万延元年のフットボール

万延元年のフットボールの最新ニュースをまとめて検索!

文学
File:Lit.jpg
ポータル
各国の文学
記事総覧
出版社文芸雑誌
文学賞
作家
詩人小説家
その他作家

万延元年のフットボール』(まんえんがんねん-)は大江健三郎長編小説。『群像1967年1月号から7月号にかけて連載され、同年9月に講談社から刊行された。現在は講談社文芸文庫から刊行されている(ISBN 9784061960145)。第3回谷崎潤一郎賞受賞。大江は発表当時32歳で、同賞の最年少受賞でもある。また、1994年のノーベル文学賞の受賞理由において、代表作として名前が挙げられている。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] 概要

この小説は生まれつき障害のある子どもの養育を放棄した夫婦と、学生運動に挫折し米国への遊学から帰国した弟、その兄弟の故郷である四国の村での事件が物語の中心となっている。本作が発表された当時は60年安保70年安保の間の時代であり、そういった時代背景と、大江の戦後民主主義的な思想が作品に強く影響を与えている。後にノーベル文学賞を受賞する大江の代表作であり、戦後日本文学を代表する作品のひとつとして上げられることも多い。

この小説のタイトルのパロディに筒井康隆の『万延元年のラグビー』、村上春樹の『1973年のピンボール』、大和和紀の『紀元2600年のプレイボール』が有る。

[編集] ストーリー

頭部を朱色に塗り、全裸で肛門にキュウリをさした状態で縊死した友人。その友人の死により心に地獄を抱えるようになった蜜三郎。瞳には人間的な反応を示さない乳児。その乳児を出産したことにより心の闇におびえ、アルコールに溺れるようになった妻、菜採子。安保闘争に挫折し、転向し米国へ渡った鷹四。心に闇を抱えた夫婦は弟である鷹四に導かれ、故郷の四国の村へ帰る。

鷹四は村の青年を集めフットボールチームを組織し、奇妙な政治運動を起こす。それはやがて万延元年一揆の様な暴動に発展する。

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています

[編集] 登場人物

根所 蜜三郎
本作の語り部。友人の死と障害を持った自らの子の誕生と離別により深い闇を抱えるようになる。
根所 鷹四
蜜三郎の弟。安保闘争の後に転向。暴力におびえる一方で、暴力的な傾向をもつ。
菜採子
蜜三郎の妻。障害を持った子の出産によりアルコールに溺れるようになる。
星男
10代後半の鷹四の信望者。
桃子
同上。
S兄さん(根所 S次)
蜜三郎、鷹四の兄。村はずれの朝鮮人集落を襲撃した折に報復されて殺害される。
ジン
村の大女。六年程前から謎の疾患により大食するようになり、肥満している。村の災いを引き受けていると言われている。
ギー(義一郎)
世間との接触を断ち森の中に棲む隠遁者。
スーパーマーケットの天皇(ペク・スンギ)
村を経済的に支配するスーパーマーケットチェーンの経営者。在日朝鮮人である。

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月4日 (水) 04:07 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【万延元年のフットボール】変更履歴

ご利用上の注意