交響曲第3番 (プロコフィエフ)
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セルゲイ・プロコフィエフ作曲の交響曲第3番ハ短調作品44は1928年に完成した4楽章から成る交響曲である。
この交響曲の主題は、プロコフィエフが1927年に完成させた歌劇『炎の天使』からとられている。歌劇『炎の天使』の完全な形での上演の見込みがないので、プロコフィエフは『炎の天使』の組曲を作ろうとしたが、ある主題がソナタ形式の主題として使えることに気付いて交響曲にすることにした。このような成立過程であるが、プロコフィエフはこの曲が「炎の天使交響曲」と呼ばれることは好まず、標題のない純粋音楽作品として見られることを望んだ。ライバル的存在であったストラヴィンスキーが高く評価した作品でもある。
この曲は友人であるミャスコフスキーに捧げられた。
目次 |
[編集] 初演
1929年5月17日にパリでモントゥーの指揮によって行われ、好評を博したと伝えられる。
[編集] 曲の構成
[編集] 第1楽章 - Moderato
歌劇『炎の天使』では、序奏の主題は「レナータの絶望」、第1主題は「炎の天使マディエルへの愛」、第2主題は「騎士ルプレヒト」の主題である。
[編集] 第2楽章 - Andante
歌劇『炎の天使』の第5幕「僧院の場」の主題に基づいている。
[編集] 第3楽章 - Allegro agitato
ハ短調。スケルツォ。
コントラバス以外の弦楽4部をそれぞれ3部に分けた合計13声部の弦楽器群が特徴的である。ショパンのピアノソナタ「葬送」の終曲からの着想だといわれる。歌劇『炎の天使』の第1幕第1場の音楽に基づいている。
[編集] 第4楽章 - Andante mosso
自由なソナタ形式。
歌劇『炎の天使』の第2幕第2場の悪魔の音楽が中心となっている。
[編集] 楽器編成
ピッコロ、フルート2、オーボエ2、イングリッシュホルン、クラリネット2、バスクラリネット、ファゴット2、コントラファゴット、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、チューバ、ティンパニ、カスタネット、タンブリン、小太鼓、シンバル、大太鼓、鐘、タムタム、ハープ2、弦五部
[編集] 演奏時間
約35分。
最終更新 2009年11月27日 (金) 17:17 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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