ロードレース (オートバイ)
ロードレース (オートバイ)の最新ニュースをまとめて検索!
ロードレースとは、モーターサイクルによる舗装路でのレースである。世界各国で大小のレースが開催されているが、最高峰はロードレース世界選手権 (MotoGP) とされる。
直線とカーブ(コーナー)を持つ舗装コースをライダーとマシンが猛スピードで走るため、非常に迫力があり、興業としての人気が高い。
その半面、コースの建設と維持管理に多額の費用が必要で、マシンの絶対スピードが高い分だけ事故の際のリスクも大きく、マシンやライダー装具が高価になりやすいため、広く普及しにくいという意見もある。
ロードレースと対義になるのは、モトクロス(未舗装で起伏の激しいコースを走るレース)、トライアル(未舗装の悪路などを足を着かずに走破する技を競う)、ドラッグレース(直線コースで発進加速のタイムを競う)、ダートトラックレース(石炭殻を敷き詰めたりした平坦なオーバルコースを周回するレース)、ジムカーナ(駐車場など比較的狭い場所で小回りの技やタイムを競う)などである。
目次 |
[編集] 起源
ロードレースは、その名の通り本来は一般公道(ロード)で開催されるものだった[1]。 蒸気エンジンで動く自動車が誕生後、1878年にアメリカで速さを競う競技が行なわれ、同時期にはヨーロッパでもこのような競技が行われていた。ガソリンエンジン登場後の1887年、フランスのパリ - ベルサイユ間約30kmを走る自動車レースが行われ、1894年には、パリ - ルーアン間140kmのレースが行われた。本格的に速さを競うレースは1895年のパリ - ボルドー間往復1,200kmのレースで、この「第1回パリ・ボルドー・レース」を初めての自動車レースとする見解が有力である。スタート地点は都市の広場で、そこから出発して、民家や商店、マンホールなどがある道路を走り、郊外の道路を走り抜けて次の都市まで速さを競って走る。これが自動車・バイクのロードレースの初期の姿である[2]。このような公道を使用した都市間レースの危険性を除去するために、レースの形態は市街地の一定地域を周回するコースを走る形へと変化していく。当初は公道を閉鎖して周回コースを設定する公道サーキットであったが、その後、レース専用のクローズド・サーキットが建設されるようになる[3]。 日本では1925年(大正14年)と1926年(大正15年)に、名古屋 - 上越地方間の公道を走るロードレースが行われた[4]。
これに対し、閉鎖されたオーバルコース(トラック)を使用する「トラックレース」が存在した[5]。
ただし一般公道でのレースは非常に危険で、住民生活にも多大な影響を与えてしまうため、一般公道に似せたレース専用コースである「ロードサーキット」(略称はサーキット)が建設されるようになった。
現在のロードレースは、多くがレース専用のサーキットで開催されている。その一方、公道を使用するレースも存続している。
[編集] 概要
[編集] 基本的な競技の進行
ロードレースは、舗装されたコース(サーキットまたは公道を利用した特設コース)をレギュレーションで定められた距離(または時間)だけ周回し、ゴールした順に順位をつける。
多くの場合、決勝レースのスタート順位を決定するために予選が行われる。予選では各ライダーが同時にコースインして全力走行(タイムアタック)を行い、コース1周のタイムが速い順に順位を決める方法が最も一般的である。多くの場合、予選の時間は限られており、ライダーとマシンはその中で最大の力を発揮する必要がある。
多くの場合、予選1位のライダーが決勝レースで最前列の最も有利なスタート位置(ポールポジション)を獲得し、以下のライダーは予選順位に従って後方に並ぶことになる[6]。
鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)など一部のレースでは、ライダーが一人ずつコースインし、1周または2周の単独タイムアタックを行い、そのタイムで順位を決定する[7]。
[編集] 分類
[編集] 競技内容による分類
大きく分けると、比較的短い距離を一人のライダーが走りきるスプリントレースと、比較的長い距離(時間)を複数のライダーが交替しながら走る耐久レースとに分けられる。スプリントレースの最高峰は世界GPである。耐久レースの最高峰は世界耐久選手権とされる。
[編集] 使用するコースによる分類
大きく分けると、レース専用サーキットを用いるレースと、一般公道を使用するレース(公道レース)とに分類される。
現在のロードレースは大半がサーキットで開催される。その一方、イギリスのマン島TTレースに代表される公道レースも存続している。またサーキットの中には、一部に公道区間を含むものもある。
[編集] マシンによる分類
ロードレースのマシンの分類法はいくつかある。
まず通常の一人乗りのマシン(単車、ソロ)と、2人が乗り込むサイドカーとに分類される。
次いで公道を走れないレース専用車両(レーサー)と、公道走行可能な一般市販車(あるいはその改造車)であるプロダクションマシンとに分類される。レース専用車両を用いるレースの最高峰は世界GPである[8]。プロダクションマシンを用いるレース(プロダクションレース)の最高峰はスーパーバイク世界選手権とされる。
競技内容に合わせた分類も存在する。例えばスプリントレース用マシンと耐久レース用マシンという分類、出場レースのレギュレーションによる排気量の分類などである。こちらは細分化していくと非常に多岐にわたる。
[編集] 主なロードレース一覧
[編集] 世界選手権
- ロードレース世界選手権(WGP):(MotoGP、GP250、GP125)
- スーパーバイク世界選手権(SBK):(スーパーバイク、スーパースポーツ)
- 世界耐久選手権:(鈴鹿8耐、ル・マン24時間等が組み込まれる)
[編集] 各国の国内選手権
- 日本
- 全日本ロードレース選手権:(JSB1000、ST600、GP250、GP125、GP-MONO)
- アメリカ
- AMAスーパーバイク(AMA-SB):(スーパーバイク、スーパースポーツ、フォーミュラー・エクストリーム、スーパーストック)
- イギリス
- ブリティッシュスーパーバイク選手権(BSB):(スーパーバイク、スーパースポーツ、125GP、スーパーストック)
なお、上記以外の国でも国内選手権レースが開催されている。
[編集] 参考文献
- 大久保力『百年のマン島 - TTレースと日本人』三栄書房、2008年、ISBN 978-4-7796-0407-2
[編集] 脚注
最終更新 2009年10月9日 (金) 22:20 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【ロードレース (オートバイ)】変更履歴

