が漏れ出す確率、言い替えればリーク電流の大きさは、回路間の距離が減少してゆくにつれて(つまり、集積回路の微細化が進み、回路と回路が近付くにしたがって)指数関数的に増大してゆく。なお、絶縁が不完全な場合もリーク電流が発生することは言うまでもない。
[編集] 結果
超微細化が進んだ近年の集積回路では、場合によっては与えられた電力のうちの50%以上がリーク電流として消費されてしまう。これは誤作動、消費電力・発熱量の増加、発熱にともなう素子の劣化等を引き起こし、集積回路の微細化・高速化プロセスの進捗を妨害する多大な障害となる。そのため、近年のプロセス技術における半導体の低消費電力技術ではリーク電流対策が最大の焦点となっている。
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最終更新 2009年8月18日 (火) 11:21 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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