不良番長
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『不良番長』(ふりょうばんちょう)は1968年に東映で梅宮辰夫主演で製作された日本のヤクザ映画であり、好評により、シリーズ化もされた。シリーズは合計で16本製作された。
上映当時はヤクザ映画のジャンルに分類されたが、本筋のヤクザではなく、不良を主人公にした事から『ビー・バップ・ハイスクール』に代表される不良映画の先駆けとしての側面を持つ作品でもある。
[編集] 概要
従来のヤクザ映画と異なり、シリーズ初期は勧善懲悪ものの要素は薄く、主人公の神坂弘及び彼が率いる不良グループ「カポネ団」の面々の、己の快楽や欲望を満たすためにレイプ、詐欺、恐喝、売春業の斡旋、ブルーフィルム製作等の悪事に手を染めるといった性格描写が、ヤクザでありながら正義感に熱く己の美学を貫くために悪事を許さない勧善懲悪の形式に基づいた他のヤクザ映画の主人公たちと一線を画していた。
そのため、クライマックスの敵ヤクザとの抗争も、「堅気の人間を守る」、「仁義を貫く」、「恩人の仇討ち」、「理不尽な仕打ちに対する反抗」といった従来の作品に見られるヒロイズムに徹した観念は薄く、「敵ヤクザとの利権争い」もしくは「仲間の仇討ち」という側面を強調している。アクションは主人公が現代でいう暴走族に該当する設定から、バイクアクションを基本としており、アクション面でも他の作品との差別化を図っていた。
しかしながら、シリーズも回を追う毎に、当初の殺伐とした作風から随所に下ネタやギャグを盛り込んだ方向性へと転換し、主人公たちの性格も当初の反社会的なダークヒーローとしての側面は薄まり、他のヤクザ映画作品の主人公の人情路線に滑稽な側面を加味した性格へと変遷していき、結果的に作品全体のカラーが序盤と終盤では大幅に変更されたものとなった。
最終更新 2009年10月17日 (土) 13:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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