久石譲

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久石譲
基本情報
出生名 藤澤守
出生 1950年12月6日(58歳)
学歴 国立音楽大学音楽学部卒業
出身地 日本 長野県
ジャンル 映画音楽現代音楽
職業 作曲家
担当楽器 指揮ピアノ
活動期間 1982年 -
レーベル ユニバーサルシグマ
事務所 株式会社ワンダーシティ
公式サイト 久石譲オフィシャルサイト -joehisaishi.com-
  

久石 譲(ひさいし じょう、Joe Hisaishi、本名:藤澤 守(ふじさわ まもる)、1950年12月6日 - )は、日本作曲家編曲家音楽プロデューサーピアニスト。長女は歌手の麻衣

目次

[編集] 概要

長野県中野市出身。須坂高校を経て国立音楽大学作曲学科卒。久石譲の名前は、クインシー・ジョーンズに由来する。在学中に、音楽家として活動する以上それなりの名前が必要ということで、友人と話し合った結果、好きだったクインシー・ジョーンズから名付けることとした([クインシー]→久石、[ジョーンズ]→譲)。

映画音楽を中心に手掛ける。特に宮崎駿監督作品においては、『風の谷のナウシカ』以来、『崖の上のポニョ』に至る24年間全ての長編アニメ映画の音楽を手掛け、欠かせないものになっている。また北野武監督作品においても、1991年の『あの夏、いちばん静かな海。』から2002年の『Dolls』に至る7作品の音楽を手がけている。

ピアノだけでなく自らボーカルとなり、シングル・アルバムも発表している。また、広島県の私立如水館高等学校の校歌「水のように」の作曲も手掛けている。

[編集] 来歴

4歳の時に鈴木鎮一バイオリン教室でバイオリンを習い始める。幼少から、高校教師だった父に連れられて沢山の映画を見ていた(その事が現在の仕事に強く影響を与えていると後に語っている)。

国立音楽大学在籍時よりコンサートの楽曲提供・プロデュースを行なう。また、ミニマル・ミュージックに興味を持ち始め、テリー・ライリースティーブ・ライヒ等の世界的なミニマル・ミュージックの作曲家の楽譜の分析を始める。

卒業後もアンサンブルグループを結成してコンサート活動をする傍ら、1974年、テレビアニメ「はじめ人間ギャートルズ」の音楽を担当(当時は本名である藤澤守名義)。

1981年、全曲作曲とプロデュースを手がけ、ミニマルを基本としたアルバム「MKWAJU」(ムクワジュ・アンサンブル名義)がBetter Daysレーベルよりリリース。

1982年に自身の事務所となる「ワンダーシティー」が設立され(代表取締役は妻の藤澤文女)、本格的なソロアーティストとしての活動を開始。同年にファーストアルバム「INFORMATION」をリリース。

1984年宮崎駿監督による劇場長編アニメーション『風の谷のナウシカ』の音楽を担当。この作品の音楽は当初、細野晴臣が手掛ける予定だったが、出来上がった主題歌が映画のイメージと合わないという理由で宮崎駿と高畑勲が採用を取りやめ、「イメージアルバム」を手掛けた久石が代打として本編にも起用された。それまで有名ではなかった久石が、このことによって一躍脚光を浴びることになる。この際の経緯は高畑勲著『映画を作りながら考えた事I』に詳しい。

1985年、自身のレコーディングスタジオ「ワンダーステーション」が設立。

1992年より3年連続で日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞、1998年には1997年度芸術選奨<大衆芸能>新人賞を受賞した。長野パラリンピック冬季競技大会」では総合演出を手がけ、テーマソングも作曲した。

2001年、宮崎駿監督作『千と千尋の神隠し』や北野武監督作『BROTHER』、フランス映画『Le Petit Poucet』などの音楽の作曲を務めるほか、自身の初監督となる映画『Quartet カルテット』を発表した。

2004年、『ハウルの動く城』の音楽の作曲を担当するほか、第57回カンヌ国際映画祭において、日本の作曲家としては初となるオープニング・セレモニーの作曲と指揮を担当、注目を集めた。

2005年、『ハウルの動く城』でロサンゼルス映画批評家協会賞音楽賞を受賞。また、佐藤純彌監督作『男たちの大和/YAMATO』の音楽の作曲を担当した。

2007年、前年度(2006年度)の著作物使用料の分配額が最も多かった作品として「ハウルの動く城BGM」がJASRAC賞の金賞を受賞。1999年の「もののけ姫BGM」(銅賞)、2003年の「千と千尋の神隠しBGM」(金賞)に続く3度目の受賞であり、BGM音楽で2度目の金賞受賞は史上初。

2008年、『崖の上のポニョ』の音楽を担当。また、前年に担当した韓国ドラマ『太王四神記』の音楽で2008年2月アメリカの国際映画音楽批評家協会賞テレビ部門ベスト・オリジナル・スコア賞を受賞し、6月スペインのUBEDA FILM FESTIVAL音楽賞Goldspirit Awardsテレビ部門にノミネートされた[1]。中国映画『姨媽的后現代生活(おばさんのポストモダン生活)』の音楽で第27回香港電影金像奨(香港アカデミー賞)最優秀音楽賞(最佳原創電影音樂)を受賞。

2009年、第85回箱根駅伝からの新メインテーマ曲『Runner of the Spirit』を手掛けた。これは自身初の吹奏楽曲である。同年、紫綬褒章を受章。

[編集] 演奏活動

演奏活動も毎年行っており、ピアノアンサンブルオーケストラなど様々なスタイルで活動している。2003年にはピアノ+チェロ9本という異色のコンサートを行い注目を集めた。このツアーの東京公演を収録したDVDがリリースされている(久石譲の初のライブDVDリリース)。

2004年、新日本フィルハーモニー交響楽団が新たに結成した新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラの音楽監督に就任。新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラでは、自身の楽曲だけではなく、「007のテーマ」、「ミッション・インポッシブルのテーマ」、「スター・ウォーズ」といった有名な映画音楽からラヴェルの「ボレロ」のようなクラシック曲など、ジャンルにとらわれないスタイルでコンサートを行っている。

コンサートでは主にピアノを担当するが、2000年の「地下鉄サリン事件被害者支援コンサート」では指揮者の金洪才に代わり数曲の指揮を担当し、指揮者としてデビュー。2001年のコンサートツアー「SUPER ORCHESTRA NIGHT 2001」では同様に楽曲「Student Quartet」の指揮を担当している。

2003年の「新日本フィル・ペンションファンドコンサート」や「Symphonic Special 2003」では指揮を担当する楽曲数も増え、指揮者としての姿が目立ってきた。そして2004年の新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラツアーでは音楽監督として全曲を指揮。なお、ステージにはピアノも設置され、機会は少なかったもののピアノ演奏と指揮を同時にこなす「弾き振り」の姿も見られた。本人曰く「ピアノはあまり得意ではない」。

このコンサート以来、指揮は久石のみで行っている。弾き振りが可能な場合は指揮台前に置かれたピアノで久石が、不可能な部分はステージ脇に設置されたピアノを別個の奏者が演奏する)

また、2005年のコンサートツアー「Symphonic Special 2005」ではステージに大スクリーンを設置し、バスター・キートン無声映画「The General」(邦題「キートンの大列車強盗」)の映像に合わせてオーケストラを指揮するといった試みにも挑戦。元々は2004年の第57回カンヌ国際映画祭のイベントで久石が行ったものであるが、日本でも成功を収めた。

2008年8月には宮崎駿監督作品のみの音楽を集めたコンサート「久石譲in武道館~宮崎アニメと共に歩んだ25年間~」を開催。 6管編成のオーケストラ、一般公募を含む合唱団、ソリスト(平原綾香、藤岡藤巻と大橋のぞみ、麻衣、林正子)他、計1,100人を越えるメンバーと共演。 コンサートは4日、5日で計三公演行われた。(補足:当初は4日、5日の計2公演を予定。しかしチケットが初日完売したため5日夜に追加公演が用意された。)

[編集] 主なコンサート

  • 2000年:音楽、生命、そして希望 - 地下鉄サリン事件被害者支援チャリティーコンサート(オーケストラ)
  • 2000年:PIANO STORIES 2000 Pf Solo & Quintet(ピアノ+アンサンブル)
  • 2001年:SUPER ORCHESTRA NIGHT 2001
  • 2002年:Symphonic Special 2002 - 子供たちとかつて子供であった人たちへ(ゲスト:石井竜也(朗読・東京公演のみ))
  • 2003年:Piano Stories 2003 - a Wish to the Moon(ピアノ+チェロ9本)
  • 2003年:新日本フィルハーモニー交響楽団ペンションファンドコンサート
  • 2003年:Symphonic Special 2003 - 子供たちとかつて子供であった人たちへ
  • 2004年:新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ - WORLD DREAMS(ゲスト:ティム・モリソン(Tp))
  • 2005年:新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ - Symphonic Special 2005
  • 2005年:Freedom ~PIANO STORIES 2004(ピアノ+弦楽アンサンブル/ゲスト:Angele Dubeau and La Pieta)
  • 2005年:新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ - 12月の恋人たち(ゲスト:レディ・キム(Vo))
  • 2006年:新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ - 真夏の夜の悪夢~サイコホラーナイト
  • 2006年:PIANO STORIES 2006 Asian X.T.C (ゲスト:バラネクス・カルテット他)
  • 2006年:Asian Orchestra Tour(台北、香港、北京、上海)
  • 2006年:ザ・シンフォニーホール・ジルベスターコンサート2006
  • 2007年:Asia Orchestra Tour Final Concert
  • 2007年:新日本フィル・ワールド・ドリーム・オーケストラ - There is the Time(ゲスト:林正子(ソプラノ))
  • 2008年:「崖の上のポニョ」公開記念 久石譲in武道館 ~宮崎アニメと共に歩んだ25年間~

[編集] 作品(サウンドトラック以外)

  • MKWAJU(1981年8月21日)
  • INFORMATION(1982年10月25日)
  • α-BET-CITY(1985年6月25日)
  • CURVED MUSIC(1986年9月25日)
  • Piano Stories(1988年7月21日)
  • Illusion(1988年12月21日)
  • PRETENDER(1989年9月21日)
  • I am(1991年2月22日)
  • My Lost City(1992年2月12日)
  • Symphonic Best Selection(1992年9月9日)
  • 地上の楽園(1994年7月27日)
  • MELODY Blvd.(1995年1月25日)
  • Piano Stories II(1996年10月25日)
  • WORKS I(1997年10月15日)
  • NOSTALGIA PIANO STORIES III(1998年10月14日)
  • HOPE(1998年2月25日)
  • WORKS II(1999年9月22日)
  • Shoot The Violist -ヴィオリストを撃て-(2000年5月17日)
  • joe hisaishi meets kitano films(2001年6月21日)
  • ENCORE(2002年3月6日)
  • SUPER ORCHESTRA NIGHT 2001(2002年7月26日)
  • CURVED MUSIC II(2003年1月29日)
  • ETUDE -a Wish to the Moon-(2003年3月12日)
  • 空想美術館(2003年10月22日)
  • PRIVATE(2004年1月21日)
  • WORLD DREAMS(2004年6月16日)
  • FREEDOM PIANO STORIES 4(2005年1月26日)
  • WORKS III(2005年7月27日)
  • パリのアメリカ人(2005年11月30日)
  • THE BEST COLLECTION(2006年6月7日)
  • ASIAN X.T.C.(2006年10月4日)
  • 真夏の夜の悪夢(2006年12月20日)
  • W.D.O.BEST(2007年6月20日)
  • Piano Stories Best '88-'08(2008年4月16日)
  • Another Piano Stories〜The End of the World〜(2009年2月18日)
  • ミニマリズム(2009年8月12日)

[編集] 音楽を手がけた映画

[編集] 音楽を手がけたテレビ番組

[編集] 音楽を手がけたアニメ

[編集] CM使用曲

[編集] 音楽を手がけたゲームソフト

[編集] 提供楽曲

忍豚レゲエ(1983年)
たこでーす(1984年)
サヨナラを言わせないで東宝東和映画「ドン松五郎の大冒険」主題歌)(1987年)
クレヨン'S HILLへつれてって(1987年)
エリ子とジュニアのテーマ (演奏物) 「ドン松五郎の大冒険」より(1987年)
出発(たびだち)のテーマ (演奏物) 「ドン松五郎の大冒険」より(1987年)
あなたになら…(1993年)
永遠が終わるとき(1993年)
遠い街から(1993年)
千年恋歌(2008年)
この夢が未来(パナソニックグループ社歌)(2008年)
おくりびと(映画「おくりびと」イメージソング)(2008年)
  • 長野県中野西高等学校歌
イヌワシの歌 (作詞:丸山健二 / 作曲:藤澤守 名義)

[編集] 著書

その他
  • 月刊宝島にてコラム『35mmダイヤリーズ』を連載していた。(07年夏に終了)

[編集] 関連項目

[編集] 関連人物


[編集] 脚注

  1. ^ 公式サイト June 17.2008 タイトル「UBEDA FILM FESTIVAL 音楽賞ノミネート」より。2008年9月閲覧。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月20日 (金) 07:20 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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