ルバイヤート

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『ルバイヤート』のイラストレーション「大地は答うること能わず、嘆く海もまた然り」
ウィリアム・モリスの装飾文字とエドワード・バーン=ジョーンズイラストレーションによるルバイヤートのページ(1870年頃)

ルバイヤート』(ペルシア語: رباعیات‎)は、11世紀ペルシャ(イラン)の詩人ウマル・ハイヤームの四行集の題名。

「ルバイヤート」とはペルシャ語で「四行詩」を意味する「ルバーイイ」の複数形であるので、直訳すれば「四行詩集」という題になるが、一般には多くウマルその人の詩集を指す固有名として用いられる。

この詩集はウマルの死後公表されたが、それまで彼は詩人としてはほとんど知られていなかったという。しかし数学天文学、史学など数々の分野における多くの偉業を遺した学者としては著名であった。岩波文庫訳者、小川亮作は「ペルシアのレオナルド・ダ・ヴィンチ」と評している。

[編集] 内容

神よ、そなたは我が酒杯を砕き、

愉しみの扉を閉ざして、

紅の酒を地にこぼした、

酔っているのか、おお神よ。


右手に教典、左手に酒杯、

ときには如法、ときには不如法、

我らは紺碧の大空のもと、

まったくの異教徒でなし、回教徒でなし。

[編集] 訳書

日本語版では、エドワード・フィッツジェラルド英訳版から蒲原有明が訳したのが最初で、『春鳥集』(本郷書院、明治38年)に収む。森亮訳で多く知られるようになった。ペルシア語の原典初訳は小川亮作訳:岩波文庫で、最も入手し易い版で、ワイド版もある。2004年2月には、陳舜臣による訳詩が集英社から出版された。岩波文庫、集英社版以外の近年刊行は以下の通り。

   全3巻で他は<2.中国古典、3.近代イギリス>である。
※ 著者は小泉八雲の訳研究でも著名。1991年に読売文学賞を受賞。
  • 『ルバーイヤート』 岡田美恵子編訳  平凡社ライブラリー、2009年9月
  • 『ルバイヤート 中世ペルシアで生まれた四行詩集』 エドワード・フィッツジェラルド英訳 竹友藻風邦訳 マール社 2005年11月
  • 『新釈ルーバイヤート』 フィッツジェラルド英訳、秋国忠教訳 開拓社 1996年10月
  • 『ルバイヤート オウマ・カイヤム四行詩集』 フィッツジェラルド英訳、井田俊隆訳 南雲堂 1989年4月
  • 『ルバーイヤート』 黒柳恒男訳注 大学書林 1983年9月 原典訳 
  • 『ルバイヤアト』 尾形敏彦訳著 あぽろん社 1987年10月  英訳本 

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月23日 (月) 11:33 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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