京大M1物語

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京大M1物語』(きょうだい - ものがたり)は、稲井雄人による漫画作品。2007年34号よりビッグコミックスピリッツにて連載開始。途中39号から44号まで6週の休載を挟み、48号にて第8話を掲載したところで、第1部・完となった。2007年12月に発売された第1巻の巻末によれば、2008年再開予定であったが2009年10月現在になっても再開されていない。

目次

[編集] 概要

東京大学を卒業し京都大学大学院へ入学した主人公、最上啓介の大学院生生活を描いた漫画である。題名のM1とは、修士課程 (Master course) 1年のことを意味する。

題名や作中において、実在する大学名や京都市内の地名等が登場するものの、様々な点で現実との相違点があることが連載開始時から度々指摘されている。なおスピリッツ誌上では、この物語はフィクションであり実在する団体や個人とは一切関係がないと但し書きされている。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] 登場人物

多くの名字は川の名前(最上川高梁川等)から取られている。

最上 啓介(もがみ けいすけ)
主人公。東京大学卒。家族からの期待と東京での生活に嫌気がさし、「日本一役に立たない学問」を目指す。京都大学大学院を受験し合格。「世捨て人」になることを目標にしている。専攻は「動物民俗学」。賀茂教授の助言によりハサミムシの研究を始める。
高梁(たかはし)
最上と同じ研究室に所属する助手。既婚。最上が想いを寄せている。
利根川 拓馬(とねがわ たくま)
最上の同期。クールなイケメン。桂川に恋をする。
淀(よど)
最上の同期。視力が悪い。いつもノーブラ
細間(ほそま)
D10の先輩。高梁の夫。博士論文を一旦書き上げるも、原稿を燃やし大学を去ってしまう。
甲野(こうの)
D2の先輩。細間を崇拝している。
野口(のぐち)
M2の先輩。規則正しい生活を送っている。
賀茂(かも)
教授。最上の指導教官。
桂川(かつらがわ)
賀茂教授の秘書。京都育ち。利根川のことが気になるようである。
中禅寺(ちゅうぜんじ)
教授。最上が受けた大学院試験での面接官の1人。高梁と不倫関係にある。
民吉(たみよし)
教授。最上が受けた大学院試験での面接官の1人。

[編集] 現実との相違点

以下、いくつかの例を挙げる。

  • 大学院生と教官の地位を表すピラミッド構造が図示され、D10(「博士課程在籍十年目」)の学生が作中では存在するように描かれている(第3話)。しかし京都大学における博士後期課程の在学年限は最長6年である[1]ため、現実の制度上は博士課程在籍10年は不可能である。
  • 学部学生数が十万人との台詞がある(第3話)が、近年の京都大学では概ね1万4000人以下である。[2]
  • 学部生から入学料と科研費が吸い上げられているとの台詞がある(第3話)が、科研費は文部科学省等から交付される補助金である。

[編集] 単行本

京大M1物語(小学館ビッグコミックス)

  1. ISBN 978-4091815705 (2007年12月発行)

[編集] 関連項目


最終更新 2009年10月14日 (水) 06:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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