ロキシー・ミュージック
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| ロキシー・ミュージック Roxy Music |
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|---|---|
| 基本情報 | |
| 出身地 | |
| ジャンル | ロック グラムロック プログレッシヴ・ロック |
| 活動期間 | 1971年 - 1976年 1978年 - 1983年 2001年、2003年(共にツアー限定) |
| レーベル | EG アイランド ポリドール ヴァージン リプリーズ ワーナー・ブラザーズ アトコ |
| 旧メンバー | |
| メンバーと担当楽器を参照 | |
ロキシー・ミュージック (Roxy Music)は、イギリスで1971年にデビューしたロック・グループ。
目次 |
[編集] 沿革
ここではロキシー・ミュージックの歴史をほぼ3期に分けて解説していく。まず結成から1976年の初解散まで。次に1979年の復活と"Avalon"に到るまでの時期。そして2001年に再編され、ツアーのみであるが活動再開したロキシー・ミュージックである。
[編集] ~1976
"ザ・ガスボード"などのバンドでの活動を経て、女子校の美術講師をしながら、陶芸の創作活動していたブライアン・フェリーは、キング・クリムゾンのヴォーカリスト・オーディションをエルトン・ジョン等と共に受けているが落選(この時合格したのはボズ・バレル)しかしその際に、EG(当時のクリムゾンの所属事務所)に知られたことが後の活動に大きな意味を持っている。
"ロキシー・ミュージック#1"というべきバンドはこの時期既に存在していたらしく、メンバーはブライアン・フェリーとシンプソン(彼らは大学時代からの友人だった)に、ロジャー・バーン(g)、デイヴィー・オリスト(g 元ナイス)、デクスター・ロイド(d)らがいたことが知られている。その後、シンセ奏者として参加してきたアンディ・マッケイと、彼が連れてきた友人ブライアン・イーノを加え、シンセにはイーノ、マッケイは木管奏者にコンバートされる。同時期にフィル・マンザネラがイーノの助手のような形で参加(当初の肩書きはサウンドミキサーである)、ロイドの脱退によってトンプソンが参加。オリストの脱退を機にマンザネラがギタリストになって、デビュー時のラインナップが揃う。ここまでが1971年までに進行した。 いわゆるメジャーデビュー前の「ハコ回り」の類がないというのは異例。
1971年12月24日のファーストライヴで、見に来ていたであろう、以前クリムゾンのオーディションで自分を落としたEG関係者を打ちのめし、翌年2月14日にマネジメント契約を勝ち取る。6月には1st.アルバム"ROXY MUSIC"、7月には1st.シングル"Virginia Plain"を発表。当時グラムロックシーン全盛(彼らのメジャー・デビューはデヴィッド・ボウイの"ジギー・スターダスト"発売直後だった)のロンドンで、グラムロック一派と見なされ、後世もそう分類しているが、彼らは他のグラムロッカー達と、サウンドの特徴において全く共通点がなく、その異質ぶりはシーンで大きく注目されたことは、NMEによる各部門賞で新人賞を受賞したことからも伺える。1st.アルバム"ROXY MUSIC"の特徴は、1990年代のピチカート・ファイヴが得意だった本歌取り、そして今日のDJが行っている「リミックス」「マッシュアップ」を先取りしていたことである。古典的なロックンロールの典型パターンをループさせ、当時としては非常に斬新であるシンセサイザーノイズを被せた「Re-make/Re-model」は、今で言うリミックスに他ならない。また、1950年代のアメリカ〜イギリス映画のサントラを継ぎ接ぎしたような「The BOB (Medley)」は、現在のマッシュアップが別々の曲を並列でリミックスするのに対し、異なった曲を直列で演奏するという技巧的な違いはあるが、「異なった曲を並べて趣の違いを堪能する」と言うコンセプト面でマッシュアップの萌芽とも解釈できる。
注:翌1973年のNME誌の"Most Promising New British Name" 部門でロキシーは1位,、"Best UK single"に"Virginia Plain"が2位、"Best UK Male singer"部門ではフェリーが17位にランク。
その後彼らはデヴィッド・ボウイの"ジギー・スターダスト"英国ツアーのサポート・アクトの傍ら精力的にレコーディングなどを行い、1973年3月には早くも2nd.アルバム"For Your Pleasure"を発表。「男装の麗人」アマンダ・レアが登場したジャケットが話題となるとともに、"Gram noir"と形容された、よりダークかつ先鋭化した内容が注目を集め、英チャート上位に食い込む成功を収める。しかしこの頃既に、フェリーとともにバンドの創設からのメンバーだったシンプソンが脱退(1st.録音の段階で脱退していたという説もある。"Virginia Plain"のベースはリック・ケントン)しており、このアルバムでは後にThe Smithsを手がけるジョン・ポーターがベースを担当している。なおこの後ロキシーは解散までレギュラーのベーシストを加入させておらず、ジョン・ガフタフスン(1973~1975年)、ジョン・ウェットン(1975年頃)、リック・ウイリス(1975年ツアー)、サル・メイダ(1975年ツアー)、ゲイリー・ティッブス(1978~1980年)、アラン・スピナー(1979~1983年)、ニール・ジェイソン(1980~1983年)が出入りしている。そして、このアルバムをリリースした後、ロキシーの音楽を考える上で転機とも言えるメンバー・チェンジが発表される。ブライアン・イーノの脱退である。元々イーノは効果音・エフェクト担当という非常にファジーなポジションであったが、当時の彼の人気は絶大で、フロントであるべきフェリーが「バンドに二人もブライアンは要らない」と言ってイーノをクビにしたとの説まであるが、真相がどのようなものであるにせよ、メンバー間の音楽・非音楽両面における軋轢はかなり大きかったことが予想される。
バンドは元カーヴド・エアのマルチプレイヤーである(キーボードとヴァイオリン)エディ・ジョブソンを加え、1973年11月に3rd.アルバム"Stranded"を発表。前2作の喧騒に溢れた未来派的なサウンドを薄める代わりに、ヨーロッパ浪漫主義的方向を指向しはじめる。実際「ノンプレイヤーのバンド」であったロキシーにあって確かな楽器の演奏技術を持つジョブソンの加入は大きな意味を持ち、この時期のロキシーはファンに非常に根強い人気を持っている。同時期にフェリーが発表した1st.ソロアルバム"These Foolish Things" (邦題「愚かなり、我が恋」)で、ロック以上に濃厚に感じさせたスタンダード・ナンバーへの愛着といったノスタルジックかつアダルト向きな音楽嗜好が、イーノというある種の異物を排除した結果、ロキシーに反映されるようになったもので、同時に最初のロキシーに色濃く感じられたプログレッシブ・ロック的と言える前衛性は薄れていく。
1974年11月、4th.アルバム"Country Life"発表。更に耽美・叙情性を増した音楽性もさることながら、シースルーの下着を着けた女性2人というジャケットが物議を醸す。カナダでは女性2人が消され、ドイツでは1人の顔だけをアップにし、アメリカでは袋入りで発売される等、国ごとに様々な措置が取られた。
1975年10月、5th.アルバム"Siren"発表。ジャケットに写っている女性モデル、ジェリー・ホールは、当時ブライアン・フェリーの恋人だったが、後年ミック・ジャガーと結婚。本作からの先行シングル「Love Is The Drug」は、全英2位・全米30位のヒットを記録し、一躍ロキシーの名を広めた。しかし、ツアー終了後にロキシーは一度解散。1976年発表のライヴ盤"Viva! Roxy Music"が、初期ロキシー最後のアルバムとなった。
[編集] 1978~1983
ソロ活動をしていたフェリー、801バンドやフェリーのバンドで活動したマンザネラ、TV番組『ロック・フォリーズ』の音楽監督などを務めたマッケイ、フェリーのバンドで活動したトンプソンの4人は、1978年にロキシー・ミュージックを再結成。キーボードとベースは固定メンバーを迎えず、セッション・メンバーで補うことにした。そして、1979年に復活作"Manifesto"を発表。イーノもジョブソンも不在のため、以前よりもポップな音作りに変化したが、退廃的な美学は不変であった。しかし、1980年4月にトンプソンが指を骨折して脱退、アンディ・ニューマークが準メンバーとして加わる。
1980年にアルバム"Flesh + Blood"を発表。本作からのシングル"Same Old Scene"は、映画『タイムズ・スクエア』で使われる。そして、1980年12月8日に凶弾に倒れたジョン・レノンを追悼するため、1981年にジョンのカヴァー"Jealous Guy"をシングルで発表。全英1位となった。
1982年、復活第3弾アルバム"Avalon"発表。かつての前衛的な色合いは、すっかり影を潜めたが、楽曲の充実度は高く、先行シングル"More Than This"は全英6位のヒットとなり、アルバム自体も全英1位を獲得。その後、大規模なワールド・ツアーを行う。ヨーロッパではキング・クリムゾンを前座に従え、1983年2月には、ロキシーとしては79年以来2度目の来日も実現(フェリーは1977年、マンザネラとトンプソンをバックに従えてソロ名義で来日している)。その後、ライヴ・ミニ・アルバム"The High Road"を最後に、ロキシーは再び眠りについた(後に、"Avalon"発表後のツアーの発掘ライヴ盤"Heart Still Beating"が発表される)。
[編集] メンバーと担当楽器
[編集] 第1期 1970年~1971年
- ブライアン・フェリー(Bryan Ferry) - vocal/keyboard
- アンディ・マッケイ((Andy Mackay) - sax/oboe
- ブライアン・イーノ(Brian Eno) - synthesizer/keyboard/tapes
- グラハム・シンプソン(Graham Simpson) - bass guitar
- ロジャー・バン(Roger Bunn) - guitar
- デクスター・ロイド(Dexter Lloyd) - drums
[編集] 第2期 1971年
- ブライアン・フェリー(Bryan Ferry) - vocal/keyboard
- アンディ・マッケイ((Andy Mackay) - sax/oboe
- ブライアン・イーノ(Brian Eno) - synthesizer/keyboard/tapes
- グラハム・シンプソン(Graham Simpson) - bass guitar
- ロジャー・バン(Roger Bunn) - guitar
- ポール・トンプソン(Paul Thompson) - drums
[編集] 第3期 1971年~1972年
- ブライアン・フェリー(Bryan Ferry) - vocal/keyboard
- アンディ・マッケイ((Andy Mackay) - sax/oboe
- ブライアン・イーノ(Brian Eno) - synthesizer/keyboard/tapes
- グラハム・シンプソン(Graham Simpson) - bass guitar
- デヴィッド・オリスト(David O'List) - guitar
- ポール・トンプソン(Paul Thompson) - drums
[編集] 第4期 1972年
- ブライアン・フェリー(Bryan Ferry) - vocal/keyboard
- フィル・マンザネラ(Phil Manzanera) - guitar
- アンディ・マッケイ((Andy Mackay) - sax/oboe
- ブライアン・イーノ(Brian Eno) - synthesizer/keyboard/tapes
- グラハム・シンプソン(Graham Simpson) - bass guitar
- ポール・トンプソン(Paul Thompson) - drums
1st『Roxy Music』録音。
[編集] 第5期 1972年~1973年
- ブライアン・フェリー(Bryan Ferry) - vocal/keyboard
- フィル・マンザネラ(Phil Manzanera) - guitar
- アンディ・マッケイ((Andy Mackay) - sax/oboe
- ブライアン・イーノ(Brian Eno) - synthesizer/keyboard/tapes
- ポール・トンプソン(Paul Thompson) - drums
+
- リック・ケントン(Rik Kenton) - bass guitar
- ジョン・ポーター(John Porter) - bass guitar(2nd)
- サル・メイダ(Sal Maida) - bass guitar
2nd『For Your Pleasure』録音。
[編集] 第6期 1973年~1976年
- ブライアン・フェリー(Bryan Ferry) - vocal/keyboard
- フィル・マンザネラ(Phil Manzanera) - guitar
- アンディ・マッケイ((Andy Mackay) - sax/oboe
- エディ・ジョブソン(Eddie Jobson) - synthesizer/keyboard/violin
- ポール・トンプソン(Paul Thompson) - drums
+
- サル・メイダ(Sal Maida) - bass guitar
- ジョン・ガスタフソン(John Gustafson) - bass guitar(3rd、4th、5th)
- ジョン・ウェットン(John Wetton) - bass guitar
- リック・ウィルス(Rick Wills) - bass guitar
3rd『Stranded』、4th『Country Life』、5th『Siren』録音。
ライブ『Viva!』録音。
[編集] 第7期 1978年~1980年
- ブライアン・フェリー(Bryan Ferry) - vocal/keyboard
- フィル・マンザネラ(Phil Manzanera) - guitar
- アンディ・マッケイ((Andy Mackay) - sax/oboe
- ポール・トンプソン(Paul Thompson) - drums
+
- ポール・キャラック(Paul Carrack) - keyboard(6th録音のみ)
- デヴィッド・スキナー(David Skinner) - keyboard
- ゲイリー・ティブス(Gary Tibbs) - bass guitar(6th)
- アラン・スペナー(Alan Spenner) - bass guitar(6th)
6th『Manifesto』録音。
[編集] 第8期-1 1980年~1981年
- ブライアン・フェリー(Bryan Ferry) - vocal/keyboard
- フィル・マンザネラ(Phil Manzanera) - guitar
- アンディ・マッケイ((Andy Mackay) - sax/oboe
+
- ポール・キャラック(Paul Carrack) - keyboard(7th)
- ニール・ハバード(Neil Hubbard) - guitar(7th)
- アラン・スペナー(Alan Spenner) - bass guitar(7th)
- ゲイリー・ティブス(Gary Tibbs) - bass guitar(7th録音のみ)
- ニール・ジェイソン(Neil Jason) - bass guitar(7th録音のみ)
- アンディ・ニューマーク(Andy Newmark) - drums(7th)
- アラン・シュワーツバーグ(Allan Schwaltzberg) - drums(7th録音のみ)
- サイモン・フィリップス(Simon Phillips) - drums(7th録音のみ)
7th『Fresh + Blood』録音。
[編集] 第8期-2 1981年~1983年
- ブライアン・フェリー(Bryan Ferry) - vocal/keyboard(8thではほぼ全てのkbdをフェリーが弾いている)
- フィル・マンザネラ(Phil Manzanera) - guitar
- アンディ・マッケイ((Andy Mackay) - sax/oboe
+
- ガイ・フレッチャー(Guy Fletcher) - keyboard
- ポール・キャラック(Paul Carrack) - piano(8th録音のみ)
- ニール・ハバード(Neil Hubbard) - guitar(8th)
- アラン・スペナー(Alan Spenner) - bass guitar(8th)
- ニール・ジェイソン(Neil Jason) - bass guitar(8th録音のみ)
- アンディ・ニューマーク(Andy Newmark) - drums(8th)
- リック・マロッタ(Rick Marotta) - drums(8th録音のみ)
- ジミー・マレン(Jimmy Maelen) - percussion(8th)
8th『Avalon』録音。
ライブ『Heart Still Beating』録音。
[編集] 第9期-1(再結成第7期) 2001年
- ブライアン・フェリー(Bryan Ferry) - vocal/keyboard
- フィル・マンザネラ(Phil Manzanera) - guitar
- アンディ・マッケイ((Andy Mackay) - sax/oboe
- ポール・トンプソン(Paul Thompson) - drums
+
- コリン・グッド(Colin Good) - keyboard
- ルーシー・ウィルキンズ(Lucy Wilkins) - violin/keyboard
- クリス・スペディング(Chris Spedding ) - guitar
- ゼヴ・カッツ(Zev Katz) - bass guitar
- ジュリア・ソーントン(Julia Thornton) - percussion
[編集] 第9期-2(再結成第7期) 2003年
- ブライアン・フェリー(Bryan Ferry) - vocal/keyboard
- フィル・マンザネラ(Phil Manzanera) - guitar
- アンディ・マッケイ((Andy Mackay) - sax/oboe
- ポール・トンプソン(Paul Thompson) - drums
+
- コリン・グッド(Colin Good) - keyboard
- ルーシー・ウィルキンズ(Lucy Wilkins) - violin/keyboard
- クリス・スペディング(Chris Spedding ) - guitar
- マーク・スミス(Mark Smith) - bass guitar
- ジュリア・ソーントン(Julia Thornton) - percussion
[編集] ディスコグラフィー
ロキシー・ミュージックの作品を参照。
[編集] スタジオ・アルバム
- ROXY MUSIC (1972年 第4期)
- For Your Pleasure (1973年 第5期)
- Stranded (1973年 第6期)
- Country Life (1974年 第6期)
- Siren (1975年 第6期)
- Manifesto (1979年 第7期)
- Fresh + Blood (1980年 第8期-1)
- Avalon (1982年 第8期-2)
[編集] ライブ・アルバム
- Viva! (1976年 第6期)
- Heart Still Beating (1990年 第8期-2)
[編集] コンピレーション
- Thrill Of It All 72-82 (1997年 第4期~第8期-2)
[編集] シングル
- Virginia Plain / The Numberer (1972年 第5期 bass:リック・ケントン)
- Pyjamarama / The Pride And The Pain (1973年 第5期 bass:ジョン・ポーター)
- Street Life / Hula Kula (1973年 第6期)
- All I Want Is You / Your Application's Failed (1974年 第6期)
- Love Is The Drug / Sultanesque (1975年 第6期)
- Both Ends Burning / For Your Pleasure (Live) (1975年 第6期)
- Trash / Trash 2 (1979年 第7期)
- Dance Away / Cry Cry Cry (1979年 第7期)
- Angel Eyes / My Little Girl (1980年 第7期)
- Over You / Manifesto (1979年 第8期-1(A面)、第7期(B面))
- Oh Yeah (On The Radio) / South Downs (1980年 第8期-1)
- The Same Old Scene / Lover (1980年 第8期-1)
- Jealous Guy / To Turn You On (1981年 第8期-1 bass:ゲイリー・ティブス(A面)、第8期-2(B面))
- More Than This / India (1982年 第8期-2)
- Avalon / Always Unknowing (1982年 第8期-2)
- Take A Chance With Me / The Main Thing (1982年 第8期-2)
[編集] 関連項目
最終更新 2009年10月24日 (土) 04:06 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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