ロラゼパム
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ロラゼパム (Lorazepam) は、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬かつ催眠鎮静剤である。効果が強く、持続時間は中程度(排出半減期は約12時間)。依存・耐性が少なく、安全性が高い薬とされている。商品名ワイパックス (Wypax) 。錠剤には「WPX」と書かれている(写真参照)。そのほか Ativan, Temesta, Tavor ,ユーパン(沢井製薬)など。
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[編集] 効果と対象
この薬の効果として、上記の抗不安作用、催眠作用、鎮静作用のほかにも、筋弛緩作用を持つ。
不安を和らげて気持ちを落ち着かせるために、パニック障害や強迫性障害などほか、うつ病、不眠症、自律神経失調症、さらに肩こりや発作を抑える薬としても使われる。神経症や心身症を中心に、幅広く使われる薬である。
[編集] 用法
成人の場合、通常は1日に 1–3 mg を2–3回に分けて服用する。またパニック障害などは、症状が出た際に少量 (0.5–1 mg) を頓服する場合もある。年齢や症状によってこの量は増減する。
なお、妊娠している人は服用する前に医師と相談することが必要であるが、ベンゾジアゼピン類薬物には催奇形性が多少なりともあるとされており、また胎盤通過性がよく出生直後に胎児に離脱症状が生じる場合があるため、服用はあまり勧められない。 また、乳汁中に薬剤が移行するので、授乳期の使用にも注意が必要である。乳児に嗜眠や傾向、体重減少、呼吸抑制の症状が生じる場合がある。服用中はできれば授乳を避けることが望ましい。
及び、他の薬を処方されている人、特に呼吸器系の病気・心臓病・肝臓病・腎臓病・脳の病気・緑内障を持つ人は、必ずその旨を医師に伝えておく。
[編集] 副作用
安全性が高いとされているために深刻な副作用は少ないが、主な副作用としては以下の通り。
- 眠気
- 倦怠感や脱力感
- 頭痛
- めまい
- 集中力の低下
可能性としては少ないが、以下のような副作用が起こる時もある。
- 長期の服用による依存や耐性
- 長期服用後の中断症状として、体の震えや不調、不安感、抑うつ症状など
長期服用後、いきなり服用をやめると、中断症状として上記のような症状のほか、様々な副作用が起きる可能性がある。一般的に、服用期間が長期間になればなるほど、服用量が多ければ多いほど、中断症状が起こる確率は高い。
通常はこれらの副作用が出るのを抑えるため、徐々に薬を減らしていくのが一般的である。また、離脱症状を抑えるために交差耐性の性質を利用し、他の超長時間作用型ベンゾジアゼピン類に置換後、漸減していく方法もある。ただし、元々依存や耐性の可能性が少ない頓服の場合、この限りではない。
また規定量を守らず大量に服用すると、かえって不眠やイライラなどの症状を引き起こす可能性がある。極端な多量服用や他の中枢神経抑制薬やアルコールとの併用の場合、呼吸抑制などの危険な副作用を起こす時もあるので、医師の指示を守ることが必要である。
[編集] 参考
- 精神障害の診断と統計の手引き 日本語版
最終更新 2009年11月8日 (日) 04:49 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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