丸山熊雄
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丸山 熊雄(まるやま くまお、1907年 - 1984年)は日本のフランス文学者。学習院大学名誉教授。
旧制福岡高等学校を経て東京帝国大学文学部仏蘭西文学科卒業後、フランスに留学。留学中の友人に岡本太郎がおり、横光利一の通訳などもつとめている。
帰国後、ヴォルテールの邦訳紹介を行うかたわら、白秋ゆかりのアルスから悪名高い『戦争文学論』を公刊。これはホメーロスや『ロランの歌』、タッソーの『解放されたイスラエル』などといった戦争をテーマとする叙事詩の中に文学の本質を見ようとするものであるが、一般読者には戦争礼賛、ナチス支持の文脈の中で受け取られたので、戦後しばらくは隠棲に近い生活を余儀なくされることとなった。そこで「翻訳の職人に徹する」ことをこころざし、モーパッサンやダルタニャン物語の翻訳などをおこなう。
その後、鈴木力衛の誘いで学習院大学に迎えられ、東京大学教養学部でも教鞭を取るようになるが、赴任当初は上述の政治的な理由から、反発を感じた学生も多かった。
当時、東大教養学部にいた前田陽一とともに編纂した岩波書店の『新フランス語入門』は、発表から半世紀以上経つが、ハイブラウな内容の異色ある入門書として、丸山と松原秀治共編になる白水社の「フランス語学文庫」の「作文」の巻とともに復刊を望む声が高い。
本人の教えを受けた人によると、しゃべり方や声の質は、ちょうどNHKFMの「名曲の楽しみ」吉田秀和の語り口によく似ていたという。
最終更新 2009年11月15日 (日) 18:57 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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