万年自鳴鐘

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万年自鳴鐘(まんねんじめいしょう)は江戸時代の発明家、田中久重によって製作された機械式の置時計である。万年時計の名で広く知られている。千点を超える部品(ほとんどが田中による手作り)から作られ、その機構の複雑さから機械式時計の最高傑作と言われている。

万年自鳴鐘

[編集] 概説

  • 嘉永4年(1851年) - 田中久重によって製作される。
  • 田中の死後間もなく故障。
  • 1949年 - 国立科学博物館にて修理が行われる。
  • 2004年 - 文部科学省による国家プロジェクト「江戸のモノづくり」の「万年時計復元・複製プロジェクト」によって、分析・復元される。
  • 2005年 - 上記プロジェクトによって製作されたレプリカが「愛・地球博」にて展示。
  • 2006年 - 重要文化財に指定される。現在は国立科学博物館にて常設展示。
  • 2007年 - 機械遺産に認定。

[編集] 機能

ぜんまいとして厚さ2 mm、長さ4 mの真鍮を使い、一度巻けば一年動くという機械式時計としては驚異的な持続時間を実現している。 六角柱様の本体の各面に七つの機能が配置され、それらが底部のぜんまい動力によって連動して動作する。

  • 天球儀 本体の上部にあり、京都から見た一年間の太陽の動きを模型で表す。
  • 和時計 文字盤が自動で変化することで、昼夜の長さの変化に対応して時刻区分が変わる不定時法に自動で対応する。
  • 二十四節気の表示
  • 曜日・時刻の表示 短い針が曜日を示し、一週間で一周する。長い針は和時計と連動して時刻を示す。
  • 十干十二支の表示 当時一日ごとに割り振っていた60通りの干支の中からその日の干支を自動で示す。
  • 月齢の表示 半球の回転によってその日のの満ち欠けの見え方を表す。
  • 洋時計 現代の一般的な時計の機能。

このほか打鐘の機能もある。 通常、ぜんまい動力からは一方向の回転しか生まれないが、虫歯車と名付けられた独創的かつ特殊な歯車により回転往復運動も可能にしている。これは万年時計以外では、世界のどの機械でも使用が確認されていない。セイコーの時計技師土屋榮夫でさえ、「考えた事もなかった」と言った。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月1日 (木) 00:24 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【万年自鳴鐘】変更履歴

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