三宮駅
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| 三宮駅 | |
|---|---|
三宮駅
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| さんのみや - Sannomiya | |
| 所在地 | 神戸市中央区 |
| 所属事業者 | 阪神電気鉄道(駅詳細) 阪急電鉄(駅詳細) 神戸高速鉄道(駅詳細) 神戸新交通(駅詳細) 神戸市交通局(駅詳細) |
| 乗換 | JR神戸線(三ノ宮駅) 地下鉄海岸線(三宮・花時計前駅) |
三宮駅配線図 |
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三宮駅(さんのみやえき)は、兵庫県神戸市中央区加納町四丁目(阪急・神戸高速)、小野柄通八丁目(阪神)、雲井通八丁目(神戸新交通)、北長狭通一丁目 (神戸市営地下鉄)にある阪急電鉄・神戸高速鉄道・阪神電気鉄道・神戸新交通・神戸市交通局の駅。
JRの三ノ宮駅とともに神戸市の中心地である三宮に位置し、神戸市最大のターミナル駅として各社局の路線が集まる、交通の要衝となっている。
目次 |
[編集] 利用可能な鉄道路線
また神戸高速鉄道東西線には第二種鉄道事業としての営業で以下の路線が当駅へ乗り入れている。
- 阪急電鉄
- 神戸高速線
- 山陽電気鉄道
- 神戸高速線
[編集] 備考
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線(JR神戸線)の三ノ宮駅に隣接しており、乗り換えが可能である。
- 阪急と神戸高速鉄道は駅施設を共用しており駅の管理は阪急が行っている。両社とも路線上の始終点駅であるが、当駅を境に阪急電車の片方のみ直通運転を行っている。
- 山陽電気鉄道の列車は阪神の三宮駅にも発着し、阪神・山陽の両会社は相互直通運転を実施している列車が多数設定されている。そのような事情から、阪急の三宮駅に自社路線が直接乗り入れる神戸高速鉄道は、同駅の旅客案内上の名称を、社名を冠した「阪急三宮駅」としている。
[編集] 駅構造
[編集] 阪神電気鉄道(阪神三宮駅)
| 阪神 三宮駅 | |
|---|---|
阪神三宮駅
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| さんのみや - Sannomiya | |
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◄春日野道 (1.3km)
(0.9km) 元町►
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| 所在地 | 神戸市中央区小野柄通八丁目 |
| 所属事業者 | 阪神電気鉄道 |
| 所属路線 | 本線 |
| キロ程 | 31.2km(梅田起点) |
| 駅構造 | 地下駅 |
| ホーム | 4面3線 |
| 乗降人員 -統計年度- |
83,819人/日 -2005年- |
| 開業年月日 | 1905年(明治38年)4月12日 |
島式4面3線のホームを持つ地下駅。地下1階部分にコンコースが、地下2階部分にホームがある。
1933年6月17日、神戸市内に残されていた併用軌道を地下線で解消する工事が完成した際に開業した。
開業時は4面3線の頭端式ホームを採用しており、神戸側のターミナル駅として機能したが、まもなく山陽電気鉄道と提携する形で湊川への延伸計画と直通運転計画が立てられたため、取りあえず当時の神戸の中心街であった元町駅まで突貫工事で延伸を行うことにし、その際に南側の1線は残したまま、北側の2線だけが直通可能な構造としたため、現在のような形態となった。
なお湊川への延伸は結局実現しなかったが、1968年に神戸高速鉄道東西線が開業して阪神の電車が乗り入れるようになると同時に、それを介する形で山陽電気鉄道との直通運転が開始されている。
また阪急と同様、1936年の元町延伸までの3年間は神戸側のターミナル駅であったことから神戸駅を名乗っており、三宮への改称後も駅の壁には昭和30年代まで「カウベ」と片仮名で書かれた駅名標が残されていた。
[編集] のりば
| 0 | (1番線降車ホーム) | |
|---|---|---|
| 1 | ■■本線(上り) | 甲子園・尼崎・大阪(梅田)方面 |
| 2 | ■■本線(下り) | 高速神戸・新開地・明石・姫路方面 |
| 3 | ■■本線(上り) | 甲子園・尼崎・大阪(梅田)・難波・奈良・ 名古屋・伊勢志摩[1]方面(当駅折返し) |
| (3番線降車ホーム) | ||
ホームは、北側から単式の1番線降車ホーム(0番ホーム)、島式の1番線乗車ホーム(2番線側は柵がされている)、頭端式(櫛型)の2番線・3番線乗車ホーム・3番線降車ホーム(番号なし)となっている。なお、3番線降車ホームは有効長が5両分しかないため、梅田側の先頭車でドアカットを実施している。近鉄の車両6両は3番線のみ対応している。
3番線は、1965年(昭和40年)から1974年(昭和49年)まで運転されていた西大阪線西九条行特急(西大阪特急)が廃止されて以降しばらく使われていなかったが、1980年代前半に登場した快速急行が当駅始発となったため、以後は継続して使用されている。1998年から2001年までは昼間時の普通の1時間6本のうち2本が三宮折返しであったため3番線を使用した。2001年以降は平日朝夕と土休日朝のみの使用となっていたが、2009年3月20日の阪神なんば線開業に伴うダイヤ改正により、同線経由で近鉄奈良線へ直通する快速急行が深夜以外終日運転され、3番線から発車するようになった。また、土休日の朝1本の特急も当駅始発のため3番線から発車する[2]。
2009年3月20日の阪神なんば線開業に伴うダイヤ改正より、当駅に窓口を設置し近鉄特急の特急券と乗車券の発売が開始された。駅長室に近鉄の特急券発券端末を設置し発券業務を行なう(但し営業時間は9:00 - 17:00、しかも普段窓口は無人のため購入の際にはインターホンで呼び出す必要がある)[3]。
| ← 本線 : 梅田方面 |
→ 本線 : 元町方面 |
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| 凡例 出典:[4]。ただしただしホーム番号は三宮駅構内案内図[1]による。 |
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[編集] 改良工事
当駅は、阪神なんば線が大阪難波駅までの延伸開業後、近畿日本鉄道と相互直通運転を行うため、奈良方面からの列車が折り返す事になる。また、改札口が西口の1か所しか存在していないという防災上の問題もあることから、2009年(平成21年)までに東口(大阪梅田方面)改札を新設するなどの大規模な全面改修工事が予定されている。ただし、工事費用が莫大となる事が予想されるため、駅施設を神戸高速鉄道へ譲渡して上下分離方式で着工予定である。
- 工事は2007年10月から2013年3月にかけての5年半を予定(駅周辺部を含む)。
- ホームを拡幅・延長(近鉄車両10両に対応)し、現在の2番線を折り返し線、現在の3番線を山陽姫路方面行線とする[5][6][7]。
| ← 本線 : 梅田方面 |
→ 本線 : 元町方面 |
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| 凡例 出典:[8]。ただしホーム形状は阪神電鉄ニュースリリース[2]による。 |
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[編集] 阪急電鉄・神戸高速鉄道(阪急三宮駅)
| 阪急 三宮駅(阪急・神戸高速)* | |
|---|---|
阪急三宮駅
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| さんのみや - SANNOMIYA | |
| 所在地 | 神戸市中央区加納町四丁目 |
| 駅構造 | 高架駅 |
| ホーム | 2面3線 |
| 乗車人員 -統計年度- |
54,867人/日(降車客含まず) -2008年- |
| 乗降人員 -統計年度- |
110,419人/日 -2008年- |
| 開業年月日 | 1936年(昭和11年)4月1日 |
| 乗入路線 2 路線 | |
| 所属路線 | 阪急神戸本線** |
| キロ程 | 32.3km(梅田起点) |
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◄春日野道 (1.6km)
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| 所属路線 | 神戸高速鉄道東西線** |
| キロ程 | 5.7km(***西代起点) |
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(1.3km) 花隈►
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| 備考 | 共同使用駅(阪急電鉄管轄駅) |
島式2面3線のホームを持つ高架駅。阪急電鉄の管轄駅で神戸高速鉄道との共同使用駅であるが、構内の案内上では神戸高速鉄道の駅という記載はない(これは阪急自身が神戸高速鉄道の路線自体の第二種鉄道事業者であることに加え、阪神三宮駅との区別を行う意味もある)。また、当駅発の神戸高速線方面への乗車券も連絡切符扱いとなる。ホーム西端に神戸高速鉄道と阪急電鉄の境界がある。
阪急電鉄では、神戸市における同社のターミナル駅であることを強調するため、駅員・車掌の肉声放送や構内自動放送で神戸三宮駅と呼称している(肉声放送は2004年頃までの一時期、自動放送は2006年頃までの一時期を除く)。ただし、神戸高速鉄道線内の阪急車においては、阪急の乗務員は神戸高速鉄道に配慮して神戸三宮の表現は使わず、神戸高速側の案内上の駅名でもある阪急三宮と呼称している。
当初は神戸駅を名乗っていたが、神戸高速鉄道の開通と同時に三宮駅に改称した。詳しくは歴史を参照。
当駅および高架下の商業施設を含めて神戸阪急ビルを構成し、かつては阪急百貨店が入居する駅ビルだった。阪神・淡路大震災発生後、早期復旧のため仮設駅として改築されたが、駅ビルの再建には未だ至っておらず位置づけとしては仮設駅舎のままである。経緯については神戸阪急ビルの項目を参照。
- 自動改札機は、東芝製が設置されている。
- トイレは東口・西口両改札内に設置されている。多機能トイレも双方に設置されているが、オストメイトに対応した設備は東口にのみ設置されている。個室内にはトイレットペーパーの備え付けはない(トイレ内に販売機がある)。
[編集] のりば
| 1 | ■下り(神戸高速線) | 新開地・山陽電鉄線(明石・姫路)方面 |
|---|---|---|
| 2 | ■下り(神戸高速線) | 新開地・山陽電鉄線(明石・姫路)方面(原則当駅止用) |
| 3 | ■上り(神戸本線) | 大阪(梅田)・西宮北口・京都・宝塚方面(当駅折返し) |
| 4 | ■上り(神戸本線) | 大阪(梅田)・西宮北口・京都・宝塚方面 |
配線上では、高速神戸・新開地方面が1号線、上りホームと下りホームに挟まれた線路が2号線、大阪梅田方面が3号線となる。しかし、旅客案内上では、1号線を1番ホーム、2号線の下り側ホームを2番ホーム、上り側ホームを3番ホーム、3号線を4番ホームとしている。
以前は頭端式4面3線の駅で、3号線の北側の4番ホームと1号線と2号線の間の2番ホームが降車ホーム、3号線と2号線との間の3番ホームと1号線南側の1番ホームが乗車ホームであった。しかし、特急の10両編成化準備のため1981年(昭和56年)までに現在の配置に改造された。
一部例外を除き、2番ホームは基本的に大阪梅田方面への折り返し電車からの降車用、もしくは同電車から神戸高速方面への乗換用として使用されている。
当駅で折り返す山陽電鉄の列車は当駅で乗客を降車させ、一旦梅田方へ引き上げてから運用に入る(ただし一部1番ホームに直接入線して折り返す列車もある)。
阪急は、2015年をめどに現在の阪急三宮駅を地下化改装した上で、神戸市営地下鉄西神・山手線へ乗り入れることを発表しているものの、神戸市は現時点で保留状態とし、阪急の構想に対して決定を下していないため、暫くは地下化されない可能性がある。
また地下化された後は、現在の阪急三宮駅跡地に震災の為に撤去されていた神戸阪急ビル(大型商業施設)を再建する予定である。
[編集] 神戸市交通局
| 地下鉄 三宮駅 | |
|---|---|
| さんのみや - SANNOMIYA | |
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◄S02 新神戸 (1.3km)
(0.9km) 県庁前 S04►
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| 所在地 | 神戸市中央区北長狭通一丁目 |
| 駅番号 | S03 |
| 所属事業者 | 神戸市交通局 |
| 所属路線 | 西神・山手線 (正式路線名は山手線) |
| キロ程 | 1.3km(新神戸起点) |
| 駅構造 | 地下駅 |
| ホーム | 2面2線 (2層式) |
| 乗車人員 -統計年度- |
57,734人/日(降車客含まず) -2006年- |
| 開業年月日 | 1985年(昭和60年)6月18日 |
単式1面1線×2階建てのホームを持つ地下駅である。駅番号はS03。駅イメージテーマは「国際性と未来志向」。
当駅 - 大倉山駅間は道幅の狭い生田新道の地下を通るため、地下1階に改札口、地下2階に1番線(新神戸・谷上方面行き)、地下3階に2番線(西神中央方面行き)というプラットホームが上下二層式の構造になっている。
[編集] のりば
| 1 | ■西神・山手線 | 新神戸・谷上方面 |
|---|---|---|
| 2 | ■西神・山手線 | 名谷・西神中央方面 |
[編集] 神戸新交通
| 神戸新交通 三宮駅 | |
|---|---|
| さんのみや - Sannomiya | |
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(0.8km) 貿易センター P02►
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| 所在地 | 神戸市中央区雲井通8丁目 |
| 駅番号 | P01 |
| 所属事業者 | 神戸新交通 |
| 所属路線 | ポートアイランド線(ポートライナー) |
| キロ程 | 0.0km(三宮起点) |
| 駅構造 | 高架駅 |
| ホーム | 1面2線 |
| 乗車人員 -統計年度- |
23,221人/日(降車客含まず) -2006年- |
| 開業年月日 | 1981年(昭和56年)2月5日 |
ファイル:ポートライナー三宮駅改札口.JPG 島式1面2線のホームを持つ高架駅である。駅番号はP01。
[編集] のりば
| 1・2 | ■ポートライナー | 神戸空港方面/北埠頭方面 |
|---|
- 昼間時は1番線から北埠頭行きが、2番線から神戸空港行きが発車している。
- ポートアイランド内の企業の増加、相次ぐ大学の開校、神戸空港の開港により朝・夕のラッシュは激しい混雑が見られる。そのため、三宮駅での列車待ち整列を2009年10月から以前の2列から3列に変更している。
[編集] 利用状況
2005年度の1日平均乗降人員は以下の通り。
- 阪急電鉄 - 116,301人
- 阪神電気鉄道 - 83,819人
- 神戸市交通局 - 113,369人
- 神戸高速鉄道 - 18,175人
- 神戸新交通 - 38,969人
2007年度の各社局の1日平均乗車人員は以下の通り。[10]
- 阪急電鉄 - 59,986人
- 阪神電気鉄道 - 44,186人
- 神戸市交通局 - 58,785人
- 神戸高速鉄道 - 7,956人
- 神戸新交通 - 25,704人
神戸高速鉄道を除き、各社局の乗車人員は神戸市内で最多(神戸高速鉄道の場合、新開地駅、高速神戸駅に続いて第3位)。
[編集] 駅周辺
「三宮」も参照
フラワーロードを挟んで東寄りに阪神と神戸新交通の駅、JR三ノ宮駅、西寄りに阪急の駅がある。 三宮地下街は阪神の改札と地下鉄西神・山手線、南に行って地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅と直結している。阪急・地下鉄西神・山手線の東口および神戸新交通からは階段・エスカレータや連絡通路で結ばれている。
- 駅東側(神戸新交通・JR東口)
- 神戸新聞会館(ミント神戸)
- ダイエー三宮駅前店
- パワーストア・シーダー(サンパル)
- 神戸市中央区役所
- 駅南側(フラワーロード以東)(阪神・神戸新交通・JR中央口)
- 駅南側(フラワーロード以西)(阪急東口または西口・阪神・JR西口)
- 駅北側(フラワーロード以東)(地下鉄・JR東口)
- タクシー乗り場(JR中央口北 中型)
- 駿台予備校神戸校
- 駅北側(フラワーロード以西)(阪急・地下鉄東口)
- 代々木ゼミナール神戸校
- 駅西側(地下鉄・阪急西口)
[編集] バス路線
三宮駅バスのりばを参照のこと。
[編集] 歴史
[編集] 併用軌道による阪神電鉄の開業
現在、一般的に三宮と呼ばれる地に駅を設けた最初の路線は、1905年(明治38年)開業の阪神電気鉄道本線である。それに先駆けて、1874年(明治7年)には後の東海道本線となる官営の阪神間鉄道が開業していたものの、同線における三ノ宮駅は現在地より西に600mほど寄った場所、後に元町駅が設けられる地に置かれていた。
阪神電気鉄道は当初、市街電車と同じ軌道法準拠で敷設された都市間電車(インターアーバン)であった。それゆえ、神戸市街においては岩屋駅以西で併用軌道を用いて路線が敷設されており、東海道本線に並行する形で雲井通八丁目、現在の三宮ターミナルホテル付近に同線の終端として、この地に駅が設置された。このときは同線の神戸側終端であったため、神戸駅ないし神戸雲井通駅と呼ばれていた。
阪神電気鉄道は当初、集客のため神戸雲井通から先、神戸市街を循環する路線の敷設を計画していたが、神戸市街への路面電車敷設を目論む他出願者との競願となったことから協議が行われ、最終的に神戸市街の路線は神戸電気鉄道(後に市営化される)が敷設することが決定、阪神は同社との提携で雲井通から200m南下した所、当時は滝道と呼ばれ現在は国際会館が設けられている地に路線を延伸し、同地で接続を図ることとなった。その工事は1912年(明治45年)に完成し、同地に新たな神戸駅(滝道駅)が開設され、元の神戸駅(神戸雲井通駅)は三宮駅と改称された。
[編集] 阪神の地下化と阪急の乗入れ
大正時代になると、阪神電気鉄道に続いて阪神間の都市間輸送に参入する事業者が現れた。大阪市の梅田を起点に北方へ向かう路線、現在の阪急宝塚本線などを当時運営していた箕面有馬電気軌道(箕有)である。同社は阪神電気鉄道が滝道に延伸されたのと同じ年、神戸と西宮を結ぶ環状線敷設のための特許を収得していた灘循環電気軌道という業者に着目し、阪神との駆け引きの末これを買収、その上で社名を箕面有馬電気軌道から阪神急行電鉄(阪急)と改め、阪神間新線の建設に取り掛かった。現在の阪急神戸本線である。
このとき、同社は当初から三宮の地に乗り入れる事を目論んでいたといわれるが、その方法を阪神急行電鉄は高架線にするものとしていたが、市では市街地の分断を憂慮して地下化を要請したことから対立、工事に着手することが不可能となった。よって阪急では、とりあえず市電が延伸されてきていた上筒井の地に暫定ターミナルの神戸駅を設置、三宮延伸については引き続き市と協議を行うこととした。この動きについては三宮高架乗り入れ騒動の項目も参照のこと。
一方、阪神では阪急という競合相手の出現を危惧し、神戸市街と御影付近に存在した併用軌道を解消して、スピードアップを行い対抗することを画策した。阪神は1929年(昭和4年)に御影付近の高架化を完成させ、神戸市街の併用軌道も同様の手法で解消しようと考えていたが、阪急の時と同様に神戸市が難色を示したことから、阪神側は併用軌道の解消を優先的に考えて譲歩し、地下線化に計画を変更した。こうして1933年(昭和8年)に岩屋 - 三宮 - 神戸(滝道)間の併用軌道線は廃止され、代わって岩屋から三宮までの地下線が開業した。新たな地下ターミナルは頭端式ホームを採用し、阪神では神戸側の拠点駅となったことから、この新たな地下駅に神戸駅と名づけた。
さて阪神の地下線工事が進む中、1931年(昭和6年)には鉄道省(国鉄)東海道本線の高架化が完成、三ノ宮駅が現在地に移転した。市の都市計画の一環で、この頃には同駅周辺に新たな街を形成する指針が示されており、今日に至る三宮の下地が造られ始めていたのである。
そして阪神の地下線が完成する頃には、阪急も国鉄と同様に高架線で三宮に乗り入れることがようやく認められ、工事に着手しようとしていた。これに対して阪神は、1934年(昭和9年)に阪神間で省線電車の運転が開始されたこともあり、阪急や国鉄との競争にさらされる中で輸送シェアを保つためには更なる対抗措置が必要であると考え、三宮から元町・湊川方面へ延伸するための免許を収得、頭端式で開業した三宮の神戸駅を急遽中間駅構造に改造し、突貫でとりあえず元町まで延伸することにした。
阪急の三宮延伸と阪神の元町延伸は、どちらが先に開業するか神戸市民の注目を集めていたといわれており、結局は阪神が一足早く1936年(昭和11年)3月18日に元町延伸を果たし、阪急は2週間遅れで同年4月1日に三宮延伸を果たした。これに伴い、阪神では神戸側のターミナルが分散したことから神戸駅を三宮駅と改称し、一方で阪急は三宮が新たな神戸側における唯一の拠点駅となったため、阪神に代わって神戸駅を名乗ることになった。
[編集] 戦後の動き
太平洋戦争により、神戸の市街地は三宮も含めて焦土と化すが、戦災復興都市計画の中で戦前の段階で既に繁華街となっていた三宮の地を、新開地に代わって行政の中心地にもする事が定められ、市役所が湊川から三宮に移転するなどし、戦後の駅周辺は神戸の中心地として栄えるようになった。
1968年(昭和43年)、市電の代替となる高速鉄道路線の形成および神戸周辺を通る私鉄線(阪神・阪急・山陽・神鉄)同士の連絡を図る目的で、神戸高速鉄道が開業した。これに伴い、頭端式構造で三宮に設けられた阪急の神戸駅も阪神と同様に通過駅構造となり、阪神同様にターミナル機能が分散したことから、三宮駅へ改称された。
1981年(昭和56年)には神戸新交通、1985年(昭和60年)には神戸市営地下鉄も三宮に乗り入れ、今日のターミナルとしての三宮駅が形成されるに至っている。
[編集] 年表
- 1905年(明治38年)4月12日 - 阪神電気鉄道の神戸駅(神戸雲井通駅)として開業。
- 1912年(大正元年)11月1日 - 神戸駅(滝道)までの延伸に伴い、三宮駅に改称。
- 1931年(昭和6年)10月10日 - 鉄道省(国鉄)東海道本線の高架化に伴い、同線の三ノ宮駅が今の元町駅がある辺りから阪神線三宮駅の近くである現在地へ移転。
- 1933年(昭和8年)6月17日 - 阪神線地下化。三宮駅は神戸駅に改称し、滝道の旧:神戸駅を廃止。
- 1936年(昭和11年)
- 1968年(昭和43年)4月7日 - 神戸高速鉄道東西線開業。阪急の神戸駅が三宮駅に改称。
- 1981年(昭和56年)2月5日 - 神戸新交通ポートアイランド線の三宮駅開業。
- 1985年(昭和60年)6月18日 - 神戸市営地下鉄西神・山手線の三宮駅開業。
- 1995年(平成7年)
- 1月17日 - 阪神・淡路大震災が発生。当駅発着の路線はすべて不通となる。
- 2月1日 - 神戸高速鉄道東西線阪神三宮 - 高速神戸間運転がトンネル内に残されていた阪神5000系1本で再開し阪神の駅が営業再開。
- 3月13日 - 阪急神戸本線王子公園 - 阪急三宮間運転が正雀工場から陸送されたメンテナンスの容易な阪急8000系3本で再開し阪急の駅が営業再開。
- 3月16日 - 神戸市営地下鉄西神・山手線の駅が営業再開。
- 6月1日 - 神戸高速鉄道東西線の阪急三宮 - 花隈間が運転再開。
- 6月12日 - 阪急神戸本線が全線復旧。
- 6月26日 - 阪神本線全線が復旧。
- 7月31日 - 三宮 - 中公園間運転再開により神戸新交通の駅が営業再開。ポートアイランド線は全線復旧となる。
[編集] 備考
- 神戸高速鉄道との境界は、阪急が当駅、阪神が元町駅だが、高速神戸駅以西(山陽電気鉄道・神戸電鉄方面)の駅までの運賃は阪急・阪神の駅共同一とされている。
- 神戸市営地下鉄では、当駅と三宮・花時計前駅との間との乗り継ぎが90分以内であれば運賃が通しで計算される。
- 阪急・神戸市営地下鉄・ポートライナーの駅には、自動体外式除細動器(AED)が1台ずつ設置されている。
- 阪神と阪急の駅がやや離れているため、市販されている経路検索ソフトでは阪神三宮と阪急三宮が区別されている場合がある。一例を挙げると「駅すぱあと」ではポートライナーは阪神三宮、地下鉄西神・山手線は阪急三宮扱いである。
- 1980年に葺合区と生田区が統合されて中央区となるまでは、阪急三宮駅(加納町四丁目)が生田区、阪神三宮駅(小野柄通八丁目)が葺合区に所在していた。ちなみにJR三ノ宮駅は葺合区と生田区にまたがっていた(ホームの一部がフラワーロードの上にあり、現在の中央口・東口が葺合区、西口が生田区にあった)が、所在地は「布引町四丁目」すなわち葺合区側であった。
[編集] 隣の駅
- 阪神電気鉄道
- 本線
- 阪急電鉄・神戸高速鉄道
- ■(阪急)神戸本線・(神戸高速)東西線
-
- ()内は駅番号を示す。
[編集] かつて存在した路線
- 阪神電気鉄道
- 本線(旧線)
- 三宮駅 - 神戸駅
[編集] 脚注
- ^ 名古屋・伊勢志摩方面への当駅からの直通はなく、大阪難波駅・大阪上本町駅・鶴橋駅のうちのいずれかで、近鉄特急もしくは近鉄大阪線の列車に乗換となる。
- ^ 3番線から発着する列車は全て難波方面で、使用車両は1000系・9000系に限定されている。そのため土曜・休日の梅田行き特急はこれらの車両となるため梅田折り返しの直通特急の運用となる。
- ^ 3月12日付NIKKEI NET http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20090311c6b1102s11.html]
- ^ 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア-神戸駅』 川島令三 編著、講談社〈図説 日本の鉄道〉、2009年。ISBN 978-4-06-270017-7。23頁
- ^ 阪神電気鉄道公式サイト2007年9月25日付発表資料(PDFファイル)。
- ^ 建通新聞サイト2006年6月23日付記事
- ^ 神戸市ホームページ2007年9月25日発表資料(PDFファイル)
- ^ 『東海道ライン 全線・全駅・全配線 第7巻 大阪エリア-神戸駅』 川島令三 編著、講談社〈図説 日本の鉄道〉、2009年。ISBN 978-4-06-270017-7。81頁
- ^ 阪急電鉄 鉄道情報ホームページ 駅別乗降人員(上位50位)の掲載データに基づく http://rail.hankyu.co.jp/station/passenger.html
- ^ 神戸市: 第85回 神戸市統計書 平成20年度版掲載データによる。 http://www.city.kobe.lg.jp/information/data/statistics/table/toukei/contents/20toukeisho.html#label10
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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