世界大戦

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第一次世界大戦の参戦国
第二次世界大戦の参戦国

世界大戦(せかいたいせん, world war)とは、20世紀前半に行われた第一次世界大戦1914年 - 1918年)と第二次世界大戦1939年 - 1945年)のことをいう。

戦場の世界的な広がりという点から考えると、18世紀七年戦争19世紀ナポレオン戦争も「世界大戦」と呼ぶべきであるという見方もあるが、用語として定着しているわけではない。

[編集] 概要

ともにヨーロッパから始まった戦争が最終的に世界規模の戦いとなった。2つの大戦の間には約20年の空白があるが、第二次世界大戦は第一次世界大戦の延長であると捉えることができる。その混乱は両大戦の主な原因であるドイツが分割されるという状況において新たな対立軸としての東西両陣営が直接向き合うことにより次に来る第三次世界大戦を孕む緊張の中でドイツが統一され、東欧諸国が民主化されたことにより沈静化している。また一部では、両大戦が、ドイツを中心に発生したことなどから、17世紀に起きた三十年戦争になぞらえ、第二次三十年戦争とも呼ばれることもある。

第二次世界大戦後の世界はアメリカソビエトの2つの超大国が並び立つ時代であり、その直接対決が第三次世界大戦となることが予想されたが、それは互いに核兵器によって武装していたために「最終戦争」を思わせ、双方が回避することとなった。そのことが世界各地における代理戦争を引き起こす原因にもなった。1991年にソ連が崩壊。冷戦の帰結としての世界大戦は回避されることとなった。

ソ連崩壊当初は未来永劫第三次世界大戦は起きないの見方もあったが、冷戦終結後に噴出したボスニア紛争コソボ紛争等の民族問題や、イスラム原理主義の出現は国家間の新たな火種となり、また中華人民共和国の急速な軍拡(中国脅威論)、ソ連の後継国家であるロシア連邦の大国への復活とアメリカとの対立(新冷戦)、イラン朝鮮民主主義人民共和国の核開発問題、いまだ解決をみない中東和平問題など、国際情勢はなお予断を許さない状況にあるといえる。

[編集] 両大戦の相違点

2つの世界大戦は共に植民地や国家間の同盟関係など複雑な様相を呈しているが、両大戦の間には異なった点がいくつか見られる。

第一次世界大戦ではフランスを除くヨーロッパ各国が王室の関係を保っており、過去の戦争を引きずっていたのに対して、第二次世界大戦では列強独裁者もしくは独裁的な人物による国家指導が各国でなされていたことが挙げられる。

日本においてはやや事情が異なり、絶対的な独裁者個人は存在しなかったが、両大戦間当時の政党政治の腐敗を背景に「内外の現状打破」を叫ぶ軍部を中心とした勢力によって徐々に独裁体制が築かれた。

[編集] 両大戦の共通点

2つの戦争に共通している点として、共に国家総力戦となっていることが挙げられる。ナポレオン戦争の後、再び限定的な戦争が続いたのであるが、第一次世界大戦は開始時の予測を裏切り、国力を出し尽くす総力戦となり膨大な資源喪失と人的被害を生み出した。

第二次世界大戦では短期決戦による持久戦回避を想定していたナチス・ドイツの目論見はイギリスとの講和に失敗したことによりはずれ、再び国力の差が問題となる総力戦に持ち込まれることによって膨大な資源が失われることとなった。より兵器が発達していた第二次世界大戦においては戦場の拡大と航空機の発達がもたらした戦略爆撃により、非戦闘員、一般人の死傷者を大量に生み出した。人的被害においては、ソビエト連邦における青年人口の低下は特筆すべきものがある。このことは独ソ戦という民族の存亡をかけた戦いもさることながら、ソビエト連邦が用いた人海戦術も関連している。

最終更新 2009年11月19日 (木) 15:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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