京都大学基礎物理学研究所

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湯川博士胸像と湯川記念館

京都大学基礎物理学研究所(きょうとだいがくきそぶつりがくけんきゅうしょ、英称:Yukawa Institute for Theoretical Physics、略称:基研基礎研YITP)は、京都大学の全国共同利用型附置研究所。「素粒子論その他の基礎物理学に関する研究」を行っている。

目次

[編集] 概要

非常に多くの研究会を開催しており、日本における理論物理学教育及び研究の中心的存在である。

中間子を予測した湯川秀樹をはじめ、ニュートリノ振動を予測した牧二郎一般相対性理論における冨松佐藤解を導いた佐藤文隆、中野西島・ゲルマン則の西島和彦、長岡強磁性の長岡洋介、小林・益川理論益川敏英ゲージ場における九後小嶋閉じ込め条件の九後太一などが、所長を務めた。

理論物理学領域における国際研究拠点でもあり、理論物理学の研究を行う研究機関と研究協力協定を締結している。また、科学分野でのプレプリントサーバである、arXivの国内ミラーを運営している。

[編集] 沿革

湯川秀樹が日本人としては初めてのノーベル物理学賞を受賞したことを記念して1952年に建てられた湯川記念館が前身である。研究所としては1953年に基礎物理学研究所(英称:Research Institute for Fundamental Physics、略称:RIFP)が設立された。

1990年広島大学理論物理学研究所(1944年設置、英称:Research Institute for Theoretical Physics、略称:RITP)と合併、これを機に英名を"Yukawa Institute for Theoretical Physics"に変更した。

1994年から、主として京都大学大学院理学研究科の物理学・宇宙物理学専攻から大学院生を若干名受け入れ、前期・後期の大学院教育も行っている。

[編集] 歴代所長

京都大学学長によって選任されるため、任期は特に定められていない。なお、牧二郎のように再任も可。

[編集] 研究部門

3部門、13分野で構成されている。

[編集] 主な事業

  1. 理論物理学領域や実験物理学領域での国際会議の運営を行う事務局になることが多い。国際会議に関しては、京都国際会館などの施設を借りて行う。過去には、南部陽一郎スティーブン・ホーキングロジャー・ペンローズなどを招請して、基調講演などを行ってもらったこともある。
  2. 理論物理刊行会などを設けており、京都大学理学系研究科を初めとする大学から発信される理論物理学論文の刊行を行っている。京都大学内には、他に非営利中間責任法人京都大学学術図書刊行会があり、こちらとも共同でSupplementに相当する論文集なども刊行している。
  3. 世界物理年関連事業として、独立行政法人科学技術振興事業団(略称:JST)と協力して、ノーベル賞物理学者の論文などを、JSTのサイトに掲載した。
  4. 西宮湯川記念賞などを積極的に支援し、受賞理由などの選考を行っている。
  5. 海外との間でも、研究者の受け入れを実施している。
  6. 財団法人湯川記念財団との間でも密接な関係にあり、奨学研究者を公募採用している。また、財団では湯川国際セミナー(YKIS)参加者への援助や、研究所滞在の外国人研究者への援助なども行っている。
  7. 刊行事業として、Progress of Theoretical Physics(PTP)の他、素粒子論研究や物性研究を刊行している。PTPのSupplementに掲載されるもの以外の資料類は、こちらに掲載される。

[編集] 所在地

  • 京都府京都市左京区北白川追分町 京都大学理学部構内
    • 京都大学北部地区キャンパスに相当する、理学部構内にある。本館は湯川記念館(旧館)、新館は研究棟。

[編集] 関連項目

[編集] 運営機関

  • 京都大学
    • 京都大学理学部
    • 京都大学大学院理学系研究科

[編集] 関連団体

[編集] 刊行物

[編集] 外部リンク


座標: 北緯35度1分50.7秒 東経135度47分9秒 / 北緯35.03075度 東経135.78583度 / 35.03075; 135.78583

最終更新 2008年12月27日 (土) 15:13 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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