一乗院
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一乗院(いちじょういん)は、日本の寺院で、奈良の一乗院をはじめ同名のものが複数ある。
[編集] 一乗院門跡
現在の奈良地方裁判所の敷地に、かつて存在した門跡寺院。1964年に宸殿が唐招提寺に移築され、国の重要文化財として保存されている。興福寺の塔頭の一つで、大乗院とともに門主は興福寺別当をつとめた(延暦寺における青蓮院に該当する)。
はじめは近衛家の子弟が門跡をつとめていたが、江戸時代初期以降は皇族が門跡となったため、門主は南都一乗院宮とよばれた。皇子も入寺する格式の高い門跡寺院として知られていた。また、京都御所の隣にも御里房(邸宅)があり、こちらは南都一乗院宮御里房とよばれた。中世に一乗院の属する南都の興福寺は、僧兵や衆徒(武士)も従え大和国の守護をつとめた一大武装勢力であり、比叡山の延暦寺と並び称され「南都北嶺」として恐れられた。室町幕府最後の将軍足利義昭(近衛尚通外孫)が還俗前に門主をしていた事でも知られている。
有名な門跡寺院であったが、廃仏毀釈により廃絶したため現在は存在せず(建物の一部は他の寺院に移築されている)、明治期に奈良県庁となり、その後奈良地裁として使用されている。
[編集] その他
- 一乗院 (栃木市) - 栃木県栃木市にある日蓮宗の寺院
- 一乗院 (高野町) - 高野山金剛峯寺にある塔頭の一つ。
- 一乗院 (出水市) - 鹿児島県出水市にある寺院。
- 一乗院 (南さつま市) - かつて鹿児島県川辺郡坊津町に存在した真言宗の寺で、廃仏毀釈により破壊され廃絶
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