シチメンチョウ

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シチメンチョウ
シチメンチョウ
シチメンチョウ Meleagris gallopavo
保全状態評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
ファイル:Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: キジ目 Galliformes
: シチメンチョウ科 Meleagridae
: シチメンチョウ属 Meleagris
Linnaeus, 1758
: シチメンチョウ M. gallopavo
学名
Meleagris gallopavo
Linnaeus, 1758
和名
シチメンチョウ
英名
Wild turkey

シチメンチョウ(七面鳥、Meleagris gallopavo)は、動物界脊索動物門鳥綱キジ目シチメンチョウ科キジ科とする説もあり)シチメンチョウ属に分類される鳥。本種のみでシチメンチョウ属を形成する。ヒョウモンシチメンチョウ(Agriocharis ocellata)をシチメンチョウ属に含む説もあり、その場合本種がシチメンチョウ属の模式種となる。

目次

[編集] 分布

アメリカ合衆国カナダ南部、メキシコ

[編集] 形態

キジ目最大種。全長122cm。体重は9kgにも及ぶ。かつては20kgに届く巨大な個体がいたと言う記録もある。メスよりもオスの方が大型になりメスは全長60cm程。

胴体は金属光沢がある黒い羽毛で覆われる。頭部や頸部には羽毛がなく赤い皮膚が露出し、発達した肉垂がある。

上記の様にオスはメスの2倍近く大型で、胴体の羽毛にある金属光沢もメスよりオスの方が強い。また胸部の羽毛が逆立っている。(メスでも逆立つ個体もいる。)繁殖期になるとオスの皮膚は色が鮮やかになり、胸部は隆起する。和名の七面鳥の由来は頭部のところに裸出した皮膚興奮すると赤、青、紫などに変化する為に、まるで七つの顔(面)を持つ様に見えるという事に由来する。

[編集] 生態

開けた落葉樹針葉樹の混合林に生息する。繁殖期にはオス1羽に対しメス数羽からなる小規模な群れを形成し生活する。同じ親から生まれた若鳥も群れを形成し生活するが、その後オスだけの群れを形成する。危険を感じると走って逃げるが、短距離であれば飛翔することもできる。

食性は植物食傾向の強い雑食で、果実種子昆虫類両生類爬虫類等を食べる。

繁殖形態は卵生で、メスが地面を掘り落ち葉を敷いた巣に1回に8-15個の卵を産む。1羽が作った巣に他のメスが卵を産むこともある。繁殖期になるとオスは尾羽を扇上に広げ翼を下げて振るわせ頭部の肉垂を膨らませてある一定の場所で徘徊する。メスのみが抱卵を行う。雛の世話もメスのみが行う。

[編集] 人間との関係

食用とされることもあり、家禽としても飼育される。現在家禽として飼育されているのは尾羽の先端が白いメキシコの個体群に由来するものとされる。中央アメリカ先住民族によって家畜化され、新大陸「発見」後、1519年にはスペイン王室に、1541年にはイギリスヘンリー6世に献上された。七面鳥の英語名のターキー (turkey) は、日本でもの呼称として用いられる。味はニワトリより脂分が少なく、さっぱりとしている。トルコを意味する名前が北アメリカ原産の鳥につけられている理由は、トルコ経由で欧州に伝来したホロホロチョウとの混同によるもの。

[編集] アメリカ合衆国

アメリカ合衆国とカナダでは、詰め物をした七面鳥の丸焼きが特に感謝祭 (Thanksgiving Day) でのごちそうであり、感謝祭のことを口語的に Turkey Day (七面鳥の日)とも呼ぶ。クリスマスの料理としても供される。 シチメンチョウのハム (turkey ham) やベーコン(turkey bacon)は一年を通じて販売されており、豚肉に比べて脂身の少ない「健康的な」代替品と考えられている。

[編集] イギリス

イギリスではローストした七面鳥がクリスマス料理のごちそうとされる。チャールズ・ディケンズクリスマス・キャロルの最後の章で、改心した主人公が彼の書記に買い与えるのが七面鳥である。

[編集] 逸話

「すべてのヤンキーの父」で知られるベンジャミン・フランクリンは、アメリカ国鳥として最後までハクトウワシに反対し、シチメンチョウを推していた。ハクトウワシは死んだ魚を漁る、他の鳥から獲物を横取りするなどの不品行で横着な鳥で、道徳的観念からふさわしくないとこき下ろし、野生のシチメンチョウこそ、生粋のアメリカ人を象徴するにふさわしい勇気と正義感を兼ね備えた鳥だと絶賛した。

[編集] 品種

ブロードブレステッドホワイト種

[編集] ブロードブレステッドホワイト種 (Broad Breasted White)

食肉用に家禽化されたシチメンチョウの中で最も広く飼育されている品種である。野生種や既存のシチメンチョウの品種に比べて胸骨が短いため人の補助なしでは繁殖できず、繁殖は体外受精によっておこなわれている。改良の結果大胸筋が肥大しているため胸肉が多く取れ、羽毛が白く枝肉になったときに目立たないことから、食肉用の大規模なシチメンチョウ飼育場で盛んに飼育されるようになった。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 参考文献

  • 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社、1984年、102頁。
  • 『動物大百科7 鳥類I』、平凡社、1986年、145-148、154頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館、2002年、162頁。

[編集] 外部リンク

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最終更新 2009年9月17日 (木) 20:19 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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