レクサス・LF-A
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レクサス・LF-A(エルエフエー)は、トヨタ自動車が高級車ブランドである「レクサス」から販売する予定のスーパーカーである。
目次 |
[編集] 歴史
「IS F」に始まったレクサスのプレミアムスポーツ「F」シリーズの頂点に立つと同時に、「世界超一級レベルの運動性能と超一流の“感性と官能を持ち合わせるスーパースポーツカー”」として世に送り出すべく、2000年の初頭頃からその開発が進められていた。
それから4年後となる2004年10月頃、ドイツの「ニュルブルクリンク・サーキット」にて初の試験車両が走行テストを開始。まだエクステリアこそ開発途上であったが、この頃より「フロントエンジン・リアドライブ方式(FR)の2シータースポーツ」として開発が進められていることが世界各国の自動車関連メディアでスクープされた。
翌2005年1月にアメリカで開催された「2005年北米国際オートショー(デトロイトモーターショー)」においてコンセプトカー「LF-A」を初披露する。LF-Aとは「Lexus Future Advance」の頭文字を取ったものであり、当時まだ本格的なスポーツカーをラインアップに持たなかったレクサスブランドにおける“フラッグシップスポーツ”のコンセプトとしてレクサスブランドの未来を提示したコンセプトカーに過ぎなかったが、搭載されるエンジンの排気量は5リッター以下、そして最高出力は500馬力以上で最高速度は320Km/h以上にも達するとアナウンスされていた。
スタイリングは前年にスクープされた試験車両とほぼ同一のフォルムであったが、この時点で“ショートデッキ+ロングーズ”のトラディショナルなFRスポーツで、かつリアにラジエターを設置するという斬新な方式が採られた今日の「LFA」に続く基本的なスタイリングが完成していた。
また同年に開催された「東京モーターショー」にも展示され、搭載エンジンがV型10気筒になることが明かされた。また同エンジンのモックアップも展示されるなど徐々にその詳細が明かされてきた。
その後もドイツのニュルブルクリンク・サーキットを中心に世界各国での試験走行が実施され、そのたびに自動車メディアがこぞってスクープしつづけるなど、確実に発売へ向けてコンセプトカー「LF-A」は進化を遂げていった。
そして2007年、2年前と同じ「デトロイトモーターショー」にてレクサスは本格的なスポーツ路線を打ち出したことを正式に発表する。それが今日の「プレミアム・スポーツ“F”」であり、その第一弾として4ドアコンパクトセダンの「IS」をベースとしたスポーツモデル「IS F」を正式発表。それと同時に「LF-A」コンセプトカーも“2代目”へと発展する。
発展途上であった05年モデルのイメージを引き継ぎならも大幅にデザインを変更する。初代よりも“妖艶”なスーパースポーツらしいエクステリアへと生まれ変わり、フロントフェイスこそ未完成であるものの既にこの時点で今日の「LFA」への全体的なフォルムは完成していた。
また搭載エンジンがV型10気筒の自然吸気(NA)であることが改めて公表されたほか、ボディはCFRPで構成されることが明らかになるなど、メーカー自らが正式な発売に向けてより詳細なスペックを明らかにした。なお、この2代目「LF-Aコンセプト」は同年開催の東京モーターショーにも参考出品された。
翌2008年のデトロイトモーターショーにはルーフを切り取ったロードスターモデルが登場。基本的なスペックは前年モデルと変わらないものの、新たに「車速感応式リアウィング」を搭載することを公表した。また「パドルシフト(シーケンシャルマニュアルトランスミッション)」を装備することが合わせて公表されるなど、今日の「LFA」にはトヨタF1譲りの技術が数多く投入されていることをアピールしていた。
そのほか、2009年の東京オートサロンにはニュルブルクリンク24時間レース仕様車が「GAZOO Racing」ブースより出品されている。
[編集] 車両概要
[編集] 基礎パッケージング
F1マシンなどのレーシングカーを中心に欧米のスーパーカーがこぞって採用してきた、自動車の部品で最も重量が重いエンジンを車両の重心となる中央部(後輪の前方)に搭載し、飛びぬけて高い運動性能を有する「ミッドシップ(MR)」方式ではなく、車両前方にエンジンを搭載して後輪を駆動するというオーソドックスな「フロントエンジン・リアドライブ方式」(以下:FR)を敢えて採用した。
それはどの駆動方式よりも速い速度域でコーナリングが可能であると引き換えに、車両性能の限界を越えた際の急激な姿勢変化と挙動の大きな乱れという“諸刃の剣”的なミッドシップ特有の運動性能であるが故の危険性をカバーでき、かつそれらよりも300Km/h以上の超高速域での直進安定性の高さが確保できるということから「LFA」ではFRが採用された。
ミッドシップを超える運動性能と高い操縦安定性を持ち合わすべく、重量物となるエンジンを始めとしたすべてのパーツを車両の中央部分に寄せることを目標にパッケージングされた。まずエンジンとトランスミッションを切り離し、エンジンは前輪よりも後方に搭載してトランスミッションは後輪の前方に搭載するという「トランスアクスル レイアウト」を採用。これで前後の重量バランスは「前48:後52」と、ミッドシップに匹敵するトラクション性能を確保すべくFRとしてはやや後方寄りの重量配分となった(参考値として4ドアサルーンのレクサスISではその真逆となる「前52:後48」となる)。
[編集] 市販仕様車
| レクサス・LFA | |
|---|---|
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LFA
LFA インテリア
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| 製造国 | |
| 乗車定員 | 2人 |
| ボディタイプ | 2ドアクーペ |
| エンジン | 1LR-GUE型 V型10気筒 4,805cc |
| 最高出力 | 412kw(560PS)/8,700rpm |
| 最大トルク | 470N・m(48.9kgf・m)/6,800rpm |
| 変速機 | 6速 ASG |
| 駆動方式 | FR |
| サスペンション | F:ダブルウィッシュボーン R:マルチリンク |
| 全長 | 4,505mm |
| 全幅 | 1,895mm |
| 全高 | 1,220mm |
| ホイールベース | 2,605mm |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
[編集] 正式発表(2009年)
10月21日、日本にて開催された「第41回東京モーターショー」の開幕初日にて市販仕様車を世界初“アンベール”(お披露目)。正式な車名は、同車の開発に大きく貢献したコンセプトカー「LF-A」に敬意を払って全く同じ「LFA」と命名。0-100km/h加速は3.7秒で最高時速は325km/hを超えるという日本車史上初の本格的な“超高級”スーパーカーである。
全世界で500台の限定生産となり日本では165台を販売予定である。販売価格は日本円で3,750万円以上と発表された。また通常のレクサスブランド車とは異なる販売方法が取られる。まず発表当日の2009年10月21日から2010年3月21日までの半年間に渡って予約を募り、締め切り後に販売予定台数の165台を超えた予約が入った場合には抽選となり、2010年4月には正式に「LFA」を手にすることが出来る165人のオーナーが決定する。
[編集] 生産・販売開始(2010年末~2012年末)
2010年12月より市販仕様車の生産を開始し、前述の方式で決定したオーナーに引渡し・納車となる。また、2012年にはスペシャルカラーの設定車とサーキットでの走行を前提に置いた高性能仕様となる「サーキットバージョン」を販売予定である。
[編集] モータースポーツ
| LEXUS LF-A(レース仕様) 2009年ニュルブルクリンク24時間耐久レース参戦車 |
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|---|---|
| 製造国 | |
| 乗車定員 | 2人 |
| ボディタイプ | 2ドアクーペ |
| エンジン | V型10気筒 4,805cc |
| 最高出力 | 367kw(500PS)以上 |
| 変速機 | パドルシフト式シーケンシャルMT |
| 駆動方式 | FR |
| 全長 | 4,530mm |
| 全幅 | 1,880mm |
| 全高 | 1,200mm |
| ホイールベース | 2,605mm |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
トヨタ自動車では同車の開発の一環として、コンセプトカー段階では異例のレースへの参戦を行っている。
2008年にはニュルブルクリンク24時間レースにLF-Aが1台参戦した。マシンはロールケージ・安全タンクなどのレース用装備を装着した以外はほぼ市販車同様のスペックとされている。ドライバーは中谷明彦/清水和夫/飯田章/木下隆之と日本人ドライバーで固められた。予選は総合27位(クラス5位)と健闘したものの、決勝ではトラブルが多発し(オイルクーラーからのオイル漏れ、後輪ハブボルトの破損など)、総合121位という成績に終わった。
2009年も同レースに参戦。マシンは2台体制で「新たにコースに合わせたチューニングの変更を施し、戦闘力アップを狙った」としている。ちなみにプレスリリースではエンジン諸元の詳細が公開され、エンジン排気量が4,805ccであることが明らかとなった[1]。ドライバーは1号車(No.15)が成瀬弘(トヨタ自動車・マスタードライバー)/アーミン・ハーネ/ヨッヘン・クランバッハ/アンドレ・ロッテラー、2号車(No.14)がモリゾウ(豊田章男・トヨタ自動車社長)/ハビエル・キュロス/木下隆之/飯田章[2]。
同年はニュル24時間に先立ち、4月4日に同所で行われたニュルブルクリンク4時間耐久レースに参戦し、飯田章/モリゾウ/ハビエル・キュロスのトリオでクラス優勝(総合39位)を飾るなど[3]、事前テストを行った上での参戦だったが、最終的にNo.15はリタイア、No.14は総合87位という結果に終わった。
[編集] 脚注
- ^ LEXUS、開発中のLF-Aでニュル24時間レースに参戦(2009年4月21日)
- ^ ニュルブルクリンクへの挑戦2009・チーム紹介 - gazoo.com
- ^ GAZOO RacingのLF-Aが、ニュル4時間耐久でクラス優勝 - gazoo.com 2009年4月5日
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
| レクサス ロードカータイムライン 1980年代-
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| タイプ | 1990年代 | 2000年代 | 2010年代 | ||||||||||||||||||||
| 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | |
| セダン | IS 200/300 | IS 250/300/350 | |||||||||||||||||||||
| HS 250h | |||||||||||||||||||||||
| ES 250 | ES 300 | ES 300 | ES 300/330 | ES 240/350 | |||||||||||||||||||
| GS 300 | GS 300/400/430 | GS 300/430/450h/350/460 | |||||||||||||||||||||
| LS 400 | LS 400 | LS 430 | LS 460/460L/600h/600hL | ||||||||||||||||||||
| クーペ クーペカブリオレ |
IS 250C/300C/350C | ||||||||||||||||||||||
| SC 300/400 | SC 430 | ||||||||||||||||||||||
| Fパフォーマンス | IS-F | ||||||||||||||||||||||
| LFA | |||||||||||||||||||||||
| クロスオーバーSUV | RX 300 | RX 330/350/400h | RX 350/450h | ||||||||||||||||||||
| SUV | GX 470 | GX 460 | |||||||||||||||||||||
| LX 450 | LX 470 | LX 570 | |||||||||||||||||||||
最終更新 2009年11月21日 (土) 02:44 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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