ローラシア獣上目
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![]() フィリピンオオコウモリ(Acerodon jubatus) |
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ローラシア獣上目(ローラシアじゅうじょうもく、Laurasiatheria)は、哺乳類真獣下綱の現生群(有胎盤類)の4つの下位タクソン(分類群)の1つ。ローラシアテリアとも。
DNA配列を解析してレトロトランスポゾンの有無データによって定義された。「ローラシア獣」の名前は、これらの動物が、パンゲア超大陸の分裂時にゴンドワナ大陸と分かれたローラシア大陸で進化したという説によるもの。姉妹群は真主齧上目で、あわせて単系統ボレオユーテリアをなす。
目次 |
[編集] 系統と分類
[編集] 現生
現生7目が含まれる。
- ハリネズミ目 - ハリネズミ、ジムヌラ など
- トガリネズミ目 - トガリネズミ、モグラ、ジネズミ、ソレノドン など
- コウモリ目(翼手目) - コウモリ
- センザンコウ目(有鱗目) - センザンコウ
- 鯨偶蹄類 - 従来のクジラ目(クジラ、イルカ)とウシ目(ブタ、ウシ、カバ、ラクダ、シカ など)
- ウマ目(奇蹄目) - ウマ、バク、サイ
- ネコ目(食肉目) - ネコ、イヌ、アシカ など
これらの系統関係は、次のようなものが有力である[1]。
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これは2006年に新しい レトロトランスポゾンの解析で得られたものを元にしている。Pegasoferaeはこの研究で新しく単系統性が支持されたグループで、それ以前はほとんど予想されていなかった。
ほかに、次のような単系統を置く説がある(あるいはあった)。
- Fereuungulata = 野獣類 + ウマ目 + 鯨偶蹄目 : この系統を支持する証拠も多い
- Zooamata = 野獣類 + ウマ目 : 現時点では否定も肯定も難しい
- 有蹄類 Ungulata = ウマ目 + 鯨偶蹄目 : 近年は否定されつつある
ハリネズミ目とトガリネズミ目は、以前は真無盲腸目としてまとめられていたが、図のように側系統だとわかったので分割された。
[編集] 絶滅
以下の絶滅目が含まれる。
- 髁節目
- メソニクス目(無肉歯目)
- キモレステス目
- 肉歯目
- 午蹄中目(Meridiungulata、階級未定のタクソン)
- 南蹄目、滑距目、雷獣目、火獣目など南米大陸特有の幾つかの目を束ねる。
- 恐角目?
- 午蹄中目などとの関係が指摘されるが未だに不明確。
[編集] 注
- ^ ハリネズミ目、トガリネズミ目、センザンコウ目以外をNishihara et al, 2006によった
[編集] 参考文献
- William J. Murphy, Eduardo Eizirik, Mark S. Springer et al., Resolution of the Early Placental Mammal Radiation Using Bayesian Phylogenetics,Science, Vol 294, Issue 5550, 2348-2351 , 14 December 2001.
- Jan Ole Kriegs, Gennady Churakov, Martin Kiefmann, Ursula Jordan, Juergen Brosius, Juergen Schmitz. (2006) Retroposed Elements as Archives for the Evolutionary History of Placental Mammals. PLoS Biol 4(4): e91.[1] (pdf版)
- Kitazoe Y, Kishino H, Waddell PJ, Nakajima N, Okabayashi T, et al (2007) "Robust Time Estimation Reconciles Views of the Antiquity of Placental Mammals." PLoS ONE 2(4): e384. doi:10.1371/journal.pone.0000384
- Nishihara, H., Hasegawa, M. & Okada, N. (2006), Pegasoferae an unexpected mammalian clade revealed by tracking ancient retroposon insertions. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 103, 9929-9934.[2]
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最終更新 2009年11月8日 (日) 00:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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