五藤光学研究所・マークX
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五藤光学研究所・マークX(ごとうこうがくけんきゅうじょ-エックス)とは五藤光学研究所の製造していた望遠鏡で、使用目的に合わせてパーツを自由に組み合わせることができるシステム望遠鏡の先駆けである。既に製造中止となって久しいが未だ人気がある。
精度が高いことで知られ、高精度メタルの中空軸に極軸を挿入[1]し気温-20℃でもスムーズに作動するよう設計されている。
[編集] システム望遠鏡
架台、ベースモデル、赤緯軸、汎用軸、屈折用筒受、観測装置取付板、L型取付板等の接続部分は全て共通で、M5×16mmのステンレスキャップボルト4本をナット座ピッチ直径86mmで使用して固定する。雌ネジ部分には超硬質ヘリサートスクリューを埋め込んであり度重なる分解組み立てにも対応している。
詳細は「システム望遠鏡」を参照
「ベースモデル+観測装置取付板+減速微動装置」の最小構成を一般写真用三脚に載せるとポータブル赤道儀として天体写真撮影の遠征に携行することができる。
[編集] パーツ一覧
- MX-1 ベースモデル
- 赤経軸。極軸ファインダーを内蔵する。赤緯軸を取り付ける箇所は汎用軸や観測装置取付板も装着可能。架台に載せる他、一般の写真用三脚にも搭載できる。
- 内蔵される極軸ファインダーのパターンは2050年(平成62年)まで対応している。北斗七星又はカシオペア座のどちらかが見えていれば簡単にセットでき、慣れれば10分以内に誤差3'程度の精度の高いセットが可能である。
- MX-2 赤緯軸
- ベースモデルに載せ、筒受、観測装置取付板、L型取付板等を取りつける。
- MX-3 架台
- ベースモデルを三脚に載せる。水平は粗動のみでクランプ付き。上下角の調整は微動あり。
- MX-4 観測装置取付板
- 赤緯軸またはベースモデルに取りつける。写真雲台や3cmガイドスコープ等を載せる他、10cmマクストーフ鏡筒や12.5cm筒受を取りつける際にも必要。
- MX-5南天用極軸ファインダー
- 南半球で極軸を合わせる際に使用する。
- MX-7 汎用軸
- 赤緯軸の一種だが両側に筒受またはL型取付板を取り付けられる。
- MX-8 L型取付板
- 筒受の代わりに、または汎用軸の片側に装着し観測機材を搭載する。
- MX-10 バランスウェイト
- バランスを取るのに使用する。3.3kg。
- MX-20 減速微動装置
- ピントノブまたは赤経軸に取りつけ微調整を可能とする。赤経軸に取り付けた場合はステッカーの数字が秒数表示になり、ガイドする焦点距離によって決まる許容範囲の間隔以上の頻度で微動することで簡易ガイドが可能になる。
- MX-22 カーアダプター
- 自動車のシガーライターソケットよりモータードライブに電源を供給する。
- MX-24 ACアダプター
- 家庭用コンセントよりモータードライブに電源を供給する。
- MX-26 モータードライブAC
- 50Hz用と60Hz用がある。
- MX-26 モータードライブDC
- 水晶発振制御のモータードライブ。電源はDC12V。逆転、停止、恒星時、倍速、5倍速の駆動が可能。
- MX-27 モータードライブP型
- 基本的な機能に限定したモータードライブ。ウォーム軸に取り付ける側を変更することで 南半球でも使用可能。コントロールボックスの「FAST」で2倍速、「STOP」で停止する。電源はDC12V[2]。
- MX-28 コメットトラッカー
- 追尾速度を変更できる両軸モータードライブ。移動天体追尾モードにすると例えば彗星の自動追尾が可能。
- MX-30 3cmガイドスコープ
- MX-31 3cmガイドスコープII型
- 微動付き。
- MX-40 6.5cm用筒受
- 6.5cm鏡筒用鏡筒バンド。
- MX-41 6.5cmアクロマートF15
- MX-45 屈折用ユニバーサル筒受
- MX-50 8cm用筒受
- 8cm鏡筒用鏡筒バンド。φ95mm。
- MX-51 8cmアクロマートF15
- MX-53 8cm2枚玉スーパアポF15
- MX-54 8cm螢石スーパーアポF15
- MX-55 8cm3枚玉スーパーアポF15
- MX-56C 8cm標準アポF15
- 「標準」とはツァイスのアポクロマートの色収差補正に遜色のない補正がなされているとの意。五藤光学創業者の五藤斎三は「標準アポクロマートが一番品質が安定している」と購入者にアドバイスしていたという。特に光学設計上無理がないF15のモデルはユーザーからの評価が高い。
- MX-57C 8cmセミアポF15
- MX-52 8cm2枚玉スーパーアポF12.5
- MX-56B 8cm標準アポF12.5
- MX-57B 8cmセミアポF12.5
- MX-56A 8cm標準アポF8.25
- MX-57A 8cmセミアポF8.25
- MX-58 8cmEDアポクロマートF8.25
- MX-59 8cmEDアポクロマートF12.5
- MX-60 12.5cm用筒受
- 観測装置取付板が必要。
- MX-61 12.5cmF8反射
- MX-62 12.5cm反射用ガイディングテレスコープ
- MX-70 10cmマクストーフ鏡筒
- 筒受を使用しない。観測装置取付板が必要。F14.5。現在では入手困難になっているが、ユーザーからは非常に優秀な光学系であるとの評価がなされている。
- MX-80 三脚(長)
- 全長125cm。載物台付き直脚。
- MX-81 三脚(短)
- 全長85cm。載物台付き直脚。
- MX-85 鉄柱ピラー(反射用)
- 高さ70cm。載物台付き。
- MX-86 鉄柱ピラー(屈折用)
- 高さ120cm。載物台付き。
- MX-90 キャリングケース
- ベースモデル、観測装置取付板、モータードライブ、バッテリー、雲台等を入れて運搬できるクッション入りアルミケース。
[編集] 脚注
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最終更新 2008年10月17日 (金) 12:31 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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