ローデシア軍
ローデシア軍の最新ニュースをまとめて検索!
ローデシア軍(ローデシアぐん)とはローデシアの保有していた軍隊である。
ローデシア紛争(1965 - 1980)において南アフリカ国防軍(South African Defence Force)と共に、ローデシア国内および近隣諸国にて戦闘活動を実施していた。ローデシアは南アフリカと同様に少数の白人により大多数の有色人種を支配しようとしたため兵力不足だった。そのため、欧米から広く白人傭兵を募集していた。
ローデシア軍は高度な訓練をうけていたため、ゲリラ部隊に対して、8倍の殺傷率を持っていた。また、特殊部隊では、35倍から50倍の殺傷率を誇っていた。[1]
ローデシアは内陸国だったため、ローデシア軍は海軍を保持していないが、ローデシアSASはカボラ・バッサ湖などの湖において、水上作戦を実施している。
目次 |
[編集] ローデシア紛争
1965年11月11日に英国からの一方的独立宣言"Unilateral Declaration of Independence"を行って以降、アフリカ人抵抗勢力のゲリラ闘争が本格的となり、近隣諸国を巻き込んだローデシア紛争に発展する。ローデシア紛争は、1979年12月29日の戦闘終結まで継続した。
[編集] ローデシア陸軍
ローデシア陸軍は、4個旅団と1個特殊部隊旅団を編制していた。ローデシア紛争中に活動した有名なローデシア軍部隊としては、以下の部隊が挙げられる。
- ローデシアSAS(Rhodesian Special Air Service)
- ローデシア軍の最精鋭特殊部隊で、通常の戦闘だけで無く、破壊工作や誘拐・暗殺などを目的とした非合法作戦[2]も実行していた。
- 元々はイギリス陸軍の第22SAS連隊C中隊から派生しているため、現在でも第22SAS連隊ではC中隊は欠番となっている。
- セルース・スカウツ(Selous Scouts)
- ローデシア軍の特殊部隊で、ゲリラに変装して攻撃するなどの特殊な作戦を実行していた。
- ローデシア・ライト・インファントリー(Rhodesian Light Infantry)
- 外国人兵士が多く所属したため、ローデシア外人部隊とも呼ばれていた。設立当初は通常の歩兵連隊であったが、しだいに特殊部隊化していった。
- ローデシア・アフリカン・ライフルズ(Rhodesian African Rifles)
- 黒人の兵士・下士官と白人将校により編成された部隊で、8個独立中隊を指揮下に収める。ローデシア・アフリカン・ライフルズはローデシアのもっとも古い連隊の1つである。
- ローデシア・アーマードカー・レジメント(Rhodesian Armoured Car Resiment)
- ローデシア軍唯一の機甲部隊であり、4個中隊で構成される。自前の戦車は保有せず、フェレット偵察車、エランド装甲車を装備していた。ローデシア紛争末期には、アフリカ人抵抗組織より鹵獲したT-55戦車を使用していた。
- グレイズ・スカウツ(Grey's Scouts)
- 騎兵連隊で、実際に馬に乗って、作戦行動を行っていた。
- ローデシア・レジメント
- ローデシア軍の歩兵連隊。8個大隊で構成される。設立当初は、一般的な歩兵部隊だったが、ローデシア紛争後期には空挺装備が与えられエアボーンも行った。また、オートバイ部隊も保有していた。
[編集] ローデシア陸軍の装備
ローデシア陸軍は南アフリカと比べて国の規模が小さかったため、BL 5.5インチ砲やセンチュリオン戦車を装備しないなど、同時期の南アフリカ軍と比較して装備が見劣りする傾向があった。
経済制裁により南アフリカ以外の西側諸国から武器を表立って兵器を導入できなかった上に、似たような国際環境下に置かれていた南アフリカやイスラエル、中華民国(台湾)と比較して工業技術力も低かったので兵器の国産化もままならなかった。このため、ソ連や中国から兵器を供与されていたアフリカ人抵抗組織から鹵獲した武器を積極的に使用しなければならず、特に歩兵用火器では西側諸国と東側諸国の武器が混用されていた[3]。
車両については反政府ゲリラが地雷による待ち伏せ攻撃を多用したため、ナミビア独立戦争やアンゴラ内戦において同様の戦法に悩まされた南アフリカ軍と同様に、地雷対策を優先した装甲車が多数設計された。しかしローデシアは上記のように経済制裁を受けていた上に工業技術力が低かったため、ランドローバーやウニモグといった既存の非装甲軍用車両か、トラックや乗用車などの民生用の車両をベースとして改造して製造するしかなく、南アフリカ軍のブッフェルやキャスパーに比べるといかにも急造のイメージがぬぐえない外観をもつ、右写真のようなものが多かった[4][5]。
なお、ローデシア軍時代の装備は老朽化の甚だしい一部を除いてジンバブエ陸軍(Zimbabwe National Army)に継承され、現在でも運用されている。
- 拳銃 - FN ブローニング・ハイパワー M1935、スター M1920/21/22、ワルサー P38Ⅱ
- サブマシンガン - UZI、スターリング
- 散弾銃 - イサカM37
- 小銃 - FN FAL、H&K G3、AK-47
- 狙撃銃 - リー・エンフィールド No. 4(T)
- 分隊支援火器 - RPK,RPD
- 汎用機関銃 - FN MAG、PK
- 軽機関銃 - ブレン 7.62x51mm、DP28
- 重機関銃 - ブローニング M2、ブローニング M1919 7.62x51mm、KPV
- 対戦車ロケット - RPG-7
- 火砲 - QF 25ポンド砲,オート・メラーラMod56 105mm榴弾砲,81mm迫撃砲 L16
- 装甲車 - エランド,フェレット, UR-416
- 戦車 - T-55
[編集] 出典
[編集] 参考文献
[編集] 関連項目
- ローデシア空軍
- ローデシア
- ローデシア紛争
- ローデシア問題
- ジンバブエ・ローデシア
- ローデシア・ニヤサランド連邦
- 南ローデシア
- 北ローデシア
- 英領ニヤサランド
最終更新 2009年11月5日 (木) 05:26 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【ローデシア軍】変更履歴


