世間胸算用
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世間胸算用(せけんむねさんよう)は、江戸時代前期に成立した浮世草子。井原西鶴作。5巻20話から成る短編集。元禄5年(1692年)正月発刊。西鶴51歳の作品とされている。
西鶴には同じく商売人を扱った町人物の浮世草子『日本永代蔵』(1688年発刊)があり、これは近世初期に様々な工夫で富を築いた町人たちの話を描いていた。しかしこの『世間胸算用』には、『日本永代蔵』に見られた前向きな成功譚の匂いは最早ない。流通経済が発達した商業資本主義の下で、どうしようもない重苦しい現実のもとに生きる町人(つまり庶民)の姿が生き生きと描かれており、西鶴文学の最高傑作とも評価されている作品である。副題は「大晦日は一日千金」。
[編集] 概要
先述したように副題に「大晦日は一日千金」とある通り、20話の短編は全て大晦日の設定になっている。現在と異なり、売買の勘定は全て大晦日に決済する仕組みになっていたため、売り手にとっても買い手にとってもこの一日をどう乗り切るかという息詰まる駆け引き・攻防の日でもあった。売り掛けを取り立てようとする側と、何とかこの日を払わずに済ませようとする者たちが知恵を絞り秘術を尽くす様子を描く。例えば「門柱も皆かりの世」(2巻)には、借金取りから逃れるために自殺を装う男と、男の虚言を見破る材木屋の丁稚の話が語られる。
[編集] 関連項目
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最終更新 2009年6月24日 (水) 15:43 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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