ロールス・ロイス・モーター・カーズ

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香港のペニンシュラ・ホテル所有のロールス・ロイス「ファントム」(2006年)

ロールス・ロイス・モーター・カーズ (Rolls-Royce Motor Cars) とは、1998年ヴィッカーズ傘下のロールス・ロイス売却を受けて創設されたBMW傘下の高級乗用車のメーカーである。

目次

[編集] 社史

ロールス・ロイス」も参照

1960年代以降、メルセデス・ベンツをはじめとするドイツ車が、高級車の方向性に変化を生じさせた。極端に高価な価格帯に市場を限定するロールス・ロイスは、リムジンから大型クーペ、スポーツモデル、ワゴンまでカバーするメルセデス・ベンツのような存在と競合せざるを得なくなってきた。さらに、1990年代に入ると新たに日本車が高級車分野に進出した。こうして超高級車として特別な存在であったロールス・ロイスも、厳しい状況に置かれるようになった。1992年にはBMWと提携を結んでいる。

この自動車史上最高のブランドを得るために、事業拡張を試みたフォルクスワーゲン(VW)とBMWの両社が競り合った。1998年4月、BMWに3億4,000万ポンドで売却成立といったん決まったが、翌5月にこれが覆され、VWが4億3,000万ポンドで買収することになった。この決定は6月5日に確定した。ところがここでまた一波乱が起こった。分社化された航空部門であるロールス・ロイス plc社は、世界的な名声のあるロールス・ロイスブランドの価値を維持する目的で、自動車部門の海外企業買収に関する拒否権を保有していた。折しも当時ロールス・ロイス plc社は、航空用エンジンメーカーでもあるBMW社とジェットエンジン分野で提携を結び、ドイツに合弁会社BMW ロールス・ロイス(現:ロールス・ロイス・ドイッチェ)を設立していた。

同社の意向も働き、ヴィッカーズは7月28日に、ロールス・ロイスブランドと「R/R」のロゴマークについては使用権をBMW社に売却すると決定。代価は4,000万ポンドであった。

結果として会社そのものと工場、そしてベントレーブランドはVW社の所有となったものの、ロールス・ロイスのブランドはBMWが所有することとなった。この奇怪な騒動は、イギリスの誇りとも言えるロールス・ロイスブランドの売却にまつわる混乱という事情もあって、多くのイギリス人たちを憤慨させた。

BMWはロールス・ロイス・モーターカーズ社をサセックス州グッドウッドに設立し、2003年から新開発車ファントムの生産・販売を開始した。2003年10月に発表された新型ファントムは、デザインモチーフを往年のシルヴァー・クラウドから採り、「スピリッツ・オブ・エクスタシー」 (Spirit of ecstasy) を頂にしたパルテノン神殿風のラジエーターグリルを、引き続き用いた。その後、ファントムシリーズの最大の市場はアメリカ合衆国であり、なかでもロサンゼルス地区での販売が突出した。次いでイギリス中華人民共和国の順であった(2006年)。

[編集] 販売車種

2003年からファントムの生産に始まり、ファントム・エクステンディット・ホイールベース、ファントム・ドロップヘッド・クーペ、ファントム・クーペの販売を行った。

2009年のジュネーブ・モーターショーでコンセプトカーの200EXを公開し、後にロールス・ロイス・ゴーストの名が与えられた[1]

[編集] 車種一覧

ファントム・ドロップヘッド・クーペ

[編集] 関連項目

[編集] 出典

  1. ^ The Rolls-Royce Ghost

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年9月22日 (火) 19:17 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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