二酸化チタン

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二酸化チタン
IUPAC名
別称 チタニア
金紅石
アナタース
板チタン石
識別情報
CAS登録番号 13463-67-7
RTECS番号 XR2775000
特性
化学式 TiO2
モル質量 79.87 g/mol
外観 白色固体
密度 4.23 g/cm3
融点

1870 ℃

沸点

2972 ℃

危険性
引火点 不燃性
特記なき場合、データは常温(25 ℃)・常圧(100 kPa)におけるものである。

二酸化チタン(にさんかチタン)は組成式 TiO2、式量 79.9 の無機化合物チタンの酸化物で、単に酸化チタンとも呼ばれる。

天然には金紅石(正方晶系)、鋭錐石(正方晶系)、板チタン石(斜方晶系)の主成分として産出する無色の固体で光電効果を持つ金属酸化物。

二酸化チタンは、フッ酸,熱濃硫酸および溶融アルカリ塩に溶解するが、それ以外の酸,アルカリ,水および有機溶剤には溶解しない。

白色の塗料絵具釉薬、化合繊用途などの顔料として使われる。これはチタン白(チタンはく、チタニウム・ホワイト)[1]と呼ばれる。また光触媒など機能材料として使われている。絵具として他の色と混ぜて使った場合、日光に長期間さらされると光触媒の作用によって脱色したり、絵具が割れてしまったりする場合がある[2][3][4][5]。人体への影響が小さいと考えられているため、食品化粧品着色料食品添加物)として利用されている。微粉末は紫外線散乱剤として日焼け止め、サンスクリーン剤にも使われる [6]

IARCは、発がん性に関して グループ3(ヒトに対する発癌性が分類できない)に分類していたが、2006年にグループ2B(人に対して発がん性がある可能性があるもの)に変更している[7]。粉塵の吸引が肺に与える影響が懸念されている。

日本では石原産業堺化学工業、テイカ、チタン工業富士チタン工業などが製造している。

アナタース型酸化チタンの2007年の日本国内生産量は 39,071 t である。ルチル型酸化チタンの2007年の日本国内生産量は 206,905 t である[8]

[編集] 関連項目

[編集] 参照文献

[編集] 出典

  1. ^ 『広辞苑 第五版』新村 出 岩波書店 1998.11 ISBN 4000801120 ISBN 978-4000801126
  2. ^ http://nanonet.mext.go.jp/modules/news/article.php?a_id=690
  3. ^ http://www.nipponpaint.co.jp/r&d/tc14/k1.pdf
  4. ^ http://www.kanagawa-iri.go.jp/kitri/kouhou/kenkyu_houkoku/H19/12houkoku.pdf
  5. ^ http://www.photocatalysis.com/sekininsya/sekininsha_koushuu/3-5.suishitu-jouka-gijutu_.pdf
  6. ^ "日焼け止め成分(サンスクリーン剤)の有効成分一覧". 薬辞苑、オフィスミックス(大阪). 2009-02-01 閲覧。
  7. ^ "93-titaniumdioxidePDF" (英語). 人間への発癌性リスク評価の専攻論文集. 国際がん研究機関(IARC) (2006-02-27). 2009-02-01 閲覧。
  8. ^ "経済産業省生産動態統計調査" (Microsoft Excelファイル). 経済産業省. 2009-02-01 閲覧。

最終更新 2009年11月23日 (月) 12:56 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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