京元線

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京元線
路線図 (赤い線が京元線)
路線図 (赤い線が京元線)
路線総延長 88.8 km
軌間 1,435 mm
電圧 25000V、60Hz (交流)
京元線
各種表記
ハングル 경원선
漢字 京元線
平仮名
(日本語読み仮名)
けいげんせん
片仮名
(現地語読み仮名)
キョンウォンソン
英語 Gyeong-won line
  

京元線(キョンウォンせん)は、韓国鉄道公社鉄道路線。現在は、ソウルの龍山駅から新炭里駅までの88.8kmを結んでいる。

目次

[編集] 歴史

[編集] 分断前

元々は日本統治時代朝鮮において、日本海側の港町元山とソウル(当時の呼称は「京城」)の間を結ぶための223.7kmの路線として、1914年に敷設されたものであった。しかし、ここには背梁山脈という難所があり、特に福渓駅 - 高山駅間に至っては25‰(パーミル、1000分の25)の急勾配が設けられたため、建設・運行には様々な苦労があった。なお、途中の鉄原駅からは金剛山電気鉄道という私鉄路線が1924年から分岐するようになり、京元線に直通して京城駅 - 内金剛駅間を結ぶ夜行臨時列車が設定されたこともあった。

後には満州中国東北部)への連絡を図るため敷設された元山駅 - 会寧駅間の咸鏡本線(617.6km、1928年9月全通)と共に、朝鮮半島から満州へのルートの一つにもなった。そのため軍事輸送も増したことなどから、終戦間近の1944年には急勾配区間の福渓~高山間が直流電化(3000V)され、「デロイ型」と呼ばれる電気機関車が投入された。

終戦により日本が撤退した後も全線で運行が続けられていたが、その後、朝鮮戦争によって国土分断が確定的にされたため、大韓民国側では新炭里駅京畿道漣川郡に所在)までの営業となった。

[編集] 分断後

北朝鮮

朝鮮民主主義人民共和国側では、平康より北の部分が江原線として存続した。

韓国

大韓民国側ではソウル近郊の通勤路線として発展を遂げている。1974年の一部電化複線化開業と同時に地下鉄ソウルメトロ)1号線を介して京釜線京仁線との直通運転を開始。その後も順次、電化複線化区間は延伸し、現在は龍山駅~清里駅~逍遥山駅間は広域電鉄化され、10両編成の電車が頻繁に往復している。

電鉄区間は長らく「1号線」とまとめられてきたが、2005年12月16日中央線・清里駅 - 徳沼駅間の広域電鉄開通によってすでに半独立的な運転が行われてきてた龍山駅 - 回基駅間は新規開業区間と一体化し別の路線として分離され、「龍山~徳沼線」と名づけられた。

逍遥山以北は非電化単線のローカル線であり、5両編成の気動車が毎時1本(17往復)運転されている。

このように、京元線は清里駅 - 徳沼駅間と直通運転する龍山駅 - 回基駅間、ソウルメトロ1号線と直通運転する回基駅 - 逍遥山駅間、そして気動車による一般列車が運行される逍遥山駅 - 新炭里駅間と、運行系統が三分されている。全区間を通しで運転する旅客列車は存在せず、また切符も電鉄区間と気動車の一般列車区間では別に買い求める必要がある。

2006年12月15日、佳陵駅(旧:議政府北部駅)~逍遥山駅の間が新たに広域電鉄として開業した際、以下の駅において駅名称の変更が行われた。

  • 議政府北部駅(의정부북부역:ウィジョンブブクブえき、ウィジョンブほくぶえき) → 佳陵駅(가능역:カヌンえき)
  • 東豆川駅(동두천역:トンドゥチョンえき) → 東豆川中央駅(동두천중앙역:トンドゥチョンちゅうおうえき)
  • 東安駅(동안역:トンアンえき) → 東豆川駅(동두천역:トンドゥチョンえき)

また、同日から佳陵駅~東豆川駅の間で急行電車の運転を開始した。この急行電車は佳陵駅からは仁川行きの各駅停車として、京釜線および京仁線に直通運転をしている。

かつて沿線だった鉄原郡では新炭里駅 - 鉄原駅までの復元開業を長らく要求してきた(廃止区間は新炭里駅 - 鉄原駅 - 月井里駅 - 佳谷駅 - 平康駅間)。実際廃止された区間の復旧再開も京義・東海線とともに検討され、1991年にすでに用地買取や設計などが済まされていたが、地形的理由で見送られてきた。2006年6月になって新炭里駅 - 鉄原駅区間5.7kmの復活が決定し、2007年に着工、2010年に開業する予定である。

[編集] 路線データ

韓国側のみ

[編集] 運行概要

1942年10月改正当時

  • 列車本数
    • 京城 - 元山間直通列車:急行2往復、普通4往復
    • 京城 - 福渓間区間列車:普通2往復半
    • 福渓 - 元山間区間列車:元山方面のみ普通1本
  • 所要時間:京城 - 元山間急行4時間40分~5時間15分、普通6時間20分~7時間50分


[編集] 駅一覧

[編集] 1942年当時

  • (京城) - 龍山 - 西氷庫 - 往十里 - 清涼里 - 倉洞 - 議政府 - 徳亭 - 東豆川 - 全谷 - 漣川 - 大光里 - 鉄原 - 月井里 - 平康 - 福渓 - 剣拂浪 - 洗浦 - 三防 - 高山 - 釈王寺 - 南山 - 安辺 - 培花 - 葛麻 - 元山
京城~龍山間は京釜線であるが、当時の京元線の列車は全て京城駅始発。
現在韓国側の終点駅である新炭里駅は1942年当時、信号場だった(1954年に駅に格上げされた)。

[編集] 接続路線

[編集] 2009年現在(韓国側)

[編集] 中央電鉄線区間


番号
日本語駅名 韓国語駅名 駅間キロ (km) 累計キロ (km) 急行
等級
駅種別 接続路線 所在地
K110 龍山駅 용산역 0.0 0.0 1級 普通駅 KTX湖南高速線京釜線 (始終着列車)
京釜電鉄線 (135)
龍山線新盆唐線 (予定)
ソウル特別市 龍山区
K111 二村駅 이촌역 1.9 1.9 乙種代売所 4号線 (430)
新盆唐線 (予定)
K112 西氷庫駅 서빙고역 1.7 3.6 3級 普通駅 新盆唐線 (予定)
K113 漢南駅 한남역 1.9 5.5 乙種代売所  
K114 玉水駅 옥수역 1.6 7.1 配置簡易駅 3号線 (335) 城東区
K115 鷹峰駅 응봉역 1.8 8.9 乙種代売所  
K116 往十里駅 왕십리역 1.4 10.3 3級 普通駅 2号線 (208)、5号線 (540)
盆唐線 ((K210)、建設中)
K117 清凉里駅 (地上) 청량리역 2.4 12.7 特級 地域管理駅 中央線
京春線
1号線 (地下 (124))
東大門区
K118 回基駅 회기역 1.4 14.1 3級 普通駅 中央電鉄線
(中央線 直通運転)
京元電鉄線 (123)
韓国鉄道公社中央線菊秀駅まで直通運転

[編集] 京元電鉄線(1号線)区間


番号
日本語駅名 韓国語駅名 駅間キロ (km) 累計キロ (km) 急行
等級
駅種別 接続路線 所在地
ソウルメトロ1号線韓国鉄道公社京釜電鉄線経由長項電鉄線新昌駅京仁線仁川駅まで直通運転
124 清凉里駅 (地下) 청량리역         1号線 (直通運転)
中央線一般旅客列車
京春線
中央電鉄線 (K117)
(地上)
ソウル特別市 東大門区
123 回基駅 회기역 1.4 14.1 3級 普通駅 中央電鉄線 (K118)
122 外大前駅 외대앞역 0.8 14.9 3級 普通駅  
121 新里門駅 신이문역 0.8 15.7 3級 運転簡易駅  
120 石渓駅 석계역 1.4 17.1 3級 運転簡易駅 6号線 (644) 蘆原区
119 城北駅 성북역 1.1 18.2 1級 普通駅 京春線
118 月渓駅 월계역 1.1 19.3 3級 運転簡易駅  
117 鹿川駅 녹천역 1.4 20.7 乙種代売所   道峰区
116 倉洞駅 창동역 1.0 21.7 3級 普通駅 4号線 (412)
115 放鶴駅 방학역 1.7 23.4 3級 普通駅  
114 道峰駅 도봉역 1.3 24.7 3級 普通駅  
113 道峰山駅 도봉산역 1.2 25.9 乙種代売所 7号線 (710)
112 望月寺駅 망월사역 2.3 28.2 乙種代売所   京畿道 議政府市
111 回龍駅 회룡역 1.4 29.6 乙種代売所  
110 議政府駅 의정부역 1.6 31.2 2級 普通駅 ソウル郊外線(旅客営業休止)
109 佳陵駅
(旧・議政府北部駅)
가능역 1.2 32.4 配置簡易駅  
108 緑揚駅 녹양역 1.3 33.7 乙種代売所  
107 楊州駅
(旧・州内駅)
양주역 1.4 35.3 配置簡易駅   楊州市
磨田信号場 마전신호장 2.2 37.5 信号場  
106 徳渓駅 덕계역 3.2 40.7      
105 徳亭駅 덕정역 2.8 43.5 3級 普通駅  
104 紙杏駅 지행역 5.6 49.1 乙種代売所   東豆川市
103 東豆川中央駅 동두천중앙역 1.0 50.1 3級 運転簡易駅  
102 保山駅 보산역 1.4 51.5 乙種代売所  
101 東豆川駅 동두천역 1.6 53.1 3級 普通駅 旅客列車
100 逍遥山駅 소요산역 2.5 55.6   3級 普通駅 旅客列車

[編集] 非電化区間

日本語駅名 韓国語駅名 駅間キロ (km) 累計キロ (km) 駅等級 駅種別 接続路線 所在地
東豆川駅 동두천역 0.0 53.1 3級 普通駅 京元電鉄線 (101) 京畿道 東豆川市
逍遥山駅 소요산역 2.5 55.6 乙種代売所 京元電鉄線 (100)
哨城里駅 초성리역 4.1 59.7 3級 普通駅   漣川郡
漢灘江駅 한탄강역 3.0 62.7 配置簡易駅  
全谷駅 전곡역 2.5 65.2 3級 普通駅  
漣川駅 연천역 8.6 73.8 3級 普通駅  
新望里駅 신망리역 3.6 77.4 乙種代売所  
大光里駅 대광리역 7.0 84.4 3級 普通駅  
新炭里駅 신탄리역 4.4 88.8 3級 普通駅  
広域電鉄では龍山駅からソウル駅への乗り入れは行っていない。
ソウル~回基~東豆川~逍遥山間の広域電鉄と、東豆川~新炭里間の一般列車とは料金体制も全く別である。京元線を全て乗り通す場合は、運行形態の境界駅である東豆川駅または逍遥山駅で乗車券を買いなおす必要がある。
哨城里~漢灘江間で北緯38度線をまたぐ。それを示す標柱なども建っている。

なお、北朝鮮側については江原線の項目を参照。

[編集] 廃線区間

日本語駅名 韓国語駅名 接続路線
新炭里駅 신탄리역  
鉄原駅 철원역  
月井里駅 월정리역  
平康駅 평강역 江原線

[編集] 使用車両

[編集] 一般列車

[編集] 広域電鉄

[編集] 自局車両

[編集] 京元電鉄線

[編集] 中央電鉄線

[編集] 乗り入れ車両

[編集] 京元電鉄線

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月1日 (日) 06:06 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【京元線】変更履歴

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