中継電話

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中継電話(ちゅうけいでんわ)は、他の電気通信事業者電話回線間の中継回線を加入者に提供し、通話を行った際の料金を加入者に請求する電気通信役務である。

一般的認知としては、1987年に日本テレコム(現ソフトバンクテレコム)と旧DDI(現KDDI)、旧日本高速通信(現KDDI)によって開始された市外通話の中継電話が代表格と言えるが、過去に旧KDD(現KDDI)が独占し、1986年から新規参入事業者が登場した国際電話も中継電話の一種であるとも言える。

目次

[編集] 歴史

1987年当時は、料金が経由する事業者ごとに積算され、それを中継事業者が加入者から徴収する方式であった。そのため、中継電話会社の接続点のある地域(東京23区大阪市など全国の主要都市)の間では、従来のNTTのみの利用よりも安い通話料金で利用することができたが、接続点から遠い地域では、料金の低減効果が無い、あるいはNTTの方が安い場合もあった。また、発信元と着信先の市外局番から最も安い電話会社を選ぶ自動回線選択装置(LCR、ACRなどと称し、電話回線に取り付ける単体の装置のほか市販の電話機にも組み込まれた)の取り付け競争、東京⇔大阪間など主要都市間の通話料を引き合いに出したNTT料金との比較広告も行われていた。中継電話会社の接続点設置地域は徐々に拡大されていった。

1994年4月から、エンドツーエンド料金と呼ばれる、中継電話会社が加入者から徴収する料金を決定し、その中から他の電気通信事業者への接続料金(アクセスチャージ)を支払う方式に変更した。これにより、接続点の概念が消えた。

1997年に、NTT東日本NTT西日本公衆交換電話網と他社網の回線接続や料金計算に関するルールが改正されたことを契機に、翌1998年にスタートした『東京電話』(TTNetフュージョン・コミュニケーションズ)など、市内通話も中継電話として提供する事業者も出始めた。

2001年5月1日に優先接続登録サービスであるマイラインが開始され、加入者獲得競争が激しくなった。また、2004年4月からは、携帯電話への発信も固定電話側がエンドツーエンドで料金設定できるようになり、中継電話サービスの一種としてサービスが開始された。

2004年からは、NTT東・西の電話網の接続料金が値上げされたため、各社とも直収電話IP電話が営業の中心となっている。

[編集] 相互接続方式

現在提供されている中継電話サービスは、次の2者がある。

  1. NTT東日本・NTT西日本が提供する固定電話から発信し、同社の固定電話(市内通話・同一県内への市外通話・県外への通話)に着信させる際に、中継電話回線を提供するサービス
    (優先接続制(マイライン)があり、中継電話会社を事前登録すれば、中継電話事業者識別番号をダイヤルする必要はない。)
  2. NTT東日本・NTT西日本が提供する固定電話回線から発信し、携帯電話(PHSは対象外)に着信させる際に、中継電話回線を提供するサービス
    (優先接続制が現状なく、選択中継制となっており、中継電話事業者識別番号を携帯電話番号の前に付けてダイヤルする必要がある。電話機の中には識別番号を電話機に登録することによって識別番号を省略することができるものもある。)

[編集] アクセスポイント方式

なお、通常の電話からアクセスポイントに電話を掛けて、VoIPの中継網を通して他の電話網に着信する、特殊なサービスもある(スーパーテレフォン、JENS ipPhone等)。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年8月14日 (金) 05:08 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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