ロケーション・ハンティング
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ロケーション・ハンティング(Location hunting)とは、映画やテレビの制作において、主に屋外のロケ地を探すことを指す。通常は略してロケハンと呼ばれる。
ロケをする人達を「ロケ班」だと捉える人やその意味だと思っている人もいるので、ロケーション・ハンティングの意味として「ロケハン」という言葉を使う時には注意した方が良い。
一般に原作本などがある場合でも、映像の作り手の意向により原作とは異なる地域でロケーション・ハンティングが行われる事が多い。映画、テレビドラマなどでは複数回に分けてロケーション・ハンティングを行う。
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[編集] 候補地の選定
一般的には、制作部が行うが、作り手である映画監督などの意向が入る事が多い。この為、制作部がロケハンスチールやビデオで現場を撮って監督にプレゼンしてからメインロケハン(監督・チーフ助監督・カメラマン・照明技師・美術)でロケ地を決定する。映画監督によっては特定の地域で2回から3回連続し、複数の映画撮影を行う事が多い。 通常は制作部が、脚本家、監督の意向を聞き、予め候補地を選定する。
[編集] ロケーション・ハンティングの種類
通常、ロケーション・ハンティングを行う際にはテレビ番組制作会社又は映画会社の他に、フィルム・コミッションや地元自治体の担当者を交えて行う。これは、製作時において機材の運搬、施設の確保など多くの事前手配を容易とするためでもある。 なお、テレビドラマではシナリオロケハンと映像ロケハンを同時に行う事もある。
[編集] シナリオロケハン
映画やドラマなどで脚本を書く際に行うロケーション・ハンティング。物語などの構成において地方色などを調査し、脚本に盛り込んでいくロケーション・ハンティングである。なお、こちらを略して「シナ・ハン」と呼ばれることがある。
[編集] 映像ロケハン
主に作り手である映画監督などが中心となって行うロケーション・ハンティング。脚本などのイメージを元に撮影場所などの詳細を詰めるハンティングでもある。順序としてはシナリオロケハンの後になるが、紀行的なテレビ番組の場合、映像ロケハンが先になる事とが多い。この場合は監督ではなくプロデューサーが行う事もある。 なお、事前に行うロケハンでも実際に撮影に入ると異なる場所での撮影になる事も多々ある。また、映像ロケハンを現地を訪れずに以前に撮影した映像、写真などで済ませる場合もある。
[編集] アニメのロケハン
日本で最初に行われたアニメーション制作の為の海外ロケハンは1972年。 アルプスの少女ハイジ制作にあたり、ロケハンが2度行われた。
- 1回目のロケハン(スイス、フランス、ドイツ):高畑勲(演出)、宮崎駿(場面構成、場面設定)、小田部羊一(作画監督、キャラクターデザイン)など、主要制作陣中心
- 2回目のロケハン(スイスなど):渡辺岳夫、レコード会社など音楽制作陣中心。
これは制作会社の瑞鷹社長(当時)の指示によるもので、彼は「世界に通用するアニメにするために、“正確な情報”、“風土”、“伝統”を重視すべき」と考えていたからである。 1974年にオンエアされたアルプスの少女ハイジは、日本での大ヒットに留まらず全世界でヒットした。その描写の正確さは、現地スイス人にも受け入れられた。
現在でも、予算のある劇場用のアニメの場合、イメージを固めるためのロケハンを行うことがポピュラーである。 例えば、宮崎駿監督作「もののけ姫」では白神山地・屋久島など、押井守監督作「イノセンス」ではニューヨーク・香港などでロケハンが行われた。
特に押井守はロケハンに写真家樋上晴彦を伴い、彼が撮った写真によって制作者たちのイメージを共有出来るようにしている。また「イノセンス」では当初、3次元コンピュータグラフィックスで描かれた空間の中をロケハンする予定であったが、膨大な情報量が必要になると判明し、その目論みは崩れ去った。しかし、将来的にはこのような形でのロケハンもあり得ると思われる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年1月14日 (水) 02:30 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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