下顎第三大臼歯

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下顎第三大臼歯(かがくだいさんだいきゅうし)は下顎歯列で第二大臼歯の遠心側(奥側)に隣接する

[編集] 概要

ヒトの正常な歯列の中で最も奥にある歯のことを第三大臼歯をいい、下顎にあるものを下顎第三大臼歯と呼ぶ。ただし、先天的にこの歯がない人も存在する。これは、「先天欠損」として扱われ異常または病的なものではない。また、存在していても一部だけが口腔内に萌出していたり、下顎骨内で水平に存在(水平埋伏歯)するなど、正常に萌出しないケースも多い。このため、下顎第三大臼歯が原因となる疾患として、智歯周囲炎などが存在する他、第二大臼歯へも負担をかけ、保存が不可能になることもある。

智歯周囲炎の原因となる場合や、矯正治療の障害となる場合など、抜歯を行うことも多い。このときに下歯槽神経下歯槽動脈、下歯槽静脈、舌神経頬神経等を損傷したり、ドライソケットが発生することが一定の確率で存在する。

歯学の専門用語(歯式)では、下顎8番とも呼ばれるほか、38、48などのFDI方式も近年使われている。一般には、上顎第三大臼歯とともに親知らずと呼ばれる。

[編集] 進化

上顎及び下顎の第三大臼歯の大きさ(歯冠部分の径)は人類の進化とともに縮小しつつある。猿人、例えばパラントロプスでは、まだ臼歯の中で第三大臼歯が最大であるが、既に北京原人において、第三大臼歯は第二大臼歯より小さい。この傾向が更に進み、ホモ=サピエンスでは上下の第三大臼歯のいずれか、あるいは4本とも生えない人が増えつつある。現代日本人では、4本そろっている人は全体の3分の1程度である。数万年後の将来は第三大臼歯は全く生えなくなり、人類は28本の歯を持つ高等霊長類となる可能性を唱える研究者もいる。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年6月1日 (月) 05:02 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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