三輪山

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三輪山
三輪山
大美和の杜展望台から見た三輪山
標高 467m
位置 北緯34度32分06秒
東経135度52分00.84秒
所在地 奈良県桜井市
  

三輪山(みわやま)は、奈良県の最北部一帯の奈良盆地の南東部も位置する奈良県桜井市の南東部にそびえる、なだらかな円錐形の山である。標高467m、周囲16km。三諸山(みもろやま)ともいう。

[編集] 伝記

三輪山は、おそらく縄文時代、あるいは弥生時代から、自然物崇拝をする原始信仰の対象であったとされている。古墳時代にはいると、山麓地帯には次々と大きな古墳が作られた。そのことから、この一帯を中心にして日本列島を代表する政治的勢力、すなわちヤマト政権の初期の三輪政権(王朝)が存在したと考えられている。200から300メートルの大きな古墳が並び、そのうちには第10代の崇神天皇行灯山古墳)、第12代の景行天皇渋谷向山古墳)のがあるとされ、さらに箸墓古墳(はしはかこふん)は『魏志』倭人伝にあらわれる邪馬台国の女王卑弥呼の墓ではないかと推測されている。『記紀』には、三輪山伝説として、奈良県桜井市にある大神神社の祭神・大物主神(別称三輪明神)の伝説が、載せられている。よって三輪山は神の鎮座する山、神奈備とされている。

[編集] 歴史

太古より神宿る山とされ、三輪山そのものが神体であるとの考えから、常人は足を踏み入れることの出来ない、禁足の山とされ、江戸時代には幕府より厳しい政令が設けられ、神社の山札がないと入山出来なかった。

明治以降はこの伝統に基づき、「入山者の心得」なるものが定められ、現在においてはこの規則を遵守すれば誰でも入山出来るようになった。登山を希望する場合は、大神神社から北北東250mあたりに位置し、境内にある摂社・狭井神社の社務所にて許可を得なければならない。そこにて氏名を記入し300円を納める。そして参拝証の白いたすきを受け取り御祓いを済ませる。道中このたすきを外すことは禁止されている。行程は上り下り約4kmで、通例2時間ほどで下山出来るが、3時間以内に下山しなければならないという規則が定められている。また山中にては、飲食、喫煙、写真撮影の一切が禁止されている。午後4時までに下山しないといけない為、午後2時以降は入山が許可されない場合がある。

数多くの巨石遺構、祭祀遺跡も散在するが、これに対しても原則として許可なしに撮影出来ない。さらに山内の一木一葉に至るまで神宿るものとし、それに斧を入れることは許されておらず、山はなどの大樹に覆われている。

入山せずに参拝する際には、大神神社の拝殿から三輪山を仰ぎ拝むといった手法をとる。大神神社には本殿がなく、拝殿から神体である三輪山を直接拝むことになる。

三輪山の祭祀遺跡としては、辺津磐座、中津磐座、奥津磐座などの巨石群、大神神社拝殿裏の禁足地遺跡、山ノ神遺跡、狭井神社西方の新境内地遺跡などがある。 頂上には高宮神社が祀られているが、延喜式神名帳には式内大社として神坐日向神社が載せられている。この日向神社は、古代には三輪山の頂上に祀られ、太陽祭祀に深く関わっていた神社であったと推測されている。

頂上付近はかなり広い平地である。この神社の東方に東西約30メートル、南北10メートルの広場に高さ約2メートルほどの岩がたくさんある。これが奥津磐座である。現在、この山中で見学できるのはこの磐座だけである。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月14日 (土) 06:32 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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