ビクトリア大学 (カナダ)

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キャンパス入り口のUVic看板

ビクトリア大学(ビクトリアだいがく、University of Victoria、通称:UVic、かつてU of Vだった)は、カナダブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアにある総合大学である。

学生数約18000人。海に囲まれた小規模な都市に位置し、年間を通じた温暖な気候、公園のような美しいキャンパスで有名。学生の志望動機に、中規模の大学、絵画のような地元の風景、大学で行われるコーポレイティブ教育プログラムがあげられている。コーポレイティブ教育プログラムは、カナダで3番目に大きい。

全国的に有名な法学部は2005年の Canadian Lawyer 誌のロースクール調査で第1位に選ばれている。またマクリーンズ誌 (Maclean's、カナダの代表的週刊ニュース誌}の2007年度大学ランキングでは前年より順位を上げ、中規模総合大学部門 (Comprehensive) 第1位。

日本の提携校に同志社大学明治大学福島大学東北学院大学など。

目次

[編集] 歴史

1963年7月1日ビクトリア大学として独立した大学機関となる。それ以前は、ビクトリアカレッジとして、60年間に渡り、大学レベルの教育を実施してきた伝統ある学校だった。

[編集] ビクトリアカレッジ (1903-1963)

[編集] カレッジ誕生と高等教育停止

1903年から1915年までは、ビクトリアカレッジ (Victoria Collegeの名称で、モントリオールのマギル大学付属の分校として、人文と科学分野の1-2年次だけを教えていた。その当時は、ビクトリア教育委員会によって管理運営され、ビクトリア高校 (Victoria High Schoolと施設を共有していた。学長は、1903年-1908年のE・B・ポールと1908年-1915年のS・J・ウィリアムスが勤めた。当時は教育委員会のリーダーをも兼任していた。 1908年の州議会の決定により、1915年のブリティッシュコロンビア大学(以後UBC)開学により、高等教育の実施を停止させられた。

[編集] クレイグダロック城

クレイグダロック城

1920年、地元からの強い要望により、UBCの付属校となった。ビクトリア教育委員会の管理下ではあったが、ビクトリア高校とはキャンパスを完全に分離し、1921年にクレイグダロック城 (Craigdarroch Castleに移動した。 その後20年、再登板したポール学長とP・H・エリオット学長の努力もあり、学際を網羅した1-2年次の教育を行うという評判を得ていった。その当時に学生だったピエール・バートン (Pierre Bertonは、学生新聞「The Microscope」の人気漫画家だった。バートンは後に、ノンフィクション作家で、カナダ史やカナディアーナ (Canadianaを扱った。ジャーナリスト、テレビのパーソナリティとしても活躍した。

[編集] 大学設置へ

1945年から1963年の間をかけ、J.M. Ewing学長とW.H. Hickman学長の下、2年生カレッジから総合大学へと変わる移行期間となった。この間、運営は、UBC、グレータービクトリア教育委員会 (Greater Victoria School Board、ブリティッシュコロンビア州教育課の三者を代表とするビクトリア・カレッジ会議にかわる。

このころ、さまざまな変更があった。1946年、戦後の再編の中、ビクトリア・カレッジは、クレイダーロック城から、州立教員養成学校のランズダウンキャンパスに移動した(現在のカモウソン・カレッジ (Camosun Collegeのランズダウンキャンパス)。長らく高い評価を続けてきた州立教員養成学校は、1956年に教育学部として、ビクトリア・カレッジに加わる。その後、カナダ国防省 (Department of National Defenceハドソン湾会社の協力により、284エーカー(1.1km²)(現在385エーカー(1.6km²))の土地をゴードンヘッドに取得した。1956年以降は、学問の面でも拡張を始め、1961年に、UBCの付属校としてではあるが、初めての学位取得者を輩出した。

[編集] ビクトリア大学誕生 (1963-)

大学の自治権獲得に向け、1963年のユニバーシティー・アクト(州法の大学設置法)では以下の内容が確定した。

運営権は大学総長(Chancellor)が保有すること。大学総長は、大学評議会(Convocation of the University)と理事会(Board of Governors)、理事会から指名された学長から投票によって選ばれる。学問的な権限は、学部大学評議会双方を代表する大学議会(University Senate)に付託される

現在、大学の学章、学旗には、大学の歴史伝統が反映されている。 文学士フードは赤く、マギル大学付属校時代を思わせる。化学士のフードは金色、教育学士のフードは、UBCの色である青になっている。青と金色は、その後も、ビクトリア大学の公式色として使用され続けている。 紋章の最上部に書かれている大学のモットーヘブライ語で「Let there be Light」、最下部に書かれているモットーはラテン語で「大勢の賢人世界健康 A Multitude of the Wise is the Health of the World」とある。

現在の学長はデビッド・ターピン (David H. Turpin、総長はロナルド・ルーポイ (Ronald Lou-Poy

[編集] ランキング

  • 2004年 マクリーンズ誌大学ランキング 総合大学部門3位
  • 2005年 マクリーンズ誌大学ランキング 総合大学部門2位
  • 2006年 マクリーンズ誌大学ランキング 総合大学部門3位
  • 2007年 マクリーンズ誌大学ランキング 総合大学部門1位

また2007年度の世界大学ランキングでは213位に入っている [1]

[編集] 運動部

大学は、運動部のチーム名であるビクトリア・バイクス (Victoria Vikesとして、カナダ西部大学運動競技協会(CanWest (Canada West Universities Athletic Association)、カナダ・インターユニバーシティー・スポート(CIS (Canadian Interuniversity Sport)と全国インターカレッジ運動競技協会(NAIA (National Association of Intercollegiate Athletics)に参加している。

大学には現在、以下のスポーツチームがある。

バスケットボール(男女)
クロスカントリートラック(男女)
フィールドホッケー(男女)
ゴルフ(男女)
漕艇(男女)
ラグビー(男女)
サッカー(男女)
水泳(男女)

大学には、スポーツの殿堂がある。 最近殿堂入りした人物に、指導者部門では、2年間日本のトップリーグチーム指導経験もあり、その後アテネオリンピックのバスケットボールオーストラリア代表コーチ、2006年にNBAプレーオフで、ミルウォーキー・バックスのコーチコンサルタントなどを歴任したケン・シールズ (Ken Shieldsや、アスリート部門では、カナダラクビーを代表する存在で、代表キャップ数55(内22がキャプテンとして)、1999年のラグビー・ワールドカップでも、カナダ代表キャプテンを務めたギャレス・リーズ (Gareth Reesなどがいる。

[編集] 学部と学科

[編集] キャンパス

メインキャンパスは、グレータービクトリア (Greater Victoriaのゴードンヘッド (Gordon Head地区にある。広さ403エーカー(1.6km2)で、オークベイ (Oak Bayとサーニッチ (Saanichの二つの行政区をまたがる。キャンパス設計と構想の原案は、サンフランシスコ建築設計会社、Wurster, Bernardi and Emmonsが作成した。キャンパスの設計方針としては、直径600mの真円を一方通行のリングロードという環状路にして、円の内側に主な研究・教育用校舎を施設し、円の外側に学生組合会館、大学書店、学生寮・宿舎、スポーツ施設などの付随施設を配置した形になっている。

ビクトリア大学は州立大学であり、植物園等を含むキャンパスは原則として一般に開放されている。主な建物としては、

  • 医学部棟
  • 商・経済学部棟 - 学長室および大学上級管理職のオフィスもある
  • クラリヒュー(人文学部)ビル、英語、哲学、言語、ギリシャ・ローマ学、中世学、スラブ学、歴史学、女性学、太平洋・アジア学、語学の各科がある。数学と統計学科の学生のコンピュータ施設、UVicコンピュータストアがある。学内最古のビル。1962年建造、1971年増築。

(ほか各種研究棟に、いくらも知られる建物あり)

キャンパス内のあらゆる場所に顔を出すウサギ。学内の文書やメディアのニュースにも顔を出す。近所のペットの末裔だと考えられている。

数学棟と社会科学棟の工事、新しい科学棟建造を開始した。マクファーソン図書館の増築は2008年5月に完成。

大学は、多くの学生用宿舎を提供をしており、シングルまたはダブルの寮室、4人でシェアするアパート(クラスター・ハウジング)、家族用マンションタイプのもの(ラム・ファミリー・ハウジング)がある。 学内には3200人の学生が住む。

大学には森林が隣接しており、鹿ふくろうリス、ほか大学設立前から生息している野生動物がキャンパスに顔を出す。まれにクーガーが出没することもある。

人口の家ウサギが住み、大学の特徴のひとつになっている。うさぎは周りのコミュニティのペットが捨てられたものの子孫だと考えられている。愛すべき「キャンパスバーニー」が、ある意味、学級崩壊をもたらすことがある。教室内でも、確率の問題や宿題で「ある大学が研究目的で500羽の雄ウサギ植民地を作ったとする」「UVicのウサギのうち35%が過去にペットだったとする」のような文が見られ、地元のラジオ局で、大学内でのウサギの是非を問う投票が行われるなど、まれに地域の話題になることもある。

[編集] 学生関連

  • The Martlet - 毎週木曜日発行の学生新聞(夏季は月刊)。大学とビクトリア大学学生組合と共同で発行している。10数名を雇用しているが、執筆撮影編集などは学生のボランティアが重要な役割を果たしている。学生会からの寄付広告の二つの収入源がある。2005年からは、全学生がセメスターごとに$3.75払っている。カナダ大学プレスのメンバーでもある。
  • CFUV (CFUV-FM - グレータービクトリアを視聴範囲とする、学内/地域ラジオ局。周波数は101.9。ケーブルを通じては104.3で、バンクーバー島やローワーメインランド (Lower Mainlandの多くの地域やアメリカワシントン州の北西部でも聞くことが出来、インターネットを通じて世界中にリスナーがいる。

[編集] クラブ

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学内には多くのクラブがあり、多岐に渡る活動を行っている。以下に例を示す。

  • The UVic Sailing Clubは初心者の学生や職員にヨットを教えると同時に、経験者は格安料金で航行、競技、技術を向上させる機会を提供している。
  • UVicアウトドアクラブは、キャンパス内最大級の活動団体。メンバーが健康的で活動的な生活を送るためにさまざまな活動を展開している。ハイキング、クライミング、自転車、カヤックなど、毎週定期的な活動を企画している。
  • The Victoria Longboard Club (VLC) is dedicated to promoting all styles of longboarding including cruising, downhill, slalom and sliding. They provide cheap transport to some of the best local spots to ride, as well as give advice and lessons to new riders. ビクトリアLongboard Club(VLC)はすべてのスタイルのlongboardingをおこなう。The VLC also regularily hosts events like The Vic City Cruise and Shawnigan Shredder downhill races, which attract riders from accross the Island and Lower Mainland of BC.
  • サーフクラブは、トフィーノ (Tofinoに定期的にサーフィンに出かけている。
  • スキー&スノーボードクラブは、興味ある生徒すべてに、グループトリップやイベントに参加する機会を提供している。
  • UVic日本クラブ is a UVSS approved university club designed for those who have an interest in Japanese culture and/or language, and to provide them with Japanese language lessons and cultural activities.

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月23日 (月) 13:00 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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