ヴィンテージ

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ヴィンテージ、またはビンテージ(vintage)とは本来、ワインにおいて、ぶどうの収穫から醸造を経て、瓶詰めされるまでの工程を表す言葉である。語源はフランス語のvendangeからで、さらに遡ればラテン語の「ぶどうを収穫する」という意味からきている。

同一年に一定の区域から収穫されたぶどうのみを使って醸造されるワイン、また、そのワインに使われたぶどうの収穫年を指し、いわゆる当たり年のワインを指すようになった。名品や、年代物の楽器・オーディオ製品・カメラ・衣料品・くるまなどの希少品の意味に用いられるようになったが、英語のvintageは、「~の頃」、「時代」などを意味し、a clock of ancient vintage(古い時代の時計)などの使い方をするが、「年代物の逸品」という使い方はないようである。

「ヴィンテージ・ワイン」といえば、高級ワインの代名詞であることから、英語圏には、「ヴィンテージ」のつく商標や商品が多数ある。

目次

[編集] ヴィンテージの意味

フランスワインは年によって、「偉大な年」と呼ばれるすばらしいワインができる年と、さほどでない年があり、その品質には雲泥の差がある。最近十数年のものでも、同一シャトーの商品が、ヴィンテージの違いによって5倍くらい違うものはざらにある。また、最高級に属するワインには、収穫後数年から数十年(長いものでも2、30年くらいが一番いいと言われている)寝かせた方がいいものがある。消費者に、好みの品質のものを選んでもらうのと、飲み頃の目安を知らせる目的で、ヴィンテージが打たれている。

[編集] ヴィンテージ・チャート

フランス各地のワイン産地におけるヴィンテージの良否を表にしたものをヴィンテージ・チャートという。できの良さを20点満点で記述してあるものと、飲み頃を記号で表記したものがある。講談社の『世界名酒辞典』やヒュー・ジョンソンの『Pocket encyclopedia of wine』などに掲載されており、フランス食品振興会などでも売られている。

[編集] ヴィンテージ・シャンパーニュ

シャンパーニュ(シャンペン)には、ヴィンテージのないものが多い。シャンパーニュ地方は、フランスのぶどう栽培地域ではもっとも北に位置し、よいワインができず、苦肉の策としてシャンペンが考案されたと言われている。年によるぶどうの品質の差が大きく、複数の年号のワインをブレンドして作るのが普通だからである。

しかし、当たり年の同一年産のみで作られたものも作られ、ヴィンテージ・シャンパーニュとして売り出される。一般に、ノン・ヴィンテージのものに比べ、2倍以上の価格のものが多い。有名なドン・ペリニョンも、ヴィンテージシャンペンの一つである。

[編集] 派生語

名品一級品を示す用語。ジーンズなどの古着やヴァイオリンをはじめとする楽器に用いられるようになり一般化した。現在ではその使用範囲はきわめて広く、家具日本酒などにもヴィンテージと呼ばれるものが存在する。基本的に過去の年代(およそ10年以上前)に作られた製品に対して使われ、新しい製品(10年以内)に使うのは誤りである。

[編集] ヴィンテージとされる主な製品

[編集] 関連項目


最終更新 2008年12月4日 (木) 00:18 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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